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心理的危機対応プラン「PCOP」自分用

こちらのパンフレットをお借りして、自分用のPCOPを作ってみます。 見返す時間:朝起きたときと電車に乗ったとき http://stopijime.jp/wp-content/uploads/2020/03/PCOP-user_v2single.pdf A.警告サイン ①心 Twitterをひたすらスクロールする(特に過激なもの、怒りを感じるものを見てしまう時) 死んだ方がいいのかなあと思う時 自傷したいと思う時 涙が出る時 ②身体 とても眠い時 ベッドから動けない時

    • かなり八方塞がり

       今月はほとんど動けなかった。きっかけはなんだろう、色々とあった気がする。  いまうつの治療で通っている病院は合わないと思って、病院を変えるために保健センターに相談に行った。相談に乗ってくれるのはお医者さんだけれど、薬とかは出せないから、結局どこかの病院には行かないといけないと言われた。  40分くらい話を聞いてくれた。とはいえこれまでの経過を話すのには少し足りない気もした。話を聞いてくれたお医者さんも、いまの治療が間違っているわけではないと思うと話していた。  でも、わ

      • わたしにも、意見を聞いてもらう権利があるのかもしれない

         精神科の病院を変えようかと思って、この頃少し動きはじめている。  今の主治医は、あんまりわたしの話を聞いてくれない。もちろん、調子はどうだとか、眠れているかとか、そういうことは尋ねる。でも、主治医が聴きたいから尋ねているだけで、わたしが言いたいことは聞いてないような感じがする。  例えば、友達と会った方がいいと言われる。それに対して、疲れるからいまは会いたくないとか答えても、反応はあまりない。たぶん期待していない返事だから聞きたくないのだろう、と思う。分かりました、とか

        • 心配されたくない

          「心配しています」「大丈夫?」それらの言葉が怖い。ああ、怒られるな、と思うから。ああ、わたしを思い通りに動かしたいんだな、と思うから。  普通、心配しているとか大丈夫、と言われたら嬉しいだろう。自分のことを気にかけてくれている。少なくともそれほど悪い気はしないと思う。  しかしわたしはそうではない。相手が誰であっても、心配している、なんて言われたくない。  心配だから、と言われるとき、それは必ず怒られる時かわたしを望み通りに動かしたい時だった。  例えば、父親に怒鳴られ

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          まだ根に持っている

           ちょうど1年くらい前のことだった。大学の講義にはほとんど出ていなかった。朝は起きるものの動けず、そのまま逃げるように二度寝をして、午後の最後の講義が終わる頃に起きていた。講義に行かなくちゃ、と思い、そして行きたくないと思い、間に合わない時間になって少しほっとして、同時に焦っていた。  それよりさらに1年ほど前は、ほぼ休まず講義に行っていた。その後研究室に行ったり、バイトをしたり。いまの自分とは全く違う人間のように思える。朝8時前に家を出て夜の11時に帰っていた。  どう

          まだ根に持っている

          久しぶりに

           自傷の話をしているのでご注意ください  今日は通院日だった。正直今の病院には行きたくない、というのは何度も言っているけれど。  行きたくない理由は、主治医の治療方針の不明瞭さ、コミュニケーションがうまく行っていないように感じること、主治医の意見が押し付けに感じること。  今日、本当は今後の治療方針について訊ねる予定だった。でもできなかった。  いつも通り、「最近どうですか」という質問から始まる。特になにも変わってない、ということを言う。大学に復学したからそのことに少し

          久しぶりに

          Twitter、批判と怒りばかりで見てたら頭おかしくなる Twitterやめたい

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          エモ短歌、あるいは飾り立てられた希死念慮について

           わたしはたまにTwitterに短歌を投稿している。短歌を投稿しているひとをフォローもしている。  この頃「エモ短歌」についての投稿をいくつか目にした。現代短歌の、特にインターネットやSNSで人気のあるやつ、というのが「エモ短歌」だろうか。定義についてはよく分からない。しかし「エモい」短歌に関する議論というのは少なくとも数年前にはすでにあったようだ。短歌を作り始めて1年ほどのわたしは知らなかったけれど。  この数年前のエモい短歌は、言葉通りエモいと感じさせる短歌のことだと

