豆腐小僧

豆腐小僧です。http://rodhos.info/blog/

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マガジン

  • #神なき祈り

    この世界とはなにか。

最近の記事

対話劇

アリストテレス: 「今朝見た猫の美しさは、単なる感覚の産物か、それとも何かより深い意味を持つものか?」 プラトン: 「美しさは永遠の形相に属する。我々が見る猫の美しさは、その完全な形の影響を受けているに過ぎない。」 アリストテレス: 「しかし、その美しさを感じるのは個々人の心の中ではないか?それは主観的なものではないのか?」 プラトン: 「いや、真の美しさは普遍的な…」 (ここでダリが現れ、しばらく二人を見つめる) ダリ(つぶやく): 「現実は幻想に過ぎない…」

      • やさしさについて

        やさしさについて僕が知っていること。 それはやさしさの持つ寂しさである。  子供を見つめる目の寂しさ。 恋人を見つめる目の寂しさ。 老人たちのやさしいやさしい眼差し。   青年のまっすぐな瞳の奥に住んでいるもの。 #やさしさに救われて

        • 久しぶりに絶望する気分を味わった。 残された時間について考えるともうコレが最後かもしれないと思う反面、自分はもうなににもなれないという気持ちとなにもできなかったという気持ちが一体となって目を瞑ると水の流れの中で汚泥とともにたゆたう水草のように流れされていくものたちを眺めながらあと半年あと半日、あとどれくらい残されているのか私の灯火。陰を陽射しを避けながら陰をつたい。そうしてまた一つ音を消していく無音の色を誰が見たのだろう誰が知るのだろう。こうして壊されていく毎日を誰が見つけた

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        • #神なき祈り
          5本

        記事

          わたしのなかのベーコン

          わたしのなかのベーコン

          ある夜とその夜

          ある夜とその夜

          現象について

          * 現象 現象とは私の眼の前にある。私が相互に作用しあい、情報を受け取り、与えることのできる対象である。 * 人間 現象の中に私と似たような存在(人間)がいる。その人間もおそらく私と似たような状況なのであろう。その人間にとって私は現象の要素であるだろう。 * 人間と私 人間と私が似たようなものであるかは観察によるものであり、同一とはいえない。 * 言語 人間は言語によって一部は意思疎通が図れる。言語は文字列である。 つまり、我々のコミュニケーションは言語におい

          現象について

          プログラミングとカント

          朝から空気がざわめいていたが降らないと判断してノートPCを持ち出した。コーヒー代を払ってから、コーヒーチケットを買った事を思い出した。チケットを出せば良かった。でも出さなくて良かったかもしれない。よく考えたら隣の店のだった。 佐藤康弘のカントの純粋理性批判の解説を読むと、どうも直感と悟性のお話がオブジェクト指向を使ってデータ層から適合するデータ形式を取り出してモデル層でデータを加工する話に見えてしまう。データ層はあくまでコンピュータ側から見た抽象的な概念であって、実際の物理

          プログラミングとカント

          世界とは何か

           世界とは何だろう。誰もが一度は考える問いだ。私たちの周りには見渡す限り「物」がある。それでは何故、「物」などがあるのだろうか。つまり、「ある」とは一体なんであろうか。この「ある」ことはどうやって確かめられるのだろうか。 「物」の存在を確かめる 私たちは「物」を手で触ることで、そこに「物」があることを確認する。もしくは「物」を見ることで物がそこにあることを確認する。そうやって私たちは「物」が実在していることを確信する。 「物」を触り、「物」の存在を確かめ、一方で「物」の存在

          世界とは何か

          神なき祈り

          神を信じないものにとって祈ることは可能なのだろうか。 祈ることは神に対してだけだろうか。例えば先祖の霊についての祈りといったものは祈りの対象は神ではない。 僕としては祈りとは向こう側にある神秘に向かっているのではないかと思っている。 例えば他人。他人に何かが伝わる事。これは神秘ではないかと思う。 伝わるかどうかすらわからないとしたら、その人が発する言葉というのは常に、祈りが込められているのではないか。 不確実なものに対する思い、不確定なものに対する思い、知らないこと

          神なき祈り

          吹き出し氏がついてくる。

          吹き出し氏がついてくる。