山で逢えたら No.003 -初めての達成感-
登山の楽しさってなんだろう?
きっとそれは、本当に人それぞれ。
登り始めの頃と、続けてみた時と、心境の変化で楽しみ方が変わる事もあるかもしれない。
では私にとって、登山の楽しさってなんだろう?
まずは単純に自然の中に身を置くって心地良い!
樹々に囲まれ、光を感じ、鳥の声を聞き、花を見つける。「〇〇山に登る」と決めて「達成」する。
その成功体験と同時に、自分の足で登ってきたからこそ出逢えた景色が眼の前に広がり、非日常というエッセンスまで加わって、すごく幸せな気持ちになるのかもしれない。
体力に自信がなかった私が、初めてケーブルカーやリフトを使わず、自分の足で高尾山の山頂に立った時、「自分でも、ここまで歩いてこれた!」そんな事が嬉しかった。
たかが高尾山、されど高尾山。
登山をしない体力がない人が登るのはとてもしんどい。

「登頂する事」にこだわって、山のささやきのような声に気が付かず先へ先へ進まなくても良いかもしれない。
最近の私はそう思う。
足元の小さな花を見過ごして、「今は何も花が咲いてなくて地味だったわ」と思うのもなんだか残念。
登山の目的も人それぞれで全然いい。
「今日はケーブルカーでちょっと上まで行って、お蕎麦食べて温泉入ってリラックスして帰る」
「1時間だけ沢沿いの苔を楽しんで帰ってくる」
「たくさんのスミレの花を見つけてくる」
「登頂」以外の自分の山、山の楽しみ方を
今年の私はもっと楽しんでいきたいと思っている。
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今回の写真は、2014年にケーブルカーかリフトで行った高尾山。
Date:2014.6
Location:高尾山
camera:Rolleicord Ⅴ
film:PROVIA 400X
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