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経由地でコーンロウにして気合い入れて帰る

派遣されてから両サイドと後ろを刈り上げるだけで、上の髪の毛はずっと伸ばし続けてきた。理由は差別化。その一点。もう1年以上切ってない。

それで、日本に帰国途上の経由地で思いのほか時間を持て余した。

どういうわけか、気合い入れて日本に帰らないといけない、カリブから来た男たちを気取らないといけないという話になり、よし、じゃあ美容院に行こうじゃないかとカリブっぽい髪型にしに行ってきた。

ぼくは肩ぐらいまで伸びていたので地毛だけでコーンロウをすることにした。ジャマイカ隊員のKJさんの話ではゴムで縛っているだけだから、ゴムを取れば元通りになるようだったから。

エクステをつけての編み込みならボリュームはでるけれど、取るときにまた美容院に行かないといけないようだったから。

ぼくはめんどくさいのは嫌いだったから。

美容院のお姉さんがコーンロウなら30分くらいでちゃちゃっとできちゃうなんて言ったから。

はい、結果がこちら。

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ぼくはあまりカリビアンの「30分くらいでちゃちゃっと…」というやつを信用していないんだけど、ぼくが行った美容院のお姉さんはこの道18年のベテランでするする編んでいって本当に30分くらいで仕上げてしまった。早い。抜群に早い。しかもホスピタリティ溢れるとても良い人だった。

これで日本円で2,500円くらい。安い。

経由地がここになるたびに通うことになるかもしれない。


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エクステをつけて編み込んだ人たちと。この2人はエクステをくっつけて同じようにするする編んでいくのだけど、1時間半くらいで仕上がっていた。

すごく早い。

この2人の髪型でエクステ代を入れて8,000円くらい。日本だとたぶん3万円くらいするのだったかな。

カリブの女性はウィッグとかエクステをつけて頻繁に髪型を変える。省庁勤めの人などわりにお金を持ってる人なら週単位で変える人もいる。最初のころはなかなか同一人物だと見分けられなかった。

やってみて思ったんだけど劇的に髪型を変えるのは結構楽しい。

雰囲気もわかりやすくがらりと変わるし。

値段も思ったより安かった。けど、地元の人たちは結構友達や親にやってもらったりしてる。軒先でやってるのをよくみかける。周囲の人にやってもらう人が多いから安いのかな、因果の向きは定かではないけれど。

月1回くらい美容院に行くよりも頻度多く、髪型変えたり、整えたりすると髪型を変える抵抗が減るというか、スニーカーを履き替えるような気軽さがあるのかもなと思った。

ずっと、なんでそこかしこでウイッグとかエクステを売ってるんだろうと疑問に思ってたんだけど、髪型を変えるとか、エクステをつけるという行為は、ぼくが思っていたよりもずっとハードルが低く、サイクルが早いからこそのことなんだなという学びがあった。

勉強になった。

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