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名興文庫相談役と名乗るに見合うだけのジツがあるのかどうかの考証
昨年を境目に下火になってきた、本格ファンタジー(本タジー ※定義はページ下部に参照する)提唱者や同人サークル(出版社とうたってはいるが、個人事業主がするべき所在地等の開示情報が見当たらない為やむなくこう呼ぶことにする)名興文庫を火種とする論争の数々。人によってはその実態を知り離れ、人によっては信頼し、または信心ともとれる発言が脚光を浴びたり、ところによりスルーされたりしているようだ。
おそらくは約三年前が始点の、本タジー提唱やなろう系貶しやweb出身作家罵倒辺りからの堅洲斗支夜氏の言葉、特にこの記事ではとある対談についての言葉を取り上げ振り返り、また、X(旧Twitter)では連続して観測することのできない一連のやり取りを記し、かの人物の実――発言や行動があるのかどうか……ご興味のある方に向け、判断材料となるようにまとめる。
また、私の感ずるところを引用に足るようサントリーへの知財侵害の一件も追記しつつ書きとめておこうとも思うので、お付き合いいただけたら幸いである。
対談について
堅洲斗支夜氏の言い分
効いてないというか本当に呆れたんだよなぁ。事前の話しとも全然違う流れだったんだよ、あれ。
— 堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥 (@kadas_blue) April 26, 2022
まともな話だと思って信用した自分が馬鹿だったわな。
君が私の大ファンだというのは良く分かったよ。
で、せっかくだから何かもっと面白い事言ってみ?
その自分から見て全く失笑ものの話の展開だったわけですが(笑)
— 堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥 (@kadas_blue) February 21, 2023
でも、お仲間もバカだから誰も指摘しない。
そして、見せかけの勝利と引き換えにいつまでもいつまでも敵対される道を選択した。さあ、長期的に見…
続きは質問箱へ #Peing #質問箱 https://t.co/4rkbGqG8Q2
※ ポストが見切れているので、以下に引用として書いておく。
「さあ、長期的に見てバカはどっちかなー? 例えば、その気になればあんたらの界隈のヤバい書籍を大義の名のもとに燃やしたがってる各所にいつでも送れることも忘れない方がいいですよ? 自分には全く困らない事ですしね。」
そりゃあね。対談って聞いてたのに大の大人があそこまで姑息な事やってんだもの(笑) ドン引きもするわ。
— 堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥 (@kadas_blue) March 10, 2023
そして、目先の優位と引き換えにずっと貶められる道を選択した。
馬鹿はどっちだろうね(笑) #Peing #質問箱 https://t.co/MlBqCM4gdl
書籍作家とびらの氏の言い分
経緯(togetterの該当部分リンク、及び歯抜けの部分を下記に記載)
本気ですか?そんなに興味を持たれていたとは驚きです。
— 堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥 (@kadas_blue) October 1, 2020
データソースに関しては、ちと普通と違いますが、対談なら核心を説明しやすいですね。
なるほど、こういう形ですか。非常に面白いです。
そうですね、決して損はさせないお話をしましょう。
— 堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥 (@kadas_blue) October 1, 2020
プロですが無料で、本気で話させてもらいましょう。
ではまた改めてお誘いします。
— とびらの@ずたぼろ6巻発売中!! (@tobiranoizumi) October 1, 2020
事前にお互いの現状認識を把握、資料の共有が必要かと思います。あなたの言う「未来がない書籍化作品」と「これはまあ上手くやっているケース」の具体例、あと貴方の作品をDMで紹介してください。読んでおきます。私の作品にもざっくり目を通しておいて下さい。
※ 上記、下記「わかりました」が何を了承したかが分かりにくかった為、一つだけ埋め込んでおくことにした。
ちなみに了承部分は文脈からして「作品具体例、お互いの作品把握」への了承である。
また、プロとは講演の、ということらしい(出典は各々Xの検索機能で確かめられたし)
わかりました。
— 堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥 (@kadas_blue) October 1, 2020
キャスの時間はどれくらいを想定しています?
それによって、引用するテーマその他が考えやすいですから。
喧嘩しないからね?
