見出し画像

ピーターラビット

―――誰一人として共感出来るキャラクターの居ない映画(ワイフ)

―――人が死ぬ映画でしょ?(長女)

―――まーぶしぃーよぉー(次女)

つまりこの映画は100%ファミリー、つまり家族で見る映画だ。

今年、家族揃って見て好評だった映画と言えば「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」「映画HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」そしてこの「ピーターラビット」Best3に選ばれた!
おめでとう!ランクインだ!(※全員揃って見た映画がこの3本しかないとも言う)

あらすじ

畑を荒らすウサギ(ピーター)に業を煮やしたジジイ(マグレガー)が殺された(※不摂生によって)。畑と家は動物たちの天国となったが、ジジイの甥のトーマスが屋敷を売るためにやって来る、職場で色々あったのだ。
やがてトーマスは隣に住む自然の声の代弁者兼画家のヒロイン・ビアと恋に落ち、住み着いてしまう。
互いを受け入れる事の出来ないピーターとトーマス。
いつしかビアを巡る争いは、お互いの生存を賭けた戦いのメイルシュトロームへと巻き込まれていく…。

こんな人におススメ

・家族揃って本気の殺し合いを見たい!(だが血がドバドバ出るのは教育的にヨロシク無いので流血はない方向で)
・生命は戦い、そして分かり合わねばならないと思う人。

こんな人は見ない方がいい

・ピーターラビットの原作に思い入れが強すぎて変なアレンジは見たくない。
・ナショナルトラスト運動の妨げになると感じる。
・人が死ぬピーターラビットは見たくない。
・アレルギーを殺し合いに使って欲しくない。
・人もウサギも銃で殺し合うべきだ。

感想

たしか私がこの映画の存在を知ったのはアベンジャーズIWを劇場に観に行った時に予告で流れたから、だったと思う。
あー、ネイチャー…自然、ナショナルトラスト、共存…と思っていた俺は

ボーパルバニーは、わたしにとびかかった。
3かいあたり、9のダメージ。
わたしは、くびをはねられた!

となった。
俺的には有りだ…有りだが古参のピーターラビットファンはコレ見たら怒り出すんじゃないの!?と心配になったものだ。

幸い私のTLでは“ウサギ、キメてくる”みたいなのばかりだったので、見えない古参ファンの事を心配する事自体を忘れてしまった訳だが。

色々見どころは有るんだけど(お互いに相手を殺そうとする戦いは最高だ)、トーマスとピーターが最後ビアに謝るシーンは強烈だった。
え?ビア…?え?いやおかしいとは思ってたけど貴女…

狂人!!

でもまあ「全て世は事もなし」で終わるので安心してよい。
人は、人も、自然も、寄り添って生きる。
それで良いのだ。良いのか?

余談

鑑賞後、長女に聞かれたが答えようの無い質問。
「どうしてハリネズミは死ななかったの?」
なんでだろ?ハリに電気が流れて無事、もしくはあの程度では死なないのか?
「ドアに電気が流れてるとあんな風に吹っ飛ぶの?」
パパは静電気さえも恐ろしい真の男なので(おそらく“みずタイプ”なんだ)試そうとも思わないが恐らく演出…なのか?
もしかしたら人は飛ぶのかもしれない。

あと、吹き替えだがピーターの声が千葉雄大(ゴセイレッド)でトーマスが浅沼晋太郎とそれだけでも得した気分だ(特オタとかアニオタなら)

この冬、モフモフしたカワイイな動物を見たい、そして殺し合いを家族で笑いながら見たいって貴方におススメです!

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?