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キューバはイタリアとインドを足して2で割ったような観光地

ー ナチュラルにボラれるけど自分のスタイルが楽しいと思うよ、キューバ

キューバに渡航する前、昨夏渡航したばかり友人にどんな国か聞いたときの言葉だ。あと、Sをあまり発音しないからふがふが聞こえる(estasが 「えたッ」みたいに)けど、話すスピードはゆっくりで聞き取りやすいよみたいなことを言われたけれど、あ、ナチュラルにボラれるんだと思った。

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市場経済を取り入れ始めてからずいぶんと文化が変わってしまったのかなと思った。昔は、社会主義を堅持しててで食事も配給だったころは、共有、共有共有と言ってた気がするから。(大学生のとき、中南米地域研究というクラスを取ってて講師がキューバ人と結婚した人でキューバのことを映像も含めてよく見聞きさせてくれていた)

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ナチュラルにボラれる文化でぼくが心当たりあるのはインドしかなかったからインドと同じメンタリティーで行けば良いんだなと思った。

ハバナで数日過ごすうち、友人が言った「自分のスタイルがあれば楽しい」というのは言い得て妙だなと思った。初日が何がいくらで~みたいな相場感がないから基準がなくてわからない。いくらボラれてるか判断がつかない。ナチュラルにボラれると言われている以上、そういう目で見てる。バイアスかかってる。

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例えば、ローカル向けのピザは1枚100円(1CUC)ほど。ハンバーガーもそれくらい。

観光客向けのレストランなら、モヒート1杯400円~。食事800~1,000円くらい。味はピンキリで観光客向けのレストランでもマズいというか無味なところもあるし、安いのにおいしいところもある。

ちなみにローカルのキオスク的なところで1Lのミネラルウォーターを買うと200円ほど(2CUC)もした。これ観光客価格だろうなと思う。

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あとになって、そういえばあの時、つり銭ごまかされたなってことが2度ほどあったけれど、全然許せた。なぜなら多少ボラれようが圧倒的に安いから。

だってセントビンセントなら、離島の観光地でミネラルウォーター買おうものなら400円くらいする。しょうもない食事に4,000円くらい払わないといけない。

10年くらい前にバックパッカーやってたときにアジアで確立されたぼくの金銭感覚がセントビンセントでぶっこわされてしまっている。日常的に合法的にボラれているようなものだから。

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自分のスタイルとは結局、どこに重きをおくかだろうなと思う。普通なら200円で売ってるものを300円だったりしても許せるかどうか、いちいち異議申し立てする煩わしさがあっても公平性を掲げ抗議するか、細かなところを無視して多少多めにお金を払って快適さを取るか、みたいな。

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たぶん、キューバは物価がめちゃくちゃ安くて、オシャレな街!っていうイメージを持って日本とか欧米からくると、ちょっとしんどいかもしれない。

旧市街の観光エリアはきれいでおしゃれだけど、一本通りをずれると汚くて臭かったりする。ぼくの滞在してた新市街の方はほんとに汚いし臭かった。犬の糞はそのヘンにあるし、生ごみも汚水も通りに垂れ流してるじゃないかくらいな印象。

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ま、途上国だしなと割り切れないとしんどいだろうなと思う。

そういう汚さと冒頭の(お金は)取れるところからはたっぷりもらう的な商魂のたくましさというか、とりあえず行ってみる的なチャレンジ精神はインドに似たところがある。もちろん数段インドよりはマイルド。たぶんまだそこまで必死じゃないから、しつこくはない。もらえたらラッキーだと思ってるっぽい。知らんけど。

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イタリアっぽいと思ったのは、(そもそもスペインの植民地だったんだからスペインっぽいじゃないのかって話だけど)街並みがヨーロッパっぽいのもあるけど、以前紹介した観光客向けピザ屋もそうだけど、ローカル向けのピザ屋がけっこうある。日本でいうところのコンビニくらいの頻度で町で見かけた。さすがにそれは言い過ぎにしても、多かったことに変わりはない。

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それから、キューバでコーヒーを頼むと基本はエスプレッソ。ローカル向けのスタンディングバー的なところでも軽食屋でもエスプレッソ。(けど、ローカル向けのところでだされたのはエスプレッソカップに甘ったるいアメリカンだったりするけど)

ローカルの人のエスプレッソの飲み方もイタリアっぽくて、ちょっと立ち寄ってカップとくっと一飲みして去っていくみたいな。ボンジョルノ!エスプレッソ、(くっと飲んで)チャオ!って通りに消えていくみたいな。けっこうおもしろかった。

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想像してた以上に英語が通じなくてちょっと困ったけど、もうちょっとスペイン語でコミュニケーション取れるようになってからまた戻ってきたいなと思った。

あと、次はバラデロとかトリニダの方にも行きたいなと思う。

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