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政府の『ドライバー免疫力低下政策』

 
 
 ぼくは配達専門で商売をしてたので、当然ながら食事が車の中ということがよくあった。だからそれがたいへんだということを知っている。少なくとも、こういう発言をする連中よりは。
 

 
 ドライバーが夜間食事するサービスエリア、パーキングエリアを、緊急事態宣言下で20時で閉店してしまったわけだ。そしてその代わりにコンビニを利用してくれと発言したわけだ。
 
 なによりまず、車の中で食べることでイヤなのは排気ガスだ。コンビニで食べろと言うのなら、イートインを整備しろとなるが、彼らがそんな配慮をするわけがない。「配慮」という言葉を持ち合わせていないからしょうがないのだが、とにかく駐車場内で、それも時間がだいたい重なるので、排気ガスがその地点にかなり充満する。乗用車とはちがうのだ。また、買ってそこを離れればいいと言うかもしれないが、トラックが簡単に停められるところは少ない。今は乗ってアイドリングをかけていたって、駐車違反を切られる地点もある。
 
 そしてまた食べる姿勢も問題だ。姿勢は消化に関わってくるので重要だが、車の中で背筋を伸ばして食べることはほぼ不可能だ。それは助手席に移ったとしても。窮屈な姿勢での食事を強いられることになる。
 
 もちろん、コンビニ食が続くことがなにより問題だ。添加物の多い食事になり、免疫力が落ちてしまう。こう書くとコンビニが悪いように思えてしまうが、過去の記事で書いているように、コンビニは消費者の要求するものを揃えているだけだ。売れるものを置く、という商売上基本的なことをしているだけ。
 
 先日書いた記事を繰り返すが、緊急事態宣言を出すのなら、政府が合わせて国民の免疫力向上に取り組まなければならない。夜間勤務の人々の食事をコンビニに賄わせるのなら、予算を付けて免疫力アップのメニューを揃えるくらいしてほしい。まぁ、あの政府がやるわけがないが。
 
 もうひとつ、ドライバーたちの目も心配だ。室内灯を付けて食事をするドライバーは少ない。暗いなかでの食事を強いられることになる。それも、おそらくはスマホを見ながら。表題のような夜の闇の中で日々食べるとしたら、どういう影響が出るか、だれでも分かるだろう。しかも偏った食事で免疫力が下がったところにそれだ。さらに身体への影響は大きいだろう。
 
 ドライバーの健康など、全く考えない。そうとしか取りようがない国交省(もっと上からの意向なのだろうが)の動きだ。
 
 コンビニでの食事では、運転手はけっこう出たゴミに悩まされるが、コンビニは『内閣府』行きのゴミ箱をこの時期だけでも設置してくれないだろうか。そうしたらちょっとだけドライバーの留飲も下がる。ゴミにゴミを足すわけだから、捨て場所としてもちょうどいいと思うのだけど

駄文ですが、奇特な方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。