2020年よかった50曲強まとめてみた※全曲リンクあり

こんにちは。札幌でDJをやったりラップをやったりサッカーを見たりしている咎メルという者です。今年良かった曲、アルバムをつらつらと並べますので良かったら見ていってください。


<J-pop部門>

Reol 「ゆーれいずみー」
REOL時代から好きなReol。年明けにappleのCMに曲が採用されててやたら聞いた記憶がある。この曲はアルバム収録曲なんだけどアルバム自体いいアルバム。


ネクライトーキー 「放課後の記憶」
大好きバンドネクライトーキー。今一番ライブが見たい。一時期ベースの藤田さんのような髪型にしようとしていました。ボーカルをつとめるもっさの声が絶妙で本気とも冗談とも取れない温度で刺してくる。

chara,YUKI 「ひとりかもねむ」
charaとYUKIというそりゃすごくなるだろという組み合わせ。

iri 「summer end」
1回生で見たことがあるんだけど笑ってしまうくらい歌がうまかった。このアルバム通してすごくいいです。

蒼山幸子 「スロウナイト」
元ねごとの人。ワカコ酒ってOLさんが飲み歩くのドラマの曲になっててめっちゃいいじゃん!ってなった。そういえば何年か前のサーキットフェスに出演していて会場がベッシーホールだったのだがパンパンで入れなかった思い出が。

木下百花 「ダンスナンバー」
元NMBの人らしい。在籍していたの知らなかった。確かにけつッ!!ってケンコバと千原ジュニアの番組のEDになっててそれで知った。めちゃくちゃ好き。その後のリリースも追っかけてるんだけどあんまこういうダンスミュージックはやらないっぽい。残念。

Shin Sakiura feat. AAAMYYY 「NIGHT RUNNING」
アニソン部門にも該当するがこちらで。おっ!っと思う曲にShin Sakiuraが関わっている率がすごく高くなった。すごい忙しいんだろうなー。ただ弊害としてこれShin Sakiuraっぽいなと思うと大体Shin Sakiuraだったりする。かっこいいのでいいんだけど。

米津玄師 「感電」
多分今年一番聞いた。めちゃくちゃいい。アルバム全体通していい。犬と猫の声が入ってるんだけどついつい真似をしてしまう。

DAOKO 「愛のロス」
DAOKOの近年のリリースはfeat仕事以外ムムムという感じだったのだがこの曲が収録されているアルバムがめちゃくちゃよかった。私はこれをDAOKOに求めていたのですという感じ。これからもこういう方向で行ってほしい。

赤い公園 「ジャンキー」
おととし?かなんかのライジングでボーカルが変わったばかりの赤い公園を見たな。
僕はこれからもきっと赤い公園が好きです。

fox capture plan 「甲州街道はもう夏なのさ」
featがおかもとえみ(exフレンズ)なので知った曲。夏曲としてとてもいい。ちなみに19年リリースのおかもとえみのソロアルバムがめちゃくちゃいいので聞いてください。

婦人倶楽部 「そいえば台湾」
佐渡島を拠点にする顔出しNGのグループ婦人倶楽部。すごくポップス。他の曲もいい。


<日本のHIPHPOP部門>

ZORN 「No Pain No Gain feat.ANARCHY」
後述しますが今年のベストアルバムの1枚ZORN「新小岩」に収録。その前に単曲でリリースしてたけど。正直ANARCHYはそこまで熱心に聞いていないのだがこの曲の「ドラマや映画じゃないから笑って終われる保証はないぞ」ってANARCHYのリリックに「あぁそうだった。忘れてた。」って震えた。

HAIIRO DE ROSSI 「ARTSIT feat.曽我部瑚夏」
HAIIRO DE ROSSIはtrue bluesの時から好き(調べたら2008年リリースだった)で、音楽性みたいなものは変わったけど相変わらずいいなと思った。この曲は終わりをすごく感じさせる曲でfeatの曽我部さんもいい味を出している。ちなみに曽我部さんは北海道在住らしくいつかライブを見てみたいぞと思った。


<アニソン・声優部門>

ミラーボール・ラブ
信頼と実績のイノタクさんワークス。原曲がよすぎてサンクラなどに転がる野良REMIXのほとんどが無効化されている。

Photon Maiden 「“What” are you?」
fu_mouさんワークス。かっこいい。

イヤホンズ 「記憶」
歌ともポエトリーリーディングとも取れるようなボーカルに生活音や環境音をサンプリングしたビートが絡み合うものすごい曲。他の曲にまぎれて急に再生されるとビビる。いいヘッドホンで聞くのがおすすめです。

