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ジェットバナナ
息子「図工の時間に未来の乗り物の絵を描いたよ。」
僕 「どんな乗り物?」
息子「ジェットバナナ。バナナを後ろに投げるいきおいで,前に進む乗り物!」
僕 「ジェットバナナって人が乗るのでしょ?そうだとしたら車ぐらいの重さがあるよね。」
息子「1トンくらいかな。」
僕 「小さめの車でそのくらいかな。もし,ジェットバナナの中から,1kgのバナナ1房を時速100キロで投げたとするでしょ?そうしたら,止まっていたジェットバナナは時速何キロになると思う?」
(速さ)=1kg✕100km/h÷1000kg=0.1km/h
僕 「摩擦とか空気の抵抗が無視できるとしても時速0.1キロだよ。」
息子「そうしたら,バナナをたくさん投げればいいんじゃない?」
僕 「そのバナナはどうするの?」
息子「うーん,それが問題だね。」
僕 「ところで,どうしてバナナなの?」
息子「だって,バナナは美味しいでしょ?チョコバナナにもなるし。投げたバナナをみんなが食べれば,世界の食料問題も解決だよ。」
僕 「世界の食料問題なんて,難しい言葉知ってるね。」
息子「うん,ウガンダの教育について調べにJICA地球ひろばに行ったときに,展示をみたよ。」
僕 「排気ガスじゃなくて,排バナナをみんなが食べられるなんて,夢のような乗り物だね。」
30年前に,僕らは未来の乗り物として,空飛ぶ自動車を描いていた。30年たったいま,それは現実になりつつある。技術の進歩のスピードはすごい。そのうち,ジェットバナナも実現する日がくるだろうか(こないけど)。
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