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『PUI PUI モルカー』が毎週トレンド独占から映画館上映するほど人気になったわけ 【3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド】
こんにちは。ツイートまとめサービスTogetter(トゥギャッター)を運営しているトゥギャッター株式会社です。
Togetter編集部がTwitterで話題になった最新の話題を厳選、考察する連載「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」。
ネタ探しに困っているメディアの皆さんなど、サクッとトレンドチェックしたい方におすすめです。スキしていただけたら励みになります!
さて今週のテーマは先日、映画館での全12話一挙上映が決定した3分アニメ「『PUI PUI モルカー』が人気になったわけ」です。
幼児向け番組で放送されていたパペットアニメが、なぜ映画館で上映するまで人気となったのか紹介します!
「モルカー」って何?!
『PUI PUI モルカー』という作品名を聞いたことのある人は多いんじゃないでしょうか。通称「モルカー」は2021年の1月から放送開始した1話3分弱のパペットアニメで、毎週火曜日に幼児向け番組で放送されていました。
第1話が放送されると、Twitterを中心にすぐさま話題沸騰に。その後は最新話放送の度にトレンド入りし、「モルカー」は "覇権アニメ" と呼ばれるほどの人気となりました。
内容はモルモットが車になった世界で、モルカーたちが毎話奮闘するという可愛らしいもの。では、なぜモルカーはSNSでこんなにも話題になったのでしょうか。
PUI PUI モルカー
— PUI PUI モルカー【公式】 (@molcar_anime) January 4, 2021
第1話のご視聴、ありがとうございました!
感想はぜひ #モルカー を付けてご投稿ください🕊
YouTube BANDAI NAMCO Arts Channel にて来週(月)17:00まで期間限定で見逃し配信を行っております。https://t.co/lWk1rHZQpp
ご視聴&拡散、よろしくお願いします🚙💨 pic.twitter.com/4TOjBcYoXU
人気を沸騰させた3つの要素
『PUI PUI モルカー』は、可愛い動きやスピード感ある展開などアニメーションとして秀逸な作品です。しかし、大流行のカギはそれだけではありません。
・可愛らしい見た目に反して毒のあるストーリー
短い足でトコトコ走る姿や可愛らしい見た目や世界観に反して、ながら運転をして迷惑をかける人間、炎天下の車内に飼い猫を放置する人間など、「モルカーはこんなに可愛いのに、人間は愚かだ…」と思わされる風刺的なストーリーが注目されました。
・数多くのパロディ要素
例えば、『AKIRA』や『バンブルビー』を思わせるポスターが掲示されていたり『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を彷彿とさせるシーンがあったりと、様々な作品のパロディネタが詰め込まれていました。
・考察が捗る内容
たった3分の映像にたくさんの情報が詰め込まれているので、考察も捗ります。本編だけでなく予告映像でも「次回はどんな展開になるのか」「予告から分かる設定は?」などの考察で毎回盛り上がっていました。次回放送で、その答え合わせするのが楽しみだった方も多いのでは。
細部までじっくり観て発見をしたり、何回も観たくなったりする作品であることが大きなポイントです。
モルカー、小ネタがすごい
— みしろ (@aime_shu) January 12, 2021
AKIRAモルカーとバンブルビーモルカー登場して欲しいなぁ pic.twitter.com/ZkJMDr8ILm
また、静止した物体を1コマずつ動かす「ストップモーションアニメ」という手法で撮影されており、1日に撮影できる動画はたったの1〜5秒程度だそう。滑らかに動く映像を止めて画面の隅々まで確認したくなるクオリティの高さも当然、「モルカー」の魅力です。
回転した残像は毛をつけて表現してるんだろうか。細やかでため息が出た。
— an_shida (@an_shida) March 1, 2021
#モルカー pic.twitter.com/uDGYc74VJT
同時にモルモットへの注目も集まる
『PUI PUI モルカー』の人気とともに、実際にモルモットが「プイ!」という鳴き声の声優(モル優?)をしていることもあり、モデルとなったモルモットについても関心が高まりました。
表情などの再現度の高さや声のトーンの違いなどを知って、モルモット自体の可愛さにハマる人も。
うちのモルと表情が完全に一致。#モルカー #モルモット #天竺鼠 pic.twitter.com/aTMEoACMMu
— teba (@teba57521377) January 8, 2021
モルカー、
— 佑助 (@IuJho) January 17, 2021
「怖がってる時のモルちゃんの声はあんなんじゃなくてもっとサイレンみたいな感じ」
「あれは喜んでる声だから録音環境を考えると和む」
という見かけたツイートを合体させると「撮影といえどモルちゃんを怖がらせるわけないだろう」という監督のクソデカ愛が感じられて一生信頼できる
モルカー旋風は台湾にまで!
台湾での「モルカー」人気は凄まじく、1週間になんと32回もテレビで放送されて社会現象となるほど!32回って田舎のバスの本数より多くないですか?こうした海外人気を獲得できたのも、作品の人気を押し上げる上で大きかったことでしょう。
台湾でモルカーが大ブームで週32回もホントに放送してるのかと疑問を感じた我々取材班は、台湾の公式サイト、天竺鼠車車のサイトへ飛んだ。すると本当に週32回も放送していた。そして、ポテトの名前が『馬鈴薯』になっており、取材班の腹筋は崩壊した。 pic.twitter.com/KTPwhOLdih
— あかぎゆーと@コミティア【こ18b】 (@akagiya) February 11, 2021
ついには副総統までがモルカーのとりこに……!
台湾の賴副総統、直近の台湾産パイナップル消費キャンペーンのPRに"鳳梨鼠車車"なる新モルカーを錬成していてウケる🍍 pic.twitter.com/UJPXMtAah2
— menta (@menta_fm) March 3, 2021
監督のバックグラウンドもすごい
見里監督は学生時代に制作した『マイリトルゴート』で、国内外にて著名な賞を多数受賞されています。明るいモルカーとは一転、グロテスクな描写がありますが、このダークなテイストやメッセージ性は監督の持ち味ともいえ、「モルカー」にもその良さが活かされています。
「PUI PUI モルカー」見里朝希の監督作「マイリトルゴート」本日から無料配信(コメントあり)https://t.co/nKLORQAeuA
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) February 4, 2021
#マイリトルゴート #見里朝希 #PUIPUIモルカー #モルカー pic.twitter.com/5Mj6lltgOL
また、見里監督の大学時代の恩師は、『ニャッキ!』の生みの親である伊藤有壱さんなのです。可愛らしさとインパクトのある作風が受け継がれている気がしますね。
『ニャッキ』の作者、監督の伊藤有壱さんが、『モルカー』の見里監督の東京芸大時代の指導教官。
— スタ・エレ@リブート2 (@Bt1THS9XFohvr93) January 12, 2021
伊藤さんゲスト回、覚えてるよね宇垣さん。
#utamaru pic.twitter.com/YBU5kl13C9
まとめ
『PUI PUI モルカー』が映画館で一挙上映されるほど人気になったわけは、
・可愛い見た目に反して風刺的なストーリー
・細かすぎ&マニアックなパロディ
・考察が捗る内容
が大きなポイントでした!その他、モルモット自体の可愛らしさや台湾での人気爆発など多くの視聴者の心を掴みました。また、1話3分弱という見やすさも相まって継続して視聴し続ける人が多く、毎週トレンド入りとなったのではないでしょうか。
以上、「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした!
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