10/8.2019
渋谷のバス停に座ってこれを書いている。
あと30分でバイトが始まるまでの待ち時間。
中学生の頃から憧れていたお芝居、
やっと、やーっと演技を学んでいる。
海外で働いていて英語を習得し海外ドラマに憧れた憧れのまま英語でレッスンをする学校に通っている。
先日は大好きでクズな幼馴染な男の子に
マシンガンのように悪口をまくし立てた。言葉と裏腹の愛情を目で温度で伝えるなんてできる日が来るのだろうか。
明後日わたしはビートルズのファンでジョンが殺される日に出待ちをしているファンの女の子になる。
ずっとやりたかったことだった。
何をしていても焦っていて、物語の中を生きている俳優に心底憧れていた。
いま、スタートラインに立つための準備をしている。まだ入口にも立っていない。
それでも、正解も成功も約束されていないまま追いかけるのが少々早くもしんどい。
正社員を辞めてレッスンに通い事務所を受けて、なんとなく親や恋人に後ろめたい。
お金の不安を5分に一度は思い出し、
既に役者のキャリアをスタートしているレッスンのペアが遠くて遠くて泣きそう。
それでも、たった数秒こころが通った、
作りものの中に本物がやどる瞬間を知ってしまった。
ぜったいにやめたくない。
スクリーンの中でほかの人生を歩んでほほえむ私をわたしが観たい。
安定とか将来とか親孝行とか結婚とか、。
漠然とした不安に死にそうになったらこのページを読みに帰ろう。
わたしの幸せと周りの人の幸せが交わるときがきっと来る。
今年の2月、
坂本裕二さん脚本の朗読会に行った時。
満島ひかりさんの声に乗ってそれはそれは幸せだった。
終演後トイレから出てきたとき、坂本さんが立っていた。
驚きのあまり声を失ってへんな笑顔を貼り付けたまま動けない私に握手をしてくれた。
坂本さんの書くドラマが大好きです。
救われました。憧れて、いま、駆け出しの女優です。
まだ何も初めてない憧れだけ絡まってもがいてたのに私の口がそう言ってしまった。
あれからワークショップを受け写真を撮ってもらいスクールに通い出した。
言ってしまったからな、頑張るんだぞ、
とりあえず自分で自分を諦めませんように。
わたしはいま、駆け出しの女優です。
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