— 堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥 (@kadas_blue) October 18, 2020
※ 本タジーとは、本格ファンタジーという単語がかの人物に三年ほど定義曖昧なまま使用され続け、反発や単語イメージがミーム汚染をされかけていたのを防ぐために作られた造語である。
定義、また言葉の出どころは以下
■仮定義
— 瘴気領域𝕏コミカライズ決定!最強の老騎士は迷宮で屋台を引く (@wantan_tabetai) September 13, 2023
【本格ファンタジー】
1.優れたファンタジー作品に対する敬称。第三者が呼ぶ
2.出版社、ゲーム会社などがマーケティング目的でつける名称
【本タジー】
定義不能。神話だとかヒロイックファンタジーだとかゲーム的だとかそうではないとかコロコロ変わる。判定基準を持つのはこの世でただ一人
半年以上前に〝本タジー〟呼びするエッセイを書いてた僕様の先見性を褒めてくれる方を絶賛募集中であります。
— まちのきつね@黒崎かずや雑多垢 (@UrbanFox20) September 15, 2023
∠(`^´) https://t.co/wtb4wTOfjF https://t.co/TuVWKkqr8h pic.twitter.com/XPT8GScdCu
私が抱いた疑問について
前出、「話が違う」ということについて一つ疑問がある。
講演ではなく対談、つまりは対話であり双方向のコミュニケーションであったのだから、その場で軌道修正ができなかったのか、という点だ。
一般的には話し合っている最中、疑問点があれば相手にたずねる。例えば講義であっても、挙手での発言が認められている場であれば挙手をし講師に質問する事だってできる。対談であるならば講義より明らか容易だ。手を挙げることもなく一言対談相手へと告げるだけでいい、「今、当初の予定の内容から逸れていませんか?」と。もしくは「今日の議題はこれこれだったはずですが違っていませんか?」でもいい。とにかく相手に、違うことが伝わる発言をすればいいわけである。なぜそういった発言をしなかったのか。
そしてtogetterのまとめを見ていただくとわかるのだが、終了後は実に和やかに終わっている。だが20日も経った頃合いに変化が。
RT あの書籍化作家の話かもだけど、まさかいい歳しておばちゃん論法持ち出して来るとは思わなかった。
— 堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥 (@kadas_blue) November 9, 2020
人はあそこまでプライドと知性を捨てられるのだと感心したものだよ。買いかぶり過ぎてたな。
ツイキャスで対談を行ったそうだが、1000人規模のリスナーがいたようである。漏れ聞こえる感想等を聞いてもそのおばちゃん論法と戦った形跡や、聞いた人がおかしいと思った様子は、調べた限り垣間見えなかった。勿論これは、後の人である私が窺い知れない部分である。もしも当時聞いていたという人がいたならば、証言としてコメント欄にでも好き好き所感を書いていただけたらありがたく思う。
私の考えとしては、対談やそれが議論になった時に戦わせるべきは自論であり、プライドや知性ではない。もちろん話した内容いかんでは本人らの知性やプライドや教養は丸裸になることもあるだろう。しかし講演という一方通行のものではなく双方向のやり取りである対談においては、ある程度のライブ的な発言は、兎角想像力あり日々言葉と相対している小説書きの方や小説家の方においては織り込み済みではないのだろうか。少なくとも私は対談と言われたら変化があるものと推定する。
だのでこの一連の変化が私にはどうにも、腑に落ちないのである。
また相手の言が本当ならば、事前準備が「転スラ(※転生したらスライムだった件)のアニメを数話見ただけ」では足らないだろうし、そもそもなろう(※小説家になろう、ここではその中でも各々が持つなろうっぽい作品と思われるテンプレートの使われたweb小説群のことをさす)について専門性や、個人とはいえ濃い内容を感ずるまで話すというのは、その論拠の量だととてもではないが難しいのでは……と思った次第だ。
その視点から見ると、彼の発言は度々彼の中でさえ矛盾を孕んだまま吐き出されているようだった。なぜそんなにも矛盾するのか。古来から人は矛盾を孕むとは文学でも言われてきたことだが、それにしても、相談役が責任がないと思うだなんて責任ある立場を知らないと言った口で、サントリーの一件を私の立場でも代表の立場でもどうにもならなかった、と言うのには正直驚いたを通り越して口が開いたままになったというのが素直な気持ちの吐露である。
こうして批判を言うに、論拠もなければまずいだろうということで、以下にその実際の言を埋め込んでおく。
【わかりやすい人物評論】
— 堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥 (@kadas_blue) August 9, 2023
『相談役』という立場を予備情報も無いのに『いざという時責任逃れられる』なんて解釈した人は多分あんまり責任追いたくない人なので、代表者や経営者には向かないです。
文句言いながら給料もらう生き方が一番向いているでしょう。わりと本気で。