          エモ短歌、あるいは飾り立てられた希死念慮について

          検査のために下着の中を見られた話

           プライベートパーツに関する話題が主になります。性被害などのトラウマがある方はご注意ください。  また、個人的な体験談ですので、医学的な正確性に欠ける部分があります。病気について疑問点や心配なことがある場合は専門医にご相談ください。  最近、学校の検診において医師が同意なく児童の下腹部を診察したという事件が報道されている。  この医師は性分化などを専門としているらしく、その研究や、思春期早発症という病気の発見のために行ったとのことらしい。  わたしは小学校低学年の頃、思

          検査のために下着の中を見られた話

          自分を大事にする前に、自分を知ること

           機能不全家庭で育って、その影響で生きづらい。どうしたらいいのか、と思って調べると、大抵「自分を大事にしましょう」と出てくる。  はて、自分を大事にするとはなんだろう?機能不全家庭に育ったということは、誰かに大事にされた経験がほとんどないということ。だから自分を大事にする方法が分からない。  例えば、少し前Twitterで話題になったお風呂。わたしも入りたくなくて風呂キャンセルをやる。そうすると自分を責める気持ちが出てくる。お風呂にちゃんと入ることが自分を大事にすることじ

          自分を大事にする前に、自分を知ること

          人と人とは分かり合えないのだろうか

           何人かのひと、例えば友だち、に自分は誰にも分かってもらえていないような気がすると話したことがある。はっきりとその言葉を口にしてはいないかもしれないけれど、そんなニュアンスのことは言っただろう。  わたしが分かってもらえていない、と思うのは、うつ病のこととか、機能不全家庭のことが主だ。だから、あなたの支えになりたい、と言ってくれた人にはその話をする。でも少しだけ。たくさん話したら相手も辛いと思うから。そしてそれ以上に、話しているわたしの心が痛い。古傷に何度も触れる。まだ治り

          人と人とは分かり合えないのだろうか

          親ってなんなのかな

           今度両親が離婚する。それは前々から知ってはいたし、その事自体は何もショックではない。20年以上望んでいたことだから、むしろ喜ばしいこと、のはずだった。  親1は既に仕事を退職していて、退職金も貰い、その中から生活費その他を出している。今の収支はよく分からないが、かつては親1の収入でほぼ暮らしていたので、そう変わっていないだろう。親2はまだ仕事を続けているが、そろそろ定年退職する。親1は自分の退職金は使われたのに相手の退職金を貰わずに離婚するのは癪だと言って、離婚を決めてか

          親ってなんなのかな

          助けてというたびに少しずつ遠のいていく世界のこと

           うつ病になって、というか、自分が抑鬱状態だと気づいて、育った家庭もどうやらあんまり良くはなかったらしいと気づいて、そこから少しずつ助けを求めるようになった。  たとえば大学や民間のカウンセリングルームに行った。それから病院にも通っているし、勉強のために合理的配慮のお願いもした。親や友だち、恋人(そのときはそうだった、ので今はいないけれど)、教員にも自分のことを話した。助けて欲しいと言った。迷惑をかけるけれど、かけているかもしれないけれど、ごめんね、ありがとう、と言った。少

          助けてというたびに少しずつ遠のいていく世界のこと

          お母さんに「親子なんだから何でも言ってよ」と「あんた何も言わなかったのに」を両方言われて、どうすれば、どうすれば 本当はお母さんのこと信じていたかったけど

          お母さんに「親子なんだから何でも言ってよ」と「あんた何も言わなかったのに」を両方言われて、どうすれば、どうすれば 本当はお母さんのこと信じていたかったけど

          でも言えなかったので、

           小学生の頃、忘れ物をするとお母さんが届けてくれる子がいた。それもひとりとかではない。甘やかされているのかもしれないけれど、わたしはそれが羨ましかった。  わたしは幼い時から不安を強く感じて生きてきたから、教科書を忘れるなんて大事件だった。先生に、忘れました、と言うまでの間ずっと苦しかった。怒られるかもしれない、というか、怒られるので、それがとても嫌だった。  小学校には学用品を売っている売店があった。そこで後払いで商品を買えるらしいと誰かから聞いて、忘れたものを買えるか聞き

          でも言えなかったので、

          個人的な、むかしの話

          今回はかなり個人的な話なので、特定を避けるために有料記事にさせていただきます。例によって、むかしの、こころの傷のお話です。

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