鈴木みのり 「まいっちゃう」

上ミノってアルバム名が大変にふざけていると思ったら鈴木「みの」りの「上」質な部分を収めたアルバムということで「上ミノ」。一躍ナイスネーミングアルバム大賞候補となった。中でもこの曲はビート感が強くポップで好きです。

Yunomi 「恋のうた feat.由崎司」
曲がじわじわ盛り上がるのがめっちゃいいのだがじわじわが長いのでDJ的にはちょっと使いづらい。その分カタルシス的な高まりがある。アニメverだと比較的スムーズにDJできます。


<Vtuber部門>

ぼっちぼろまる 「タンタカタンタンタンタンメン/ KMNZ LIZ」
KMNZが元々好きなのでチェック。


DUSTCELL 「SOIREE」
DUSTCELLは毎回いいんだろうなーって思って聞くと毎回いいっていう信頼のおけるアーティストなのですが今回もよかった。アルバム全体いいです。
基本的に暗いんだけどそこもいいというかそこがいいというか。

夜乃ネオン 「#しゅきしゅきぴっぴっぴ♡」
最高にバカ(ほめてる)。大好き。今年の数少ないDJでは毎回忍ばせているし来年も忍ばせるであろう。ちなみにIOSYSが手掛けているのですが、この曲いいな〜と思って調べるとIOSYSが手掛けていたというケースが結構ある。

灰島銀華 (CV: 澁谷梓希) 「 Haiiro no kokoro (Prod. パソコン音楽クラブ)」
今年話題を巻き起こした電音部からの1曲。電音部からのリリースは基本的に外れ無しなんだけどこれは特に好き。これから電音部がどういう展開をしていくのか。わたし、気になります!

ピンキーポップヘップバーン 「優勝」
佐々木喫茶がプロデュースしているということでチェックしたらよかった。今でも全曲やってるのかな。わからん。「優勝~♪」から曲がスタートするのでなんか周年とか優勝とかのパーティーでプレイするといい気がする。優勝のパーティーって存在するのかしらんけど。

ミディ 「Close to my heart」
ミディはコンピューターミュージックガールがよくてチェックするようになったんだけどこの曲は2分15秒位からががめちゃくちゃいいです。


<アイドル部門>

ユレルランドスケープ 「トワイライト」
バンドサウンド。かっこいい。

クロスノエシス 「VISION」
たしかブクガと同じ所属のはず。でも音楽面はあんまサクライケンタは関わってないっぽい。とはいえekomsなので安心して聴けます。

yumegiwa last girl 「夢際」
グループ名から某バンドの某曲を連想させる。他の曲も聞いてみたけど意識しているんだろうな。かっこいい。

SZWARC 「Emotion」
コウテカを輩出したtapestokが仕掛ける新グループ。どうせいいんだろうなと思ったらよかった。今後も期待したい。もっと尖ったサウンドでもいいかなと思う。

Ringwanderung 「ユレ↑ル↓ナ→」
曲によってバラツキがあるけどこの曲は比較的踊りやすい。

MIGMA SHELTER 「Baron」
大体外れ無しのMIGMA。たまにトランス過ぎてDJで使いづらいときはあるけど。今回もアイドルというくくりでいいのでしょうかという感じで大好き。ライブが儀式っぽくて面白い。

femme fatale 「バタフライ」
元ZOCの人となんかの人のユニットで姉妹とかなんとかだった気がする。これも佐々木喫茶prod。佐々木喫茶は音楽的に信頼できる。

Devil ANTHEM. 「UP」
デビルアンセムってこんな感じじゃなったよなーと思って他の曲聞いたらこんな感じじゃなかったのでこの曲が変化球的な感じなんだろう。PVもおかしな感じだし。ちょっとステトーを想起させますよね。

美味しい曖昧 「角砂糖とセイロン」
この曲めちゃくちゃ好き。この方向性で行ってほしい。アイドルは曲ごとにサウンドの方向性がコロコロ変わることが多いので困ることが多い。

乃木坂46 「Route 246」
小室哲哉prodの曲なんだけど1拍目からTKで「うわー!TKだ!」ってなる。
これを聞くと体内のTK成分が呼び起こされ体の震えは止まり動悸もおさまります。シンセの音がもうTK。TKしか言ってないけどとにかくTKです。

