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リゾートの1泊2日は全然ダメ。体験として最低。始まる前に終わってる

週末を利用した1泊2日のMustique旅行の終わりごろ、本島に向かう飛行機の時間が近づき、それを意識したときに心から思った。リゾートのバケーションは最低3日必要だと。

どういうことか説明しよう。

初日はなんだかんだで移動で終わる。今回は、飛行機で10分の離島に朝一のフライトで行ったから初日からエンジョイできたけれど、それでも今思うと、リゾートにやってきたぜ!いぇーい!の高揚感だけ。まだリラックスムードではない。

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2日目、天気が良くて風も気持ちよいからビーチサイドで本を読んでゆっくりしようと青い海を眺めながら、空の青との境界に思いを馳せながらリラックスムードが始まる。

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ここで、「あぁ、ええリゾートやなあ」と心から思う。頭のそこかしこにこべりついているあらゆる悩み事から解放されていく、頭がクリアーになっていくのがわかる。

ぼくは旅行といえば、いまだに非日常というかある種の冒険的要素を求めていたりして、火山の火口を見に行ったり、見たことない生物を探しに行ったりするようなアクティブなものが好きなんだけれど、こういう何もしない旅行、一か所に留まって何をするでもなくただリラックスするというのも良いなと感じ始めていた。デトックス。

バケーション始まった感があった。

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ランチも良かった。セントビンセント本島では体験できない炭火のマグロのグリル。炭火の香りがよくって焼き加減もほど良く、おいしい感情が身体の隅々に駆け巡った。

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良い。最高。Mustique最高。ぜひ、再訪したい。

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ラムレーズンのアイスをつけたらお会計6,000円もしたけど。

ぼくの心は満たされたから許そう。

そして、さあもうちょっとビーチでゆっくりしようとしたら帰りのフライトの時間が迫ってるという話なのだ。

正直、ランチ食べる前から空港向かわないと、という話だったから午前中にリラックスムードは終わってて、ランチ食べ終わる頃には明日からの仕事のことが頭の片隅にちらつき始めていた。

全然足りない。

数年前、ミラノかフィレンツェでふらふらしてた頃、現地で知り合った人と話してた中で「休みが始まって2週間くらい経ってようやくバケーションが始まった感じがする」みたいなことを言っていて、当時は何を言ってるのかさっぱりだったんだけれど、リゾートで何もしない体験してようやくわかった気がする。

イタリアの彼は毎年夏にだいたい3~4週間バケーションを取ると言っていたけれど、ぼくの場合、リゾートには少なくとも3日は必要だなと思う。

中日で丸一日、無になる時間を取れればだいぶ違ってくると思う。リフレッシュできると思う。

ここの別荘が1週間単位のレンタルなのもそのあたりが理由なのかなと思ったりした。1週間くらいゆっくり文字通り休まないとリラックスできないだろう、仕事モード抜けないだろうと。

Yuki、29歳にしてリゾートでの楽しみ方を知る。


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とはいえ、海でプールで散々遊びもしたんだけど。

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