これがイギリス大学院生の寮だ!ルームツアー/留学week1
少し前置きを
出国前はPCRテストの陰性証明やなんだと書類を用意して飛行機に飛び乗ったのに、イギリスに入国は電子で、つまりは念のために用意してた英文の卒業証明書や残高証明書なんかは一切必要とされず、2年ほど前のロンドン旅行の時と変わらないスムーズさだった。
ヒースロー空港から寮のあるキャンパスまではチャーターしたタクシー。コースメイトの友人と香港からやってきた学部2年生の子とシェア。1時間から1時間半ほどでキャンパスについた。
ぼくの寮は今年できたばかりの新しいフラットで、8人でシェア。それぞれにシャワートイレ付きの個室があって共有のキッチンとリビングがある。家賃は大学が提供している寮で一番高い。
なぜ金がないぼくはそんなところを選んだかというと、治安が良いところに入りたかった。研究以外の余計なストレスを感じたくなかったからだ。うちの寮は抽選制で希望したところに入れるかどうかはわからないのだけど、事前のアンケートで、同性だけがいいとか、静かで大人しい人がフラットメイトがいいとか希望をだせる。ぼくはそういう希望をだした。
結果、ぼくのフラットは全員修士課程で、いまわかっているだけで女性が2人、男が5人。中国人2人、パキスタン人1人、ポルトガル人1人、トルコ人1人、アフリカ系(どこか忘れた)1人、そしてぼくという構成になっている(あと1人は存在含めて不明)。
ぼくがまだ隔離中というのもあって(他の人も何人かは隔離中)、お互いどんな人かはよくわかっていないけれど、専攻はそれぞれ違う。CSや経営、デザイン。1人開発経済をやる人がいて、それがぼくの開発と近いかなってくらい。
自分が行ったことある国の人と出会うのも嬉しいけれど、行ったことない国の人と同じフラットで、つまりは仲良くなれる可能性があるというのもとれも嬉しい(ぼくはよく仲良くなった人の案内でその国を旅行するので)。
それでは、ぼくのフラットを紹介していこう。
自室はこんな感じ
ぼくの荷物を既に広げてしまっているけれどこんな感じ。
第一印象は、アパホテル。それ以上でもそれ以下でもない。棚が結構あって、収納スペースは結構あるけれど、まあ狭い。
すっごくポジティブに捉えると、寮だしベッドと勉強机さえあればいいわけで、その意味では十分。ベッドもクイーンサイズでマットレスも厚くて寝心地はいい。それに、自室が快適過ぎると引きこもりがちになってしまって外部と交流をしないので学生を外に促す空間デザインなのかなと(そんなことはない)。
部屋の隅っこに絶妙に小汚い真っ赤なクッションのようなものがある。触り心地もイマイチで、なんか工業製品っぽいのでもしもの時の脱出用の避難道具かと思ったのだけどどうやら普通のクッションらしい。
が、これぼくみたいにふんぞり返りたい人には座り心地良くて、勉強机よりこっちに身体を預けて本読んだり、パソコンいじったりしてる。モノは見かけによらない。突起の部分も実は肘置きに最適だったりする。見た目からは想像もつかないだろうが。
シャワー&トイレ
当たり前だが、ウォシュレットはない。あと、ちょっとトイレが小さい。ぼくは足が長いので右ひざが毎回、洗面台の下の部分にあたる。いつか割れるんじゃないかとひやひやしている。洗面台もシャワーも温水がちゃんとでるので特に不満はない(ほんとはいっぱいあるけれど言い始めるときりがない…)。
リビング&キッチン
8人部屋の共有キッチンなのでわりと広め。4つ口のIHクッキングヒーターとシンクが両端についてる。なんだかんだでみんな生活リズムが同じではないので、キッチンが渋滞することは(ぼくが知る限り)ない。というか、きちんと自炊しているのはぼくを含めて4人 (6人中)なので待ち時間はない。それよりもむしろ最大8人の住民に対しての冷蔵庫が2つなのはけっこう小さい。というのも現時点でもうほぼ満杯だから。というのも、この冷蔵庫、下半分は冷凍庫になっていて実質半分しか冷蔵スペースがない、そこに飲み物や野菜や肉や作り置きおかずなんかをいれるわけだから、いまは4人しか料理しないからいいけど、ちょっと大変そう。
で、気になるお値段は週172ポンド(イギリスの家賃は週払い)。これは月額と日本円に換算してだいたい月10万円くらい。高い。
ちなみに…
ぼくはキャンパス内の寮を選んだから上記のような感じなんだけどキャンパス外を選んだ友人だと、
これくらい広い部屋が割り当てられてた。もともと2人部屋だったところらしくめっちゃ広い。羨ましい。庭には梨もなっていてリスが頻繁に遊びにくるそう。ここで家賃6~7万円/月くらい。ブライトンの街の方で、住宅街だからか静かで良さげ。
ただし、キャンパスまではバスか電車で通うことになるので、なんだかんだでキャンパスに住む人と費用面では変わりなかったりする。
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