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村上春樹と「韓国と日本のリベラルの差異」について。全共闘の左派転向リベラル人間、公共善、「311からの社会運動」の日の丸・旭日旗スルー問題。

登川琢人です。
今日は2022年2月13日日曜日です。
これもはてなブログからの転載です。
2021年3月27日の記事。
内容はほとんど変えていません。

全共闘運動の左派からリベラルに転向した一部知識人の批判です。

吉本隆明が転向を肯定するからいけない。
吉本隆明は新左翼のイデオローグでした。
戦中派の人。
自分が転向したから全共闘人間の転向を肯定した人間。

村上春樹
内田樹
加藤典洋
竹田青嗣
笠井潔
高橋源一郎
糸井重里
(敬称略

といった吉本隆明に影響を受けた人達は下の世代に害悪を流したと思いますね。
社会運動を抑圧した。
また書きますが今回はスケッチ程度で。

村上春樹が学術会議問題、コロナ対応で「最近の日本の政治家は最悪」と批判しているインタビューを読んだ。 

オウム真理教事件から「社会的」「公共的」な発言をするようになってきたけど、村上の発言には違和感がありますね。

村上春樹はずっと「公共善」のために闘うことを冷笑してきた作家です。

 今の反動右翼が権力を握っている状況を招いた責任があるひとりなんで村上のインタビューを読むと何を寝ぼけたこと言ってるのかと思いましたね。 

若い韓国人によると村上春樹は小説は上手いけど反動的な作家とズバリ指摘していました。

読むそうですけどね。 
(ちゃんと見てるんだなーと感心しました。

韓国では「公共善」のために闘う人を嘲笑・冷笑する雰囲気は殆どないそうです。 

村上春樹は1980年代から冷笑を続けてきた訳で戦犯の1人ですね。

社会派っぽい題材で書いたりもするけど根っこは変わってない。 

韓国でよく売れるのは珍しいタイプだからじゃないですかね。 

村上の世代は全共闘運動で傷ついたり挫折した世代なんです。 

政治に挫折すると文学に行くのが日本のパターン。 

両方やればいいのに、政治運動をやってる連中に存在を脅かされるから冷笑・嘲笑する訳です。 

かといって戦前の反動連中みたいにはなれない。 

だから、飯くって、本読んで、セックスする話ばかり書いている。 

それが全共闘的転向日本的リベラルですね。 

なんもしない。 
頭はリベラルなんですけどね。

差別は反対だし。 

だけど、韓国のリベラルのように当たり前のように「公共善」のためには闘わないで冷笑、というか距離をおくことをクールだと思っている。

運動が個人を抑圧するものに見えるんですね。 

という訳でシコシコ地道に運動やっていた日本会議の右翼連中に負けるし、現に負けた訳です。 

左翼を忌避、冷笑するなら日本会議を抑えなきゃいけないのに「壊れやすい卵」の立場に立つと見得を切っているだけですから。 

ほんといい加減にしろよ💢 

でも、反ヘイトでバブル世代以降のリベラルの人は立ち上がりましたからね。 

反ヘイト運動が民主化運動にみえる理由でもあります。

リベラルデモクラシー社会を守ろうとしている訳で立派です。 

しかし、問題は果たして日本はリベラルデモクラシー社会かどうかわからないってことですね😂 

たぶん、違うんですけどね。 

カウンターに行くとヘイターは日の丸、旭日旗を掲げてヘイトしているんです。 

で、集会の最後に「天皇陛下万歳!」をやる。
カウンター側は場所によりますが数や声量で圧倒しているけど「天皇陛下万歳!」には、カウンターかけてないですね。  

要は大日本帝国肯定派がリベラルデモクラシー社会を抑圧していることに反応してない。

安倍らも「天皇陛下万歳!」をよくやりますしね。
「天皇賛美は人権の敵」であることは明白です。

戦略的に無視しているのはわかるけど問題があると感じましたね。 

他の国にはない日本独自の文脈です。

なので、日本で「リベラル」をやるなら、ちゃんと大日本帝国肯定派=日帝派と対峙・対決してもらわないと困るなというのが実感ですね。

「なんで日本は他の国と違って「リベラルデモクラシー社会じゃないんだ」と現実否認したいのはわかるけど、違うんだからしょうがない。

日本は非欧米で唯一帝国主義・植民地主義に走って「成功」してしまった国です。

我々日本人の植民地主義の被害国で「リベラルデモクラシー社会」を実現した韓国とは違うし、アメリカとも当然、日本社会は違う。

過去と対決しないとまた繰り返しりますからね。


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