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最後の晩餐シリーズ。この街で最後に何を食べたい?

着々と日本に近づいている。ちゃんと飛行機が飛んでくれればあと1日で日本。現在地がどこかいつ日本に着くのか、もう着いているのかは安全管理上教えることができない。しかし、町中でコーンロウに派手なシャツを着た小太りのマスク姿の男を見かけたら、ぼくかプロレスラーだ。

そんなわけで、伏線の回収。あのとき、あの場所で、あの人たちと最後に何食べたシリーズ。

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職場の人たちと。これが定番のランチパック。ぼくの職場はそんなに裕福じゃないので毎日ランチを食べる人はいないんだけど、普段はだいたい80円くらいのパンと水道水とかで済ましたりしてるんだけど(よって普段はぼくもランチを抜いてる)、たまにこうしてランチパックを買ってみんなで食べる。

これは魚ランチ。ピラウという味のない焼き飯の上にマヒマヒのブツ切りを揚げたものとサラダが付いてる。250円くらい。悪くはないけれど、おいしくはない。ただ量は多い。お昼にこれを食べると夜ごはんが食べれなくなっちゃう。

そしてギネスビールの差し入れもいただいた。

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とんかつ@友人宅にて。

パン粉を町でみかけたので、肉屋でポークチョップを買ってきて、カラッと揚げた。もうすぐ日本に帰るんだけど、それでも食べたかった。おいしかった。安定のハイルーンビールとともに。ギネスは渋いけど、これはオリオンビールくらい軽くて飲み易くて、ぼくはこっちの方が好き。

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みそ汁的な何かと鶏肉のピーナッツオイル焼き、空心菜的なもの@台湾人宅

いよいよ帰るぞという最後の夜に食べた。おいしかった。ピーナツオイルは久しぶりだった。やっぱこいつら食材をため込んでんなあと思った。

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セントビンセントの空港にて。

この国最後の食事、久しぶりにクソみたいな味にであった。フライドチキン以外なにも良いところがない。パスタは茹でるんじゃなくて揚げたんちゃうかと思うくらいカッチカチパッサパサ。コンビニの定食弁当なんかのハンバーグの下に敷いてるパスタを翌日にレンジでチンしたときの味。このワンプレートで1,200円。フライドチキンも貧相で肉が少ない。

こんなもので空腹を満たしてしまったという自責の念に囚われる。

国の玄関でこのレベルだから悲しくなる。

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インド料理@某経由地にて

コース料理を頼んだ。なかなかに良い。想像通りの味。満足。

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デザート、ドーナツをシロップに可能な限りに漬け込んだみたいな甘ったるく重い一品。その重さはこの一粒でランチ終わりにしても良いのでは?と思うほど。エナジーボール。

コース全部で1人2,800円なり。

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カルボナーラ@セントルシア隊員宿舎にて

冷蔵庫の材料がもったいなから、何かやらない?と請われて。パスタとベーコンと牛乳、コンソメ、ネギがあったので。あっさりめの良い一品になりました。おいしい。自炊能力が上がる。

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ハンバーガー@USA

アメリカと言えばハンバーガーでしょ。夜分遅くに着いたから選択肢は少なかった。ほんとならカナダ経由だったから、カナダでカラオケでも言って熱唱してオールナイトでげっそり帰国予定だったのに、カナダの野郎直前に国境を封鎖しやがってフライトキャンセルになった。

というわけで夜分遅くのハラペーニョハンバーガー。アメリカンな濃密な肉、あふれ出る肉汁、チーズ、ほどよくカリっと揚げられたポテト。最高。このクオリティが1,200円で食べられるなんて…と感動した。セントビンセントでこのクオリティ(要するに普通レベル)を味わおうと思うと、2,000円はする。というかどんな高級ホテルにもこのレベルは出せない(ぼくの知る限り)。

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お安く、おいしいものになっていく度、あぁ日本に近づいてるんだなあということを実感している。

良い。

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