これに関しては後日、色々と整理着いてから改めて詳細に報告や告知が為されるでしょう。
— 堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥 (@kadas_blue) November 11, 2023
代表代理たる天宮さんでも権限が及ばない面があったわけです。
私などは相談役ですから当然ではありますが。
まずは問題を整理してからとなりますし、これと別に私からも何か出るかもですのでお待ち下さい。 https://t.co/pQD4YnIt9h
ちなみに代表代理の権限では及ばなかったとあるが、この時点で事業運営は前代表から旧代表代理(現名興文庫代表の尼宮乙桜氏)へと移り変わっている。
「事業運営は天宮さくらが引き継ぎます。」
※ 名興文庫公式サイト、コンテンツ内『代表辞職のご連絡と引き継ぎについて』2023年7月31日付けのお知らせページ参照
https://www.naocoshibunko.com/00004-2/
出版において刊行すると決めるのは上が行う事だろう。言論の自由には責任が伴い、また表現の自由にも責任が伴う。複数の目、少なくとも二人はチェックしなければ人間抜けが出るものであるし、ミスを防ぐためのダブルチェックなどは現代において大分一般常識としても浸透してきている、ビジネス上の基本と言ってもいい。本人達が周りの「企業じゃないだろ」「ほぼ同人」の声に「出版社である」「法人予定の会社である」と主張するならば、なおさら基本は押さえておくべきだ。その基本、はめるべきタガでもある部分を部下に言われたからと外してしまっては、相談役や代表代理と名のつく役職のいる組織である意味、そのものが揺らぐ。私にはそのように感ぜられた。
また何よりも、作品を生み出した作者、そして作品、それに興味を持ってくれた読者に対して、非常に気の毒に思っている。何故なら、一般的な手順を踏んでいれば今頃はまだ続刊していただろうからだ。
情報収集をした際浮上した問題点は恐らく二つであった、一つは一巻の表紙の酒瓶をボウモアの実在そのままにしたこと(酒瓶のディティールからラベル内容までほぼ同一と言ってもよい)、もう一つはボウモアという表紙タイトルロゴが商標に酷似していたこと。
タイトルへの名称使用については、内容の自由を得たいならばやはり変更が好ましかっただろう(企業イメージを損なわない、という枷がつく)が、そこは作者と編集者が気をつければ良い問題ともいえた。
堅洲氏は権利者との話はもう済んでいると語っているが、なぜかAmazonには『ボウモアと海』一巻の書影が今もそこに佇んでいる。二巻は名興側で出版停止にしページそのものが消えている(Amazonは一度出版した作品データの削除はできず、出版停止のみ。出版停止すると消費者からはその作品の購入ページは消える仕様)のだから、一巻も書影が消えて良いはずである。だが、購入もできず出版した側から出版停止状態にもできないページのままなのは、第三者がそうしているから。そう結論づけるしかないだろう。
これが本当に話が済んでおり、データを自由にできるならば電書のみの強みである修正も多分に可能である。一番安全策であるタイトルの付け替えと表紙の入れ替えさえすれば、再度の出版の芽もあるだろう。けれどそういったアナウンスも一向に聞こえてこない。作者と読者にとって非常に残念な状態になっている。
ここまで書いてサントリーの一件についての発端や一連の経過がないことに気づいた、お手間かとも思うが、知りたい方は下記もしくはGoogle検索等を参照していただきたい。
一つ断っておくが、私は彼や彼女らのアンチなどではない。出版業をしたいということで、きちんと理念や知識、実務でもって常識的に事業をするというなら応援さえしていただろう。
なのにこれを書いている、何故か。
私から見ても彼や彼女たちの行っていることやする発言、『ボウモアと海』という作品の扱いが、非常に危ういと思ったからだ。近寄るのに、情報がなければ判断さえできないのではと危惧したからだ。
Xという媒体は広告をうったり、未知の領域を知るのには非常に優れた面を持っているのだろうと思う。
しかし、ひとたびただ一人の人間の多様な表情を窺い知ろうと思ったら、とてつもない労力のいるシステムでもある。リポスト等の多い人物のページならば、知りたい情報へと辿り着くのも一苦労だ。それによって、隠れてしまう人となりの側面もあるだろう。
そう考えた為、私はこうして情報収集をし、まとめたページを広く公開しようと決めた。正の情報は等しく名興文庫公式ホームページへと纏められている。なのでここには普段からの彼等の足跡を忌憚なく載せておくことにした。
ただ載せただけではnoteでは無断転載にも等しくなるため、余談に過ぎるが私が感じたこと、考えたことも併せて併記させていただいている。助長かとも思うがお許し願いたい。また、togetterと重複する部分もあるだろうが合法違法問わずポストの権利者次第で非公開になる仕様ということを知り、こちらへ移植したという経緯があるため御容赦いただけたらありがたい。
なお、批評や引用については法律に則ったものにしたい為、もしも不足等あれば、コメントをいただけたら修正等対応しようと思う。読んだ諸兄諸姉のお力を借りることができれば幸いだ。
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