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勝手に企業紹介~brother~

みなさん、こんにちは!
とどろきでございます。

週に一度の企業紹介の時間がやってきました。
今回は"brother"さんです。

brotherさんはみなさんご存知でしょうか?
プリンタ業界ではまあまあのシェア率を誇る企業です。私はbrotherさんが一番シンプルでランニングコストが良く、好きですね。

brotherはBtoCメーカーなんですが、BtoCを軸足にBtoB事業にも展開している企業です。そこを責めるか~~~というニッチなところを責めている企業なので、是非最後まで読んで頂ければ幸いです。

以降の情報の多くは以下のコミュニケーションレポートを参考にしていますので、併せてご確認いただければと思います。

コミュニケーションレポート

■企業概要

ブラザー工業株式会社 (BROTHER INDUSTRIES, LTD.)
設立 :1934年1月15日
資本金 :19,209百万円 (2020年3月31日現在)
売上収益 :連結 637,259百万円 (2019年度)
事業内容 :
■プリンティング・アンド・ソリューションズ事業
プリンター、複合機、ファクス、ラベルライター、ラベルプリンター、スキャナーなど
■パーソナル・アンド・ホーム事業
家庭用ミシン、カッティングマシンなど
■マシナリー事業
工業用ミシン、ガーメントプリンター、工作機械、減速機、歯車など
■ネットワーク・アンド・コンテンツ事業
通信カラオケシステム、カラオケ店舗運営、コンテンツサービスなど
■ドミノ事業
コーディング・マーキング機器、デジタル印刷機など
■従業員数 :連結 37,697名 / 単独 3,800名 (2020年3月31日現在)

売上の8割は海外向けです。グローバル企業であることがうかがえます。
また技術者は連結子会社にならない限りは愛知県での配属でしょう。


■なんの会社?

brotherはプリンターの会社というイメージが強いですが、プリンター以外にもいろいろやっています。もともとbrotherはミシンの修理屋だったそうです。そこからタイプライター屋を経てプリンターの会社となり、今の地位まで上り詰めています。

その名残もあって、今はミシンも販売しており、またプリント技術から派生して、自動で部品加工する機械も作ったりしています。


■キーワード

テレワークに移行する現在、各社がどのようにペーパーレス時代を勝ち抜くか、それがキーワードです。
brotherは競合と異なり、一風変わった印字製品を作っています。
後程、ドミノ事業という説明をします。
あの、倒れたら心が折れるドミノではありません。

他の会社がペーパーレス社会にどう立ち向かうかは以下を参考までに・・・
・キャノン
https://www.j-cast.com/2020/05/08385372.html?p=all

セイコーエプソン
https://news.goo.ne.jp/article/economist/business/economist-20200513181813637.html?page=1

気になる方はいろんな会社のペーパーレス社会への一手を検索してみると面白いと思います。


■事業

5つの事業があります。
①プリンティング・アンド・ソリューションズ
②パーソナル・アンド・ホーム
③マシナリー
④ネットワーク・アンド・コンテンツ
⑤ドミノ
それぞれ説明していきます。

①プリンティング・アンド・ソリューションズ
・通信・プリンティング
売上収益:3416憶
brotherの代名詞でもある、インクジェットプリンターやレーザープリンターが主力製品です。こちらは、会社、家、学校いたるところにありますね!
わざわざ製品について説明する必要ないと思いますので、割愛します。
プリンタの性能を比較したサイトもございますので、もしプリンター購入予定の方は、ご覧ください( ´∀` )

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・電子文具
売上収益:489憶
ラベルライター、ラベルプリンターを作っています。シールに文字を印字して、物に貼って整理するときに使う製品です。

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■パーソナル・アンド・ホーム
売上収益408憶
ミシン業界です。
こちらの事業は家庭用ミシンをメインで扱っています。私はあまり縫物に興味がないのですが、ミシンから始まった会社とあって、現在も高級機から低級機まで様々な種類のミシンを取り扱っています。

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国内はほとんど売っておらず、アメリカやヨーロッパに売っているようです。

