見出し画像

習慣化への4ステップとMOOCの進捗

8月に2kg減量に成功してよしよしいいぞと思っていたのにその後見事なV字回復をして3kgも増量してしまった。非常にショックだった。だったほぼ毎日朝30~40分くらいの有酸素運動してたから。思いたるフシはいろいろあるけれど、これは何かを変えないといけないと性懲りもなく習慣化の本を手に取った。

ちょっと前に話題になっていたやつ。世界で累計700万部売れているらしい。

マインドセットから違ったんだなと感じている。

俺たちはマインドセットから間違っている

で、ぼく自身まだ全部読んでいないのだけれど、チャプター2の途中とかなのだけれど、既にめちゃくちゃ良い。これまで何冊かモチベーションとか習慣化の本を読んできたけれど、結果はご覧の通り、特にとりえのない中肉中背の一般男性だ。1年半くらい前はランニングを習慣にしていたけれど、半年ほど続けてたいして体重も減らなかったのでやめてしまった。 

それで、本書の著者の言う「習慣化」というのは、体重を減らすとか、TOEICのスコア800取るとかそういう (短期的な) 目標を設定することではないという。習慣というのは、日常的に行っていることの集まりであり、たとえば日常的に文章を書いているのであればライターだし、なにかモノを売っているのならセールスだしと、意識的にしろ無意識的にしろ日々行っていることが自分を形作っているのであり、つまりは習慣とは自分のアイデンティティを形作る営みなのだ、だからすぐ結果がでるようなものじゃない、長い時間軸でみないといけないと説いている。

良い習慣をつくるということは体重を減らすなんていう短期的な目標のための矮小なものではなく自分はどんな人物になりたいか、どんな人生を送りたいかという行程と方向の話なのだという。つまり、習慣づくりの目標は体重を減らすという点の目標ではなく線、継続させるシステムをつくることが目標であって、例えば、健康的な身体を手に入れたい (維持したい) みたいな目標をセットして、それに適した習慣というシステムを構築できれば気づいたときには体重は減っているさと。

そして、別に毎日完璧な生活を送る必要はないのだという。体重減らしたいなら絶対間食してはいけない、というわけではない。けれど過半数で誘惑に打ち勝っていればいいのだそうだ。

1.01^365=37.8
0.99^365=0.03

本文より

よくある、毎日の少しの積み重ねが1年経つころには大きな差になっているというやつ。

習慣は可処分時間を増やす

あと、ぼくが感銘を受けたのは、習慣化によって人生が退屈になることはなく、むしろ充実すると説いている点。日常にルーティンが多いとそれにばかり時間が取られて決まりきった退屈な日常が延々と続くんじゃないのという先入観があるのだけれど、実際はそうではなく、習慣というのは特に意識しないで気づいたらやってるわけで、それってつまりは自動化だと。勝手に作業が進んでるから脳の意思決定リソースはそんなに使ってない。人間は同時に1つのことしかできないけれど、習慣化ができていればマルチタスクが可能で、それによって習慣化されていない人よりも日々の行動量、生産性が高いからより充実した人生を送れる。

習慣化への4ステップ

習慣をつくる行程には4つの段階がある。それがきっかけ、渇望、行動、報酬。「渇望 」というと強い言葉だけれど、例えばついついテレビをつけちゃう人、YouTube観ちゃう人っていると思う。それはまさにすっかりクセ (習慣) になっている証拠だ。もともとはたぶん、あー暇だなおもしろいことないかな (きっかけ、渇望 ) と思ってテレビなりYouTubeを観始めて(行動)、暇つぶしにはちょうど良いくらいのおもしろさを提供してもらった(報酬)というステップを踏んで、それが繰り返されていくうちに、クセ(習慣)になり無意識にテレビつけたりYouTube開いたりするようになる、という仕組み。

いま、この4ステップを詳しく解説してくれてるところを読んでる。


俺の進捗

運動

さて、それでぼくの進捗はどうなんだという話になるのだけれど、ここ2か月ほどほとんど毎朝40分ほど歩いている。雨の日や寝坊した日は歩いていないけれど朝6時くらいから歩いてる。これは習慣になっていると思う。朝も目覚ましなしで起きている。あと、筋トレも腕立て100回くらい週1回やってる。

ぼくは食べる量や食べるものにできるだけ制限を加えたくないと思っているので、現状で体重が増えているということは運動量を増やさないとなと思って夜の有酸素運動も朝と同じように習慣化しようとしている。これはまだ結構意志力を使っている。行きたくないなと思う日の方が多いし、行かない日の方が多い。試行錯誤している。

昔、ランニングが習慣化されていた頃、村上春樹のエッセイを読んでいて、

「今日はけっこう身体がきついな。あまり走りたくないな」と思うときでも、「これは僕の人生にとってとにかくやらなくちゃならないことなんだ」と自分に言い聞かせて、ほとんど理屈抜きで走りました。

走ることについて語るときに僕の語ること

って言葉になるほどと思っていたのだけれど、フリーランスに近い立場になった今、この言葉の重みを実感している。大人になると誰も注意してくれないし、オフィスに行かなくなると、自分で自分をコントロールしないと際限なくだらけていくから。

勉強

以前、性懲りもなくオンラインのコース始めましたよ。This time is different ですよと言っていたけれど、その進捗。わりと順調にコーポレートファイナンスのコースを消化している。

こんな感じで進捗がビジュアライズされる。

そして先日、まずはコーポレートファイナンスの基礎クラスを修了した。全部で3つあって3か月でこなすスピード感で1ヵ月経って1つ終わったので順調だと思う。

ただ、もともとこのコースはたしか週に3時間程度の学習強度だったはずなので、もう少し専門的なものをオンラインで学習しようとすると現状のぼくの勉強ペース、コース消化ペースだとしんどいなと思っている。Moocの内容とかは別途noteを書こうと思う。

これが続くのか

まあ、最初の1カ月の進捗としては順調なのではないかと思う。三日坊主で終わりはしなかった自分を褒めたい。この習慣化の営みが来月も、再来月も、来年も続いているのかはまだわからない。課題は多い。

次回、誰か対面で会ったとき、「あれ、瘦せた?」と言われれば順調ということだし、「大きくなったね」だったら失敗ということになる。

さてどうなることやら。

この記事が参加している募集

読書感想文

習慣にしていること

サポートはいつでもだれでも大歓迎です! もっと勉強して、得た知識をどんどんシェアしたいと思います。