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ブルーカーボンってなんなのよVol.23



ハイライト


カーボンクレジットがどうのという文脈で、ちょくちょくブルーカーボンの話も聞くようになった。実際、兵庫県や神戸でもいろんな取組みをしていて、特に神戸はウェブサイトで取組みがでていて、場所によって9トンとか2トンとか固定できているようで、Jブルークレジットとして販売もしている。

それはいったいどれくらいのインパクトがあるものなのかと、そもそもブルーカーボンとは何なのよ?と思って少し調べた。

ブルーカーボンとは

定義上、世界の海洋と沿岸の生態系によって捕捉され、保存または強化される炭素のこと。海草、マングローブ、塩の湿地などの植物が生い茂る沿岸と海洋生態系に蓄積されるもの。

で、陸の植物同様に、海洋の植物も光合成を行うのでCO2を吸収するし、水浸しの土壌は酸素が逃げないので、そこの炭素は何世紀も貯蔵される可能性があるというので注目が集まっている。

その沿岸部分というのは海洋のたった0.5%だけれど、海洋堆積物として貯蔵されてる炭素の50%以上を占めている。でも、こういうところって往々にして埋立地になったり、開発されてたり、土壌流出で…みたいないろんな課題がある。

沿岸の保護と生物多様性

で、そういった沿岸のマングローブや海草っていうのは、波から沿岸を護ることにもなるし、そこを隠れ家とする生物が集まる拠点になり、それらを狙う生物が集まり…と豊かな生態系を形成する。

日本のブルーカーボンの実際のインパクトは?

さっきの神戸の事例のように9トンとか2トンとかクレジットにできるほどの量が実際に貯蔵されているようだ。

こういう環境の数字っていうのは扱いが難しい。ビルゲイツの環境に関する本でも単位に着目しましょう的なことが書いてあった。それに倣って単位に着目してみる。

下の図はある文献から引っ張ってきたもので100万トン単位の貯蔵可能性が毎年ある沿岸のマッピング。こうしてみると、日本の周辺はインパクトがほとんどない(=15万トン未満のポテンシャルしかない)。

the blue carbon wealth of nationsより引用

こうしてみると、インドネシアとオーストラリアの沿岸にとてもポテンシャルがあることがみえる。あと、日本近海だとベーリング海峡あたりだろうかか。これはでっかいケルプが貯留源になっているということなんだろうなと思う。マングローブとかでかい海草がないエリアはインパクトが小さいのかなと思う。

これも気候変動で気温が上がるとか海水温が上昇すると生態系も変わるだろうからどうなるかはわからないと思うけれど。

それで、神戸のごくごく限られたエリアでのブルーカーボン9トンがどれくらいのインパクトかというと、ほぼ意味ないんじゃないかという印象がぼくにはある。

理由は、同じく神戸の事例から引っ張ってくると、神戸製鋼がどれだけ年間排出しているかをみると、2022年度のグループの生産プロセスでのCO2の排出量は1450万トンと13年度比20%減った、と報告しているのを見たから。

桁が違う。もちろん鉄鋼という排出量の多い産業ではある。世界的企業でもある。それでも1社で1450万トンという排出がある中で、たかだか9トンはあってもなくても同じだ。

日本の排出量でいうと10億4400万トンなので、いくらトンの量が貯蔵されるといってもインパクト的にはほぼないかなと思ってします。

神戸の事例は、実証レベルの話であってフルスケールではないのだけれど、それでも、フルスケールでも文献の通り、環境インパクト的はポテンシャルの段階で量が圧倒的になりないことには明白なので、少なくともどこまでお金かけるかの話はあってしかるべきかなと思う。

もっとこれからいろいろわかってくることもあるんだろう。でも測定は難しいんじゃないかなという印象。

参考文献

読書記録/読み物記録


いまさら感あるけれど、D2Cの本を読んでいる。
サポートしてる人にものづくり系の人がいるので。

ぼくはD2Cっていうのは、要するにお客さんの意見を直接吸い上げてそれを自分の商品に反映させることができる、つまりお客さんがほんとにほしいものを届けることができる、っていう点がポイントだと思っていて、故に、それって2~3坪くらいでやってるスモビジ雑貨屋さんと何が違うのよ?って思っていたのだけれど、差はそこに投資マネーをぶっこんでドカンと一気にマーケットシェア取りに行くかいかないかが差のようだ。(あとはもちろん、自分がつくりたいものと、売れるもののバランスをどうとるか)

それができなければ少なくとも汎用品だといくらブランディングしても早晩駆逐されるのがアメリカということなんだろう。

いまとなっては?わりと当たり前のことを書いている印象。
ぼくのスキル的にも相性が良さそうというか、事業成長の手助けできそうで安心(?)した。

What I did in week23 (6/2-6/8.2024)


  • CPA:今年全科目合格!

