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経済統計のよもやま話(物価)

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消費者物価など物価関連のコラムを集めています。
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#日経COMEMO

「総合」を除き、上昇率高まる。主因はサービス?~2024年6月の消費者物価

 本日(19日)、2024年6月の消費者物価が公表されました。消費者物価(総合)の前年同月比上…

”日銀版コア”の上昇率が2%割れ寸前~2024年5月の消費者物価

 本日(21日)、2024年5月の消費者物価が公表されました。消費者物価(総合)の前年同月比上…

”日銀版コア”の上昇率がさらに縮小~2024年4月の消費者物価指数

 本日(24日)、2024年4月の消費者物価が公表されました。消費者物価(総合)の前年同月比上…

2024年度はエネルギー価格中心の物価上昇になるか?~2024年3月の消費者物価

昨日(19日)、2024年3月の消費者物価が公表されました。消費者物価の前年同月比上昇率は2月…

エネルギー価格の引き下げ寄与が急縮小~2024年2月の消費者物価

本日(22日)、2024年2月の消費者物価が公表されました。消費者物価の前年同月比上昇率は1月…

外国パック旅行費がかく乱要因に~2024年1月の消費者物価

本日(27日)、2024年1月の消費者物価が公表されました。日経電子版は消費者物価(生鮮食品を…

いつ以来の上昇率?-2023年平均の消費者物価

本日(19日)、2023年12月と2023年平均の消費者物価が公表されました。日経電子版は2023年の消費者物価上昇率のうち生鮮食品を除く総合で41年ぶり伸び率になったことや、サービス価格が半年連続で2%台上昇になったことに注目しています。記事で紹介されているみずほリサーチ&テクノロジーズの「岩盤品目」という分析も大変興味深いです。本稿では、少し視点を変えて、2023年の消費者物価上昇率を見ていきます。 「総合」だと1991年以来、「生鮮食品及びエネルギーを除く総合」だと1

一般サービス物価上昇率が3%超え~2023年11月の消費者物価指数

本日(12月22日)、2023年11月の消費者物価指数が公表されました。日経電子版は、サービス価格…

一般サービス物価上昇率は3%目前~2023年10月の消費者物価指数

 本日(11月24日)、2023年10月の消費者物価指数が公表されました。日経電子版は、金融政策な…

サービス物価上昇率は2%を維持~2023年9月の消費者物価指数

本日(10月20日)、2023年9月の消費者物価指数が公表されました。日経電子版は、金融政策など…

サービス物価2%上昇の主因は?~2023年8月の消費者物価

 昨日(9/22)、2023年8月の消費者物価が公表されました。私のnoteでもかねて注目してきたサ…

一般サービス物価は2%前後の上昇を維持できるのか~2023年6月の消費者物価

 本日(7/21)、2023年6月の消費者物価が公表されました。日経夕刊は、注目度の高い生鮮食…

30年ぶりの2%乗せが近づく「サービス物価」とは?

 昨日(5/26)、東京都区部の消費者物価指数が発表されました。東京都区部の消費者物価指数は…

GDPデフレーター上昇率も久々の2%乗せですよ-2023年1~3月期

 本日公表された2023年4月の消費者物価指数(生鮮食品とエネルギーを除く総合)が前年同月に比べて4.1%上昇しました。日経新聞電子版は、4.2%だった第2次石油危機後の1981年9月以来、41年7ヵ月ぶりの上昇であることを伝えています。一方、5月17日に公表された四半期別GDP速報においてGDPデフレーターの前年同期比上昇率が2%に乗ったことはあまり注目されていないようです。 マイナスの時期が長かったGDPデフレーター上昇率  GDPデフレーターは、名目GDP÷実質GD