乃木坂46 「I see...」
一部ではSMAPっぽい曲といわれているんだけど確かにそんな感じもする。
それ抜きでもいい曲だと思いますけどね。

サンダルテレフォン 「Sleeping Beauty」
楽曲派の急先鋒として名を挙げているサンダルテレフォン。略してサンテレなのかダルフォンなのか。このグループは音楽の方向性が結構定まっているので毎回比較的安心して聴いている。

クロスノエシス 「MY LAST DANCE」
クロスのもう一曲。サクライケンタが関わってないとはいえブクガっぽいな。

Los An jewels 「Dali」
tapestok所属のグループ。結構リリースはあるんだけどこれが一番好き。

NightOwl 「Presious Time」
2019年にリリースしたEPに入ってたShining Rayがめちゃくちゃよかったので(普段アイドルきかない人にも刺さってた。)期待しているグループ。曲によって結構ジャンルにバラつきがあるんだけどこっちの方向で行ってほしい。

回せ!グルーヴ開発部 「回せ!」
futureBassな感じのグループだったので期待していたのですがモチベーションが無くなったという理由で解散。セルフプロデュースアイドルはこういうことが起こるので怖いのである。

CUBΣLIC 「微レ存ガール」
これもfutureBass系。FutureBassとアイドルの声質は合わせやすいのかもしれない。踊りやすいし客ものりやすい。若いトラックメイカーも起用しやすいし。なんか調べたらライブハウス自体がプロデュースに関わってるみたいでレギュラーでできる箱があるのはいいなぁと思った。

Masion book girl 「悲しみの子供たち」
sora tob sakanaが解散した今メジャーアイドルの楽曲クオリティはブクガが担保しなければいけないんですがしっかりそれに答えたアルバムでした。ライブがアートにより過ぎているきらいを感じますが方針なんだと思う。演劇を見ているようです。

MELLOW MELLOW 「最高傑作」
そろそろ売れてほしいMELLOW MELLOWのリリース。小西康陽prodということで安心できる出来となった。

ねもぺろ from でんぱ組.inc 「ベイビーベイビー」
でんぱ組の根本凪とぺろりんのユニット。このユニット基本的にはうるさカワイイ曲が多いのですがこの曲は打って変わってトラックもボーカルもメロウで抑えた感じに。これからもカップリングとかアルバムに何曲かこういう雰囲気の曲を忍ばせてほしい。

Negicco 「午前0時のシンパシー」
新潟在住Negiccoの曲。トラックをPARKGOLFさんが担当してる。自分としては歌うにはめちゃくちゃ難解なトラックなのではと思うんだけどそれを歌いこなしたNegiccoはすごい。あとめちゃくちゃパーゴルさんっぽい。


<その他部門>

論理 「おーるでい」
どういう経緯で知ったのかわからない論理。この曲が収録されてるep全曲いい。確かトレッキートラックスの誰かが関わっていたような気がする。

4s4aki 「35.5」
今年は4s4akiの活動がめちゃくちゃ充実していた。これが収録されたアルバムも大変に良い。BPMも速くクラブプレイにはすごくいい。

Catarrh Nisin 「ヘボい」
グライムMCのCatarrh Nisinの曲。グライムは今の日本のHIPHOPに比べてすごく直情的で僕はそこが好きなんだけれど中でもCatarrh Nisinは本当にイライラしている。後述しますが今年出たアルバムも素敵でした。

cyberMINK 「D.D.M.P」
なんで知ったか不明のcyberMINK。確か友達に教えてもらった気がする。アルバム全体的にいい感じなんだけど中でもこの曲が好き。インタビュー読んだら本人的にはあんまりこっち方面のトラックはやりたくなさそうだったがこっちの路線もやってほしい。

a子 「drug」
a子のリリースは毎回楽しみである。名前何とかならんかったんか。a子て。これちょっと難しいんですけど日本のHOP HOPないしラップミュージックの中で一番HIP HOPを体現しているのはa子や前述の4s4kiやDAOKO、泉まくらなんじゃないかなーって最近は思っている。

andrew 「Bombtrack (feat. なかむらみなみ, Peavis & Saint Vega)」
なかむらみなみのラップ巧者っぷりが耳をひく。パーティーでプレイしたら出番終了後に普段寡黙なDJがニッコニコで「なかむらみなみはダメっすよ~!!」って話しかけてきたのでプレイしてよかったな~って思った。

haruru犬love dog天使 「22.5」
結構キャリアが長いharuru犬love dog天使。なんて名前だ。これが収録されたEP全体的にいいです

Moe Shop WWW feat EDOGA-SULLIVAN
めちゃくちゃいい。DJでプレイしやすい。MoeShpoがフランス人だって知らなかったアカウントがこちらになります。別に曲がよければ何人だろうがいいんですよ。


