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人の身体は、それぞれちがう(1)

 
 先日、糖負荷検査を受けた。
 糖負荷検査とは、血糖値を計る検査だ。これでよくない結果が出ると、糖尿病となる。
 
 検査方法は、こういう手順だ。
 まず、前夜に絶食して、朝に病院に行く。これは一般的な健康診断と同じ。数値を正確に出すために、身体の中を空っぽにしておく。
 そして、ここからが一般の健診とちがう。いきなりジュースを飲むのだ。
 ジュースは、ビンのサイダーといった感じの、量と、味と、見た目。医療的にはジュースでなく、「ブドウ糖液」となる。ようはブドウ糖を取り込んで、無理矢理血糖値を上げてしまうのだ。そして、その上がった血糖値の落ち方を見る。そのため、その後30分おきに5回、血を抜く。
 
 その値の落ち方が正常なら、多少血糖の値が高くても、糖尿病まではいっていない、となる。値が高いままでなかなか落ちなければ、糖尿病だと診断される。
 
 ぼくは健康診断のたびに、血糖値だけが高い。他には特段異常がないが、血糖値だけが正常範囲から飛び出している。
 毎回指摘されるものの、他が正常なので特段強くは言われない。身長180センチに体重65キロ。パッと見、糖尿病とは無縁な体型だ。血圧もガンマも問題ない。
 
 ただ、配達から来る不規則な食生活で、自身ちょっと気にはしていた。そして今回、その範囲の飛び出しが今まで以上だった。
 で、再検査というようなカタチで受けたのだった。
 
 予約をしていたので、朝、病院に行くと、すぐに検査となった。
 ごくごくと、ジュースを一息に1瓶空けた。空腹に甘味の罪悪感!甘党なので、苦もなく飲み終えた。
 
 そして1回目の採血となる。
 
(つづく)

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