    • 1月、2月、3月の目標未達

    • 4-5月全負け。事実上進捗なし。

    • 6月

      • 朝、出勤までの時間を勉強の時間にしている。帰宅後も勉強したいのだけれど、体力的にしんどい≒まったく集中できている気がしないのでできていない。

      • やはり、週末にまとめて勉強的なことになりがち

  • 読書: 月2冊は読む

    • 今年中にブルーバックスの大学生物学の本を3冊読みたいと思っている。もっというと、ファインマン物理学も今年読みたい。

    • 1月、2月に続き3月も目標達成!

    • 4月、5月それぞれ1冊ずつ読了

    • 10冊くらい少しずつ読んでる感じなので、読了数というKPIは正しくないのかもと思いつつ、かといって読書の時間が増えているわけではないのでどうしようかと思っている。

  • 英語

    • Blog: 英文ブログ週1回は更新

      • nope

      • ちょっと仕事が忙しくなると書けてない。意識の外にいく。

    • : 月1冊は洋書ないし英論文を読む

今週はあまり読めていない。いろんな本をつまみ食いしている。

ぼくはこの本を大きく、開発(国際協力、途上国支援、貧困解決)系の本だと思っている。扱っているのは、これまでの人類発展の歴史だとしても。

そんな本でさえ、AIのトピックがでてくる。まあ、大学院のときもいくらかでてきたら不思議ではないのだけれど、こういう文脈ででてくるAIは格差拡大/固定みたいな文脈で語られることが多いので、正直あまり好きではない。

ただ、AIというのが人類にとって火の扱いを覚えるくらいのインパクトあることとして捉えているのが興味深い。

  • Workout / diet : 今年中に70kg代へ!

    • 1-5月。92kg→86.6kg

    • 6月86.6kg→86.5kg

      • Sun. 80 squats

      • Mon. 100squats

      • Tue.  40 squats

      • Wed. 0 squats

      • Thu. 40 squats

      • Fri. 60 squats

      • Sat. 50 squats

夜マックでビッグマックとナゲットとポテト食べた日があったりしたんだけれど、体重は変わっていない。なんとなく、24時間内でカロリー調整すればなんとかなるのかなという感覚ができつつある。自分の欲望とストレスと向き合いながら検証中。減量は中長期で考えることが大事で、ポイントは続けることだから。

うそかほんとか、時々ジャンクフードが食べたくなるのは、カリウムの摂取量が足りないかららしい。

余談: 剃刀って刃の交換必要なんですねー 


30歳のときに、人生で初めて電動カミソリを買った。パナソニックのラムダッシュかなにかだと思う。アマゾンで6000円くらいだった。

それまでどうしていたかというと、コンビニとかで売っているジレットとかシッククワトロみたいな使い捨ての替え刃が2~3個ついたのを買っていた。

それは別に、ぼくが髭が薄いとかそういうことを言いたいわけではない。ただ、ぼくの中で、電動カミソリ=おじさんが使うものというイメージがあり、事実ぼくの父も毎朝、ウィーーーーンと起動音をさせながら髭をそっていて、それがなんともいやだった。おじさんの象徴だとも思っていた。つまるところ、ぼくは認めたくなかったわけだけど、実際おじさんになったと30歳のときに自覚して買った。

以来、4年間(!)その電動カミソリを使っていたのだけれど、しばらく前に刃が完全にいかれた。というか穴が開いた。びっくりした。寿命だと。けれど、少し調べてみると1年くらいで刃は交換してくださいねと案内がでてる。知らなかった。

それで、刃を交換して剃ってみたのだけれど、切れ味がぜんぜん違う。さすがは新品。

今回は在庫がなくて外刃だけ換えたのだけれど、内と外両方換えると5~6000円する。毎年。

なんか、ぼくは使い捨てより経済的だと思って電動カミソリ買ったのに、少なくとも価格面ではあんまり変わらないのでは?と思いはじめている。

気持ち的には、ワンデイのコンタクトより2weekの方が得なのに、実は違ったかも的な。

でも、肌は電動カミソリの方が守られている感はある。

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