主治医に言いたいことぶちまけてみる

 メンクリをサボってしまった。たぶん三回目である。理由は全部同じ、主治医に会いたくないから。会いたくない理由は色々ある。薬がないのは困るので次は行くとして、その時に文句を全部言って、納得できなかったら新しい病院を探そうと思う。言いたいことをまとめるために、ここに書いておこうと思う。

 ひとつめ、これは何度も書いているけれど、散歩しろとか友達に相談しろとか自炊しろと言われるのが本当に嫌。確かに正論かもしれないけれど、それが出来ないから病気なのではないだろうか。それよりも手前のステップとして、出来そうなことを一緒に考えてくれるなら良い。でも、出来る?とも聞かずに、そうした方がいいと何度も言われるのは苦痛でしかない。それにただそういうアドバイスが欲しいならそのへんのTwitterアカウントでもフォローしておけばいいのである。1時間以上待って診察代を払うほどのアドバイスとは全く思えない。
 そもそもどういうエビデンスを元にこのアドバイスをしているのだろうか。孤独は健康上のリスクであるという研究は確かに色々あるけれど、そこにうつ病や不安障害といった主治医本人が付けたわたしの診断が考慮されているのだろうか。精神科医療もEBMが大事だということになっているはずだけど、このお医者さんはそれを軽視しているのではないか、と思う。

 次に、疾患の背景としてトラウマを考えていないのではないか、ということ。これは言われていないだけで考えてはいるのかもしれない。けれど、考えているにしてはアドバイスも処方も微妙だ。SSRIにベンゾと、やっぱりうつや不安障害を念頭に置いた処方に見えるから。外に出たり人と会うことを勧めるのも、そこにトラウマを想起させる出来事がないかという視点が欠けているから軽々しく言えるのだと思う。
 昔の記事に書いたとおり、わたしはおそらく複雑性PTSDの診断に当てはまる。もちろん素人考えで、医者の方が専門家なわけだけれど、今の日本ではどんな精神科医もこの診断や治療をするわけではない。診断そのものを付けない医者もそれなりにいると思う。だから念頭に置いていない、ということはあり得ると思うのだ。
 この辺は聞いてみないとわからないから、今度聞くつもりだ。

 どういう治療目標があってどうやってわたしの状態を把握しているのかも謎だ。診察ではそれなりに話すのだけれど、始まりはお決まりの「最近どうですか」だし、どうと言われても別に変わらず時に元気で時に死にたくて割と落ち込んだり不安だったりして常に自己否定している。この質問、たぶんほかのメンクリでも定番だと思うけれど、意味があるのだろうか。もちろんその答えから症状についての手がかりを得られる質問をさらに投げかけられる医者もいるのかもしれないけれど、主治医はあんまりそんな感じはしない。希死念慮や焦燥感や自己否定や、他者への不信感を気づかれたことがないように思うからだ。これはわたしが医者の前でもよそ行きのテンションで受け答えしているのも理由の一つかもしれないけれど、それを探る努力はして欲しい。しないならアドバイスなんかせずに薬だけ処方して欲しい。

 いちおうこんなところだろうか。諸々のアドバイスについてはそこまで回復していないから言わないでくれ。トラウマについてどう見立てを持っているのか。どういう治療方針で進んでいるのか。端的にまとめるとこんな感じだろうか。

 別に、悪い人ではないと思うし、他の精神科医がどんな感じか知らないからもしかしたら普通かそれより良い医者なのかもしれない。でも数年通っていてこちらは信頼感など持っていないし、病気も良くなっていない。これで病院を変えたらドクターショッピングになるかもしれないとも思うし、逆に良い医者に巡り合うかもしれないし。どうしたら良いんだろう。とりあえず言いたいことは言わなきゃ、と思う。会うのが嫌で病院に行けなくなるのは結構深刻かもしれない。


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