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どうやらPRが活動の中心になりそうだ#DAY25

昨日、表敬訪問ができないというまさかの事態になって(担当者が外出+ケータイ持ってない)、オフィスも電気ついてないし廃墟かと思った。あれ?要請は1年前で、ぼくは最短で派遣されたはずだが?もう組織はなくなってしまったのか。思ったより経営が悪化してたのか?そこから立て直し?資金調達からやるのか?とかいろいろ頭をめぐった。

しばらくして冷静になって、オフィスに電気がついてないのは全盲の人しか今オフィスにいないから電気が必要ないことに気づいた。そしてここは途上国で基本的にあらゆるものが足りていないのだから廃墟というわけではないことにも気づいた。

少し言い訳をさせてもらうと、ぼくは自分のデスクとPCを与えられる予定となっていたからそれなりの設備を備えているとすっかり思い込んでいたのだ。

それで、翌日、つまりは今日、勤務初日、担当者(健常者)に会ってどういう状況なのか、ぼくは何が求められているのかという話をした。

視覚障害者協会の副会長で実質実務をすべてこなしている担当者のジョセフによると、ここはオフィスも兼ねているが作業場のニュアンスが強いこと、ジョセフ自体も別の自分のオフィスにいることが多いこと、経理スタッフは常勤ではなく、他のスタッフも作業場に毎日来るわけではないということがわかった。

そして、今回特にぼくに求められていることはPR。

視覚障害ということがどういうことなのか、どういう困難が日常生活であるのか、ということを市民にもっと知ってもらいたい、理解してもらいたい。そのためのPRに力を入れて欲しいということだった。

そして、現在行っているモップビジネスの拡大。これはモップに限らないけれど、如何せん市場が小さいから新しい事業は難しいだろうという認識のよだった。

で、このジョセフさん、オリンピック委員会だとかいろんな仕事を掛け持ちしてる忙しい人。今日の夜からドミニカに出張も入ってる。

雰囲気はばりばりの営業の人と議員の中間みたいな人。日本人感覚からするとかなり社交的でtalkative。いたるところでいろんな人に話しかけている。

とにかく、ぼくはPRをやるのだそうだ。

なんでも今年の5月に大きな視覚障害のイベントがカリブ地域であるそうで、そのために情報発信もいっぱいしてほしいし、ポスターなりなんなりも作ることにもなるかもしれないとのことだ。1カ月まるまるそのキャンペーンが続くそう。

当面はそれに対する準備が大半になりそう。

そして、その前提としてのウェブサイトを作ることからぼくの仕事は始まる。

おいおい、デザインだなんて、ウェブサイト構築だなんて、コストどれだけかけていいんだろ、ドメインは?とか疑問は多々あるのだけれど、とにかく明日は構想を練って、FBページくらいは作りたい。

いやぁ、ぼくは先週まで会計の知識を一生懸命詰め込んでたのに、今週末からしばらくはPRの知識をまた詰め込まないといけない。

カウンターパート (ジョセフ) といっしょに仕事を進めるというよりは、話を聞いている限り、それなりの裁量を与えられてのマネージャーレベルでいろいろできそう。(ポジションは役員補佐。)思っていたより、期待されているようで非常に嬉しい。

あと、もし時間があれば、だけれどコミュニティカレッジでのビジネスコースで授業をやってみるのはどう?と言われている。それもおもしろそう。

事前に想定していたよりやること多くて忙しくなりそうだけれど、忙しくなることは良いことなので、ちゃんと調べて取り組みたい。

(ちなみに写真はジョセフさんではなく、視覚障害者の方)

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