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#連載小説
第二章 - こぐま座アルファ星
「おまえの体内時計はほんとうに六十進法か?」と呆れたように千尋が肩を竦めたとき、優都は何度か瞬きを繰り返したのち、心底驚いたと言いたげな表情で、「千尋、比喩とか言えたんだ」と言ってのけた。
「感性の欠片もないやつだと思ってたけど、やっぱり文系なんだな」
「うるせえ。なんならだいぶ字義通りの疑問だよ」
期末考査一週間前で部活がオフとなった土曜日の午後、一時を回ったころから千尋と机を並べてテスト勉
「おまえの体内時計はほんとうに六十進法か?」と呆れたように千尋が肩を竦めたとき、優都は何度か瞬きを繰り返したのち、心底驚いたと言いたげな表情で、「千尋、比喩とか言えたんだ」と言ってのけた。
「感性の欠片もないやつだと思ってたけど、やっぱり文系なんだな」
「うるせえ。なんならだいぶ字義通りの疑問だよ」
期末考査一週間前で部活がオフとなった土曜日の午後、一時を回ったころから千尋と机を並べてテスト勉