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物事を決定する責任~成人式編※後編※~

はじめに

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さて、新学期が始まりましたね
今年の抱負は決まりましたか?
児童生徒に「新年の抱負を書こう」と言おうと思っているけど、実は自分はまだ決めてないんだよなと悩んでいるみなさん!もし迷われているなら、学級通信なんていかがでしょう
「先生の学級通信楽しみにしています。」と言われる自分を想像してみてください。
「冷蔵庫に貼っているんです。」と言われてみたくないですか?
学級通信を毎日書くなんてハードルが…という人も大丈夫。1週間に1回でもいいじゃないですか。不定期でもいいじゃないですか。学級通信を書けば児童生徒や保護者との距離が縮まることを実感できます。
これまで毎日通信を書き続けてきた私がネタを提供しますので、良ければご活用ください。
毎日作成するコツを知りたい人もお越しください。

9回目の今回は、「成人式」を題材に、「自分で考えて自分で行動すること」の大切さを学級通信で生徒に伝えました。今回は前編と後編に分かれています。今日は前編を投稿します。

実際の学級通信はこちら

昨日の学級通信では、「自分で考えて自分で行動する」ことの大切さを話しました。これって出来ているようでできていない。ともすれば、右にならえ状態になってしまうのが人の弱さです。

しかし、勘違いしてはいけないのは、「周りに合わせてはだめ」「上の意向に沿ってはだめ」という事ではないということです。自分で考えた結果、周りに合わせることや、上の意向に従うという決定を下すことは問題ではありません。昨日の成人式の話なら、自ら考えた結果「実行」の判断をした杉並区の区長の判断と、自ら考えた結果「中止や延期」の判断をした他の区長の判断を比べて、どちらが正しい間違っているという話ではありません。もし私が決定権をもつ立場なら、一生に一度の成人式なのだから、可能な限り対面実施をする方向で動くでしょうが、立場や考え方が違えば決定も違うのは当然です。ただし、「どこを向いて決定したか」というのはとても重要です。「自分の保身のため」「自分の人気取りのため」という甘えが判断する際に頭をよぎってはいけませんし、自分で考えず「周りに合わせて」「上に言われたから」という判断をしてはいけません。どんな判断でも、そこには喜ぶ人もいれば涙を流す人もいます。決定を下すなら、最後まで悩み苦しみ、涙を流す人に寄り添うことが、決定権をもつ人間の責務です。

さて、難しいことを書いていますが、みんなもいずれ大人になり、物事を決定する立場に立ちます。その時に、「どこを向いて決定するのか」そして「誰のためなのか」ということを忘れないでほしいと願っていますし、私自身、物事を判断するときの物差しとしてぶれずに持っていなければならないと強く思っています。

今回の学級通信のポイント

・中立であり続ける
前回でも書きましたが、学級通信は多様な意見が飛び交うものに対して担任の思想を生徒に訴えかけるものではいけません。今回なら、成人式の実施、延期、中止に対して、「実施すべきだった」という主張をふくんではいけません。個人の意見として書き込むことは大丈夫ですが、正誤を判定する内容にならないように注意しましょう。

難しいことを書いていることは重々理解したうえで、それでも生徒に伝えたい場合は学級通信にその旨を正直に書きましょう。お家で話し合うきっかけとして使ってもらえることもあります。今理解できなくても頭の片隅に残っていれば、将来ふとした時に思い出してくれます。

さいごに

この通信を参考にしたよという方は、コメントを頂けるとやる気がわきますのでよろしくお願いします。スキマークも喜びます。フォローしてくれたら幸せです。よろしくお願いします。

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