英語力が国語力を上回ることは絶対にない! 小学校英語必修が招く「学力崩壊」
小3と小5の子供が通知表(あゆみ)をもらってきた。
見ると、英語の授業に関する先生のコメントが書かれていた。
どうやら今の小学校では英語の授業があるらしい。
調べてみると、来年度から正式な教科になるらしい。
私は小学生からの英語教育など絶対反対。
そんな中、先週号ではあるが、週刊新潮に「幼少期の英会話が招く学力崩壊」なる記事を発見。書いたのは心理学者の榎本博明さん。
記事によると「早く始めた方が効果的に習得できるというのは幻想」らしく、「母語を習得してからの方が効果的に習得できる」という。つまり、第二言語能力は第一言語能力によって決まる。
人間は言葉の動物であり、言葉で考え論理を組み立てる。音や光や匂いで考えるわけではない。
単純にいうと語彙の豊富さと、言葉の使い方が、その人の頭の良さと言って過言ではない。
ところが、来年度からの小学校では母語の学習時間を削って英語の授業を増やすという…。
どんなに外国語を勉強しても、国語力を超えることはない。
当たり前であるが、母語ではいい論文を書けないが、外国語だといい論文が書けるなどということはありえない。
ある程度の会話ができるようになったとしても、それは勉強ができるようになったわけではない。
日本語で、いつもおしゃべりしている人を見て、あの人は頭がいいとは判断しないだろう。
AIが発達すれば、日常会話くらいは機械がやってくれるだろう。
そいう意味では中学校の英語の学習も必要ないかも。
英語なんかより、徹底的に国語に力を入れてほしい。
良質な文章に触れる機会を増やす。
それが、間違いなく日本の根底を支える。
来年度から、更にこの国の力が弱まっていく。
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