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日課の力で、毎日をよりクリエイティブに

アーティスト、作家、クリエイターの皆さんは毎日同じペースで作品を制作できているだろうか?

昨日はどんどんアイデアが出てきたのに、今日は何も思いつかない、という日もあるだろう。そんなときは場当たり的に何とかしようとせず、日課(習慣)の力に頼ればいい。

次に紹介するのは、創作という終わりのないマラソンを完走するために毎日をクリエイティブに乗り切るための、ちょっとしたアイデアだ。現状に行き詰まっている人は参考にしてみてほしい。

ゲーテの日課

毎日の日課がその人の人生を作る。かつてドイツの文豪ゲーテは、次のような日課を取っていたそうだ。

・ちょっとした歌を聴く(Hear a little song)
・一流の詩を読む(Read a good poem)
・良質な絵を見る(See a fine picture)
・まともな言葉を話す(Speak a few reasonable words)

つまりは、音楽、文学、美術など、それぞれの分野で一流の芸術作品を鑑賞し、意味のあるアウトプットをすること、それが日課で最も大事なことなのだ。特にアーティストや作家、クリエイターは大いに参考にすべき日課ではないだろうか?スマホを触ったりYouTubeにかまけるよりも大事なこと、それは毎日芸術に触れ、良質のアウトプットをすることなのだと。

名詞より動詞であれ

名詞はなりたいもの、動詞はすべきこと。名詞はキラキラとした憧れのイメージで、動詞は現実の自分を見つめる行為。名詞は肩書き、動詞は進化のプロセス。

どちらを選ぶかはあなた次第。だが、あなたの未来を変える力を持つのは動詞だけ。

自分が注目していることに注目せよ

何をすべきか迷うときは誰にでもあるだろう。そんなときは自分が何に「注目」しているかを知ることで、全体像を見ることができるという。

現在の自分は何に注目し、過去の自分は何に注目していたか。それは今の自分につながっている道なのだ。注目すべき対象を変えれば、人生が変わるかもしれない。

過去を再発見しよう

何か創作をしているときに、オリジナルな考えが思いつかず歯がゆい思いをした事がある人は少なくないだろう。そんなときは、こうすればいい。

①自分が大嫌いでぶっ壊したいと思っている主流の考えを見つける。
②それとは正反対でみんなが忘れている古い考えを見つけ、現代によみがえらせる。

古い本や古い音楽は、実は現代人が気がつきにくい宝の山だ。皆、古いものより新しいものを好み、社会もそれを良しとしているから。でも古いものの良さに気づいて活用した者は、他者と違う大きな成功を生む可能性がある。

過去を訪れ、過去の作品を掘り下げよう。そうすれば自分一人では気付けなかったような、いろんな事がわかるだろう。

再統合が現代のカギ

現代は分離が進んだ、「分ける」時代だ。でもバラバラになったすべてのものを、もう一度1つにすることはもうできない。

ではどうすべきか?それは、本来1つであるはずの2つのものを、もう一度一緒にすることである。いま取り組んでいる分野で、2つを1つにしてみよう。

まとめ

いかがだっただろうか?日課というものは思ったよりも私たちに影響を与えている事がわかってもらえただろう。まとめると以下のようになる。何かの参考になれば幸いだ。

・優れた芸術に触れ、自分の言葉をアウトプットする
・何かに憧れるのではなく、今自分がやるべきことをやり続ける
・過去と現在の「自分の注目に注目」し、人生の全体像と目的をつかむ
・過去を訪れ、宝探しの旅に出る
・分断された2つの要素を、1つに再統合する

なお、本記事の内容は以下の本の内容を考察したものだ。興味のある方はぜひ手にとって読んでみてほしい。


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