日本人になったセントビンセント人

ひょんなことから最近、帰化して日本国籍を取得したセントビンセント人がいるということを知った。

彼の名はNyika Williams。現在、秋田ノーザン・ハピネッツに所属するプロバスケットボール選手。

セントビンセントの首都キングスタウン生まれで17歳の時に兄のいるNYへ行き、カリフォルニアの大学を卒業後の2011年に来日、日本でプロバスケットボール選手としてのキャリアをスタートさせている。

単純に、日本を好きになってくれて嬉しいという気持ちがあるんだけれど、ほんとに日本で大丈夫かと思わなくもない。

日本国籍取得とは、日本語では「帰化する」という。永住権とは別。

この帰化の条件は下記の通り。

・日本に5年以上住み続けること
・20歳以上で行為能力があること(成年後見人等と必要としない。単独で法律行為が可能)
・素行が善良
・経済的に安定した生活を営めること
・帰化申請時に無国籍、もしくは日本国籍取得により他の国籍を離脱すること
・反社会的勢力にかかわっていない
・日本語能力(読む、書く、話す)が小学3年生レベル以上

こうしてみると、そんなにハードでもないのかもしれない。(例えば、オランダならオランダ語とオランダ社会についての知識のテストがある。)

ただ、日本は2重国籍を認めていないのでセントビンセントの国籍がなくなるのは結構しんどいのではないかと思わなくもない。セントビンセントの人はカナダやアメリカに親戚や兄弟がいる人がとても多い。昔、イギリスの統治下にあったからイギリスのパスポートを持ってる人もいる。だから、推測だけれど2重国籍の人多いのではないかと思う。

多くの外国人にとってはこの条件が飲めなかったりする。

まあ、セントビンセントには日本のパスポートがあれば無条件で6カ月滞在はできるんだけれど。

とにかく、彼はそれらをクリアして、彼にとっての念願の日本国籍を取得したわけだ。

日本のプロバスケットボールリーグは成長市場で1億円プレイヤーもでてる。たぶん、これから日本でもっとメジャーなスポーツになっていくんだと思う。

日本語うまい。


ぼくは当然ながら全然面識ないから、今度バスケ協会の偉い人ウェインに彼のことを聞いてみようと思う。


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