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生物は睡眠状態がデフォルトか 下らないニュース解説その5

飽き飽きしながらも第5回目。今回は、ニュース自体はかなり前の話で、下らないとは真逆にある大変興味深いニュースなのですが、解説はいつもの通り下らないというもの。

生物は睡眠状態がデフォルトか

動物はいつから眠るようになったのか? – 脳のないヒドラから睡眠の起源を探る

要約すると、

  • クラゲやヒドラといった脳の無い生物も眠る。→脳を休息させることが睡眠の目的ではない。

  • ヒドラの睡眠を邪魔すると細胞分裂が鈍化する。

  • 「睡眠状態」が本来の生物の状態だった。

  • 生物が進化するにつれ、睡眠状態から覚醒した際の状態が進化していった。特に人間。

こんな感じで、寝ているのが本来の生物の状態であり、人生においては「寝ている状態」がメイン、起きて活動している状態はサブなのであります。

言われてみれば、身体という形を維持するために餌を獲得する&排泄する、そして個体を増やすために子作りする以外はずっと寝ているのが自然だということは、犬や猫や動物園の動物や水族館の魚等、人間以外の生物を見れば一目瞭然ではありませんか。

それなのに、人間はこの「メインの人生」を1日のうち3分の1も過ごしていないし、やれ「生きがい」だの「充実した人生」だのと下らないことに拘束されて、「メインの人生」を台無しにしている可哀想な人々が多すぎではないでしょうか。不眠症なんてその最もたるものでしょう。

「サブ人生」のあれこれに一々悩んでメインの人生をメチャクチャにするなんて非常にアホらしいことだと思うし、やっぱり私の子供時代の夢「ねてくらす」は正しかったのだと、また一つ確信させていただきました。

死も同様である

というわけで、「眠りこそが人生にとってのデフォルト状態、メイン状態である」というならば、あらゆる生命にとっては、「死」こそがメイン状態であり、物質世界に形として誕生してからその形が消滅するまでの、人間の場合だと心臓が動いている間の何十年間は、サブ状態であるといえるでしょう。

なので、酒やタバコをはじめとするドラッグで酩酊状態になるのも「生命のメイン状態」への渇望ではないかと思うし、こんな「サブ状態」の中身(出来事、状態、その他あれこれ)で騒ぎ立てて悩むだなんて、ホンマ阿呆らしくなってくるじゃありませんか。

この科学的発見をどう捉えるかは人それぞれでしょうが、私にとっては大いなる救いとなったニュースであります。

以上、

  • 生物にとって睡眠がメイン状態、覚醒しての活動がサブ状態

  • 生命にとっては死がメイン状態、形としての活動がサブ状態

  • サブ状態の中身であれこれ騒ぎ立てて悩むのは非常にバカバカしい

ということでございました。

応援、ありがとー