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私選 #紅茶のある風景 +パルプ小説#2


“あの人”は知っていた。
“400字の頸木”は只プラクティス故に制限していたのでは無かったのだ。

“紅茶”…成る程、“相撲”で慣らした俺にはなんて事無ぇ…しかも俺のパルプを縛る“文字数”も無い!俺は…俺たちは自由だぁぁぁぁぁっ!!」

コヨーテの群れめいたパルプモンガー(パルプ狂)たちがキリンタウンの町外れに差し掛かった、その時でした!

「おやめなさい!」
まるで高地の寒暖差激しい斜面で育った瑞々しい茶葉めいたローブを被った男がパルプモンガー達の前に立ち塞がりました。あぶない!にげて!

「なんだぁ、お前みたいなパルプ青瓢箪に俺たちが止められるとでも……」

男はローブのフードを脱ぐと再度パルプモンガー達に凛とした気高い声で再度警告しました。
「おやめなさい!」
その尖った耳、金糸の様な髪、雪花石膏の様な肌…そして月の光を集めたような立ち居振る舞いとオーラ!そう、彼はエルフでした。

◆◆◆

辞めよう、辞めようと思いながらも序文を止められない病気…!
よく来たな。

いまnoteでは、

入選された方には、賞金と午後の紅茶 ストレートティー 1ケース(500mlペットボトル×24本)をお贈りいたします。


という逆噴射小説大賞のCORONAに匹敵する水分を得る事が出来るコンテスト、 #紅茶のある風景 をやっている。

逆噴射小説大賞でも“何を食べればこんな発想が”と言う様なパルプスリンガー達が徐々に #紅茶のある風景 に参戦、コンテストに対し多様なアプローチが増えた時期と言えるだろう。

なかなかの投稿数を誇るコンテストだけに、パルプを探しマウスをスクロールさせるのは億劫だ。
そこで“こいつはヤバい”という紅茶パルプを書いて居る奴をピックアップした、という寸法、第二弾だ。(以下敬称略)

◆◆◆

ゆめくらげ/紅茶官能小説

紅茶+官能小説。第二弾だ。
偏執的なまでの変質感が艶めかしく艶やかな表現で語られている(語彙)。
子供や善良なnote民がうっかり読まない様に“福袋”化しなくては…。

◆◆◆

兎/世紀末茶伝ケンチャロウ

「オチャチャチャチャチャ!オチャチャチャチャチャ!オチャー!」
…もうなんか“燃えるお兄さん”めいているが、善良なnote民にも元ネタが分かり易く実際安心。
もしかして“世紀末”+“抹茶”だった!?

◆◆◆

牧野なおき/紅茶鑑定士マリア‐恐怖のコンブチャゲル‐

モンスター+強いババア(+サービスシーン!)…鉄板!
広くない舞台にデカイ立ち居振る舞い!妖怪処刑人めいた清々しい紅茶鑑定人の恰好の良さ…そして抜け目ないスポンサーへの配慮!
非常に完成度の高い作品だ。
コンブチャは最初、梅昆布茶とかの昆布茶だと思ってました(一つ学んだ)。

◆◆◆

太間雷角斉/定番製品はツヨイ。だからツヨイ

日常的風景+恰好いいジジイ+ライフハック。
これなら“いきなり人が死んだ!”描写に目を背ける善良なnote民にもシームレスで入っていけるという安心、安全な雰囲気が醸し出されている。
文に次第に増えるパルプ成分に気が付けば読者は染まってしまうって寸法だ。読めば試してみたくなる、そしてスポンサー配慮。完璧だ。

◆◆◆

茶ん国志/へるま

「ギャァァァアツゥゥイィィィ!」
もう三国志を知ってるとか知らないとかいう次元の話ではない!有識者が言うところの“へるま節”である(攻撃力+3594)。
善良なnote民が三国志…なぜ紅茶のある風景に…とウカツに読み、頭を抱えている姿が思い浮かぶ。
それにしても三国志っていざ文章にすると難しいね!

◆◆◆

【以上です】
どんどん温まってきた紅茶パルプ界隈!!
まだ追える、まだ追えるぞ!
(※序文のストーリーは急に内容が変わることが有りまぁす!)

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