無題のプレゼンテーション__13_

「金の稼ぎ方」より「時間の使い方」が重要! 豊かな人生を生きる方法

 週刊新潮で作家の百田尚樹さんが連載している「新相対性理論」が面白い。
 百田先生によると「金を稼ぐ」ということは「時間を金に換えている」ことに他ならないという。
 確かにその通りかもしれない。
 私も二度と来ない今日という日に、8時半から20時過ぎまで、職場に行って仕事をして、それが金になっている。
 更に副業を持って、もっと仕事に時間を費やせば、その分、金も増える。
 しかし、金は稼げても時間は削られる…。

 百田先生のいうとおり、ほとんど全ての人間は時間を金に換えて生きている。
 人の人生の時間は有限であるのだから「時間を金に換えて生きている」ということは、命を金に換えて生きているとも言える。
 生きるために命を削るとは、何という皮肉!何という矛盾!

 百田先生の今週号の連載では考えさせられる小話が紹介されていた。
 MBAを取得しているアメリカ人が、最小限しか魚を獲らないメキシコの漁民に、もっと時間をかければ漁獲量は増えるか質問する。
 するとメキシコ人は、時間をかければ、もっと魚は獲れるが、子供と遊び、仲間と酒を飲んでギターを弾くため忙しいという。
 そのアメリカ人は、もっと時間をかけて漁獲量を増やし、それを元手に船を増やし、会社を立ち上げれば20年後には億万長者になれると提案する。
 億万長者になったら何をするのだとメキシコ人が尋ねると、子供と遊び、仲間と酒を飲んでギターを弾けばいいという…。

 この小話は他人事ではない。
 私の趣味は「写真を撮ってインスタにアップすること」、「映画を観てレビューを書くこと」、「本を読んで、感想をブログに書くこと」であるが、どれも、さほど金はかからない。
 しかし、これをやる時間がない。
 そうなんだ。私に必要なのは金より時間なのだ。

 もし、人生の全ての時間を仕事に費やして金に換え、億万長者になっても、その人の人生は空っぽだ。
 人生は一回だ。
 仕事などしている場合ではない。
 と、たまに思うことも重要と再認識した。

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