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今年の大河ドラマは大勢で観るとなおさら楽しい [#大河朝ドラ会 始めました]

今年の大河ドラマ「いだてん」にハマっている人たちで集まって鑑賞会をしてみました。友達に声かけて、友達が友達を連れて来て...集まったのは7名。

これが異常に楽しかった。

日曜8時のTLが現実に召喚された。

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(↑買いたてのため端っこがまだクルクルしてるスクリーン)

阿吽の呼吸で分かる名台詞、推しポイント、良いキャラ、伏線、泣き所!
まーちゃんが「違う!そう!」って言うシーンは皆で復唱!
嘉納治五郎の絵が傾くシーンでは「ジゴロ〜!」
池波志乃さんと夏帆ちゃんって似てないのに佇まいが似てるよねって惚れ惚れして。
今から見直すと分かる、第一話に詰められた伏線に鳥肌。
熱気に包まれた部屋。こんなに盛り上がるいだてん、凄いじゃんね〜!

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(↑エキストラに参加された方の裏話まで聞けちゃった!いいな〜)

周囲に大河ドラマ・朝ドラ好きがなかなかいなくて、いつも放映後のTwitterに垂れ流してたパッションが大爆発。
タイムラインでなく目前に溢れ出て止まらない皆のいだてん愛。初めまして同士も多かったのに、大河ドラマという共通言語で距離感が縮む速さが異常。

さらに、いだてんって10分に一回くらい笑えるポイントがあるから、大勢で観ると盛り上がりやすいのかもって思いました。今までの大河ドラマになかなか無いタイプ。スポーツ観戦に通じるものを感じました。

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(↑まーちゃんと言えばってことでキュウリ持ち寄ってみた)

さらに、せっかく大河ドラマ好きが集まったので、「あなたの大河はどこから?」ってことで過去の大河を振り返り。NHKオンデマンド、かなり古い作品もちらほら揃えててくれてありがとう。

竹中直人さんが幼少時代から最後まで、子役を使わず一貫して演じた「秀吉」。大河史上初・オリジナル人物を主人公に据えた「獅子の時代」(オープニングが延々とサバンナのライオンの映像でまるで動物番組)。
それまでは中堅俳優たちがキャスティングされがちだったけど史上初・史実の年齢と近い俳優陣で撮影された「新撰組!」。圧巻の会津戦争を描いた「八重の桜」。

部屋の熱気がグンとあがったのは「義経」。
アレ、もののけ姫かな??ってくらい森に溶け込んでる美輪明宏さん。年齢不詳・超絶的美貌の稲盛いずみさん。
寺から連れて帰りたくなるほどかわいい子役時代の神木隆之介くん。その神木くんが川に飛び込んで泳ぎ始め「まさか...まさかだよね...」と我々がざわざわした予想を裏切らず、川からあがった瞬間筋肉むきむきのタッキーに変化(爆笑)。

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(↑「姫たちの戦国」で本能寺にホログラムとして駆けつけた江もイケてました)

結構大河ドラマってファンタジー要素強めの作品も多かったんだな。ここ最近になって、その気が薄れてきたのかなって感じもします。

「いだてん」に至っては「これ脚色でしょ〜」って思ったことがすべて史実。
「生田斗真くんを半裸で踊らせちゃって〜」と思ったら、本当に実在してた「天狗倶楽部」(すぐ裸になってお酒を呑んで踊る体育会系男子たち)。
「極論なんだがね、オリンピック、譲ってもらおう」って嘉納先生のトンデモ提案も事実。
破天荒すぎる阿部サダヲさん演じるまーちゃんなんて、生前の彼を知ってる人が「化けて出たかと思った」と言うほど。
落語の神様・古今亭志ん生師匠が関東大震災の最中酒を買いに行ったり、酒を飲めるからという理由で戦時中に満州に行ったのも史実。

学校ではなかなか習わない近代史をこんなにもチャーミングに、時に残酷に生々しく描いた大河ドラマ。間違いなく唯一無二の名作です。

来月には終わってしまうのが寂しい...けど同時に次回作も楽しみにできるところが、毎年放映される大河ドラマの良いところ。
来年は明智光秀の「麒麟がくる」。最新研究に基づいた新しい光秀・信長像が見れると噂なのでめちゃめちゃ楽しみです。

という訳で、またこの大河ドラマを皆で見る「#大河朝ドラ会」開催予定です。(朝ドラも見るよ)
いだてん終了を惜しみつつ、皆で麒麟を迎えるのだ!!

■いつもここで大河ドラマや落語について好き勝手語ってます↓


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