<ベストアルバム部門>

RYUTist 「ファルセット」
新潟で活動するRYUTistの最新アルバム。もともと楽曲には定評があったけどこのアルバムでまた1段階レベルが上がった。製作陣も柴田聡子、蓮沼執太、Kan Sano、パソコン音楽クラブとわかってんなーって感じの陣営。
アルバム発売に関連して配信ライブやったんですが自分が見た中で一番いい配信ライブだった。舞台照明カメラすべてが理想的だった。


ZORN 「新小岩」

HIPHOP部門でも紹介したZORN。このアルバムがHIPHOPだと今年一番だと思う。ちょっとゲストが多いかなって気もするけどそれに負けないZORNのスキルの高さ。韻の精度と飛距離が半端ない。↓は札幌のラッパーBOSSをfeatしたもの。


Catarrh Nisin 「Anger Log」

前述のCatarrh Nisinのアルバム。全編にわたって鬱積されたものが爆発していて聞いてて爽快感すらある。あと声がめちゃくちゃいい。


DUSTCELL 「SUMMIT」

前述のDUSTCELLのアルバム。どこから切ってもいい曲なので安心して聴ける。

星宮とと + TEMPLIME 「Cold Tears + Cloud Diver Remixes」
星宮とととTEMPLIMEなので何がどうなっても大丈夫だろうというアルバム。リミキサー陣も安心の陣容。来年はさらなる飛躍を遂げるんだろうなー。


<まとめ>

基本的にダンスミュージックが好きなのでそういった曲が多く選ばれたなー。逆に言うとその中で選ばれたロックナンバーはすげー好きってことになる。ポルカドットティングレイのリリースもよかったのですがちょっとまだ聞き込めていない。

自分の中で19年ぐらいからアイドルよりVtuberの方が好きな曲が多いんじゃないかなーって思うようになって今年はそれが加速した年だった。とはいえ並べてみるとアイドル楽曲の方が多い選出になってるな。聞いた曲の平均点で言うと自分的にはVtuberの曲の方が高いんですけどね。今のアイドル界隈はBiSHでおなじみWACKの影響もあるのかオルタナティブロック系の曲が多く、それらのほとんどはあまりいい曲ではないと感じる。というか概ねWACKのクオリティに敵わないのでやめておきなさいと思ってしまう。だからWACKがあんまやらないダンスミュージックなんですよ。トマパイ・ステトー・いずこねこ・クルミクロニクルなんですよ。その点Vtuberは比較的ダンスミュージックが多い気がしていて、それはVtuberもダンスミュージックの多くも同じコンピューターから生み出されるものだからなのかなーって思った。

あとlo-fiやtrapっぽいトラックに女性ボーカル/ラップが乗る曲が多く選ばれていてそういうのが好きなんだなって思った。トラックの雰囲気と声とリリックのバランスがいいんだと思う。自分や周りのトピックを大言壮語もボースティングもドラッグもブリンブリンもなく率直に歌うという意味で彼女たちが日本で最もリアルなラップをしているのではないかと思いますね。

HIPHOP部門がめちゃ少ないのが意外だった。今の日本のメインストリームは全然好きではないので少ないとは思っていたけどここまで少ないとは。BESやNORIKIYO、呂布カルマなどなど聞いてはいるんですけどね。とはいえ今年感電の次に聞いたのは梅田サイファーのマジでハイだったりする。

ずっとそうなんだけどバンド、アイドル、グループに関わらずその人たちが何人組でどんなメンバーがいるのかとかに全く興味がない。なので誰かとそういう話になった時に「誰推し?」とか「ギターの○○が~」とか言われても「うへへ…」と怪しげな返事をするしかないし、ライブに行くと「おい8人組なのかめっちゃ人いるじゃん!」とかサポートメンバーなのか正式メンバーなのかわからなくて「あのギター全然しゃべらないぞ…もしやサポートメンバー!」→ただの無口なメンバーだった。みたいなことがあったりする。曲で喜んだりがっかりしたりするのはいいんだけどそれ以外でがっかりしたくないというか。なのでインタビューとかtwitterとかも基本チェックしない。なのでオフィシャルアカウントとメンバーアカウントが兼用みたいなアカウントだとけっこう困る。なので各曲の紹介メモが短かったり関係ない話だったりするんですよ。最近はyoutubeで曲を掘ることも増えたのである程度予習にはなっているんですけどね。


2021年はこれらの曲をたずさえてたくさんDJしたいですねー。





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