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■マシナリー
売上収益:748億円
工業向けの製品を扱っている事業です。
工業用のミシンであったり、部品加工する産業用機器であったり、歯車などの産業用部品であったりを売るBtoBの色を持つ事業です。工場に納めることがほとんどなので、自動化、省人化、省スペース化を特徴とする製品が多い事業です。
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こちらは日常生活を送っているだけでは、なじみのない製品だと思いますので、以下に説明リンクを貼っておきます。

特に工作機械なんかは、ほとんど知らない技術かと思いますので、ご興味があればご覧ください。

また産業機器以外にガーメントプリンターという製品も取り扱っています。
いわゆるTシャツに文字や絵をプリントする用の製品です。

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以降2つの④⑤の事業はブラザーの連結子会社が主に扱っている事業のようです。

④ネットワーク・アンド・コンテンツ
売上収益:491億円
JOYSOUNDなどのカラオケ通信システムを作っているようです。ブラザーグループが作っているなんて初めて知りました!!!
しかも営業利益がひたすら右肩上がりで、カラオケなんて言語道断みたいなご時世の中、増収らしいです!!!

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⑤ドミノ
売上収益:675億円
ブラザーの連結子会社であるドミノプリンティングサイエンスが作っており、ペットボトルや缶に賞味期限等を印字する製品を作っています。
ペーパーレス化が進み、プリンタ業界が伸び悩む中で、brotherはこの事業を次の収益の柱にできるよう力を注いでいるそうです。特に新興国は人口も多く、ペットボトルの需要が増えると考え、新興国に向けて売り出しているそうです。

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緩やかではありますが、少しずつ収益を増やしているようです。

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■顧客

プリンタであれば、我々消費者や会社向けです。ミシンも同様ですね。
また工業用機械であれば、自動車や一般機械向けに納入しているようです。

もしご興味があれば、各製品情報に導入事例が書かれていますので、ご自身でご確認ください。

例えば工業用機械であれば、以下のような導入事例があります。
https://www.brother.co.jp/product/machine/biz/index.aspx

■競合

プリンタ業界を挙げるのであれば、多くの企業でひしめきあっているのが現状です。冒頭に挙げたキャノン、セイコーエプソンだけでなく、コニカミノルタ、京セラ、リコーなど多くの名だたる企業がひしめき合うレッドオーシャンです。

参考までに各社のシェア率を上げておきますが、ブラザーは6位です。。。

■面白そうなこと

・多角化
とにかくbrotherはプリンタ以外にもやっているというのが面白いです。リコーの製品群や、コニカミノルタの製品群をのぞいてみると、プリンタに関連した機器がほとんどであることが見受けられます。その点、brotherは工作機械まで作っており、多角化を目指していることが分かります。今後どうしてもプリンタ事業は縮小していくでしょうから、主力とはいかないまでもプリンタ以外の製品も伸び始めているところをみると、「やるな、brother」という印象です。


・研修制度
採用HPに書いてありますが、新人研修で開発費10万円で売れる家電を作るという研修があるそうです。最後は社長にプレゼンするそうです。
このあたりの商品企画力や、実現性検討を新人研修で学べるのは面白いなと思いました。

福利厚生
福利厚生というかは微妙なラインですが、会社の前にブラザー記念病院という病院があるそうです。当社も診療所はありますが、入院、治療までできたりするのがうれしいですね。意外と会社に病院がないのは面倒なのです。。。病気しないのが一番なのですが。。。


■まとめ

・brotherはプリンタの会社
・ただし、このペーパーレスの波に乗り、プリンタ以外にもいろいろやっている

という点を覚えておいていただければと思います。

本記事は全てネットから拾ってきた情報です。社会人のコネで・・・みたいな情報は一切ございません( ´∀` )

従いまして、brotherの従業員から見たら「そこ違うよ!もっと進んでるよ」みたいなこともあるかもしれません。

そこは説明会やOB訪問で確かめていただければと思います。

以上となります。もしご不明点、コメントがあれば、本記事へのコメントかtwitterもやっておりますので、是非ご連絡ください。



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