見出し画像

はるかなる草原のモンゴル2 2人の英雄・チンギスハーンとスフバートル

モンゴルは妻はこれが2回目なのですが、前回は一通りの観光だったのですが、今回はモンゴルの歴史についての理解が深まりました。

ウランバートルの町の中心、スフバートル広場

2泊したホテルはホテルバヤンゴルで、スフバートル広場へも歩いて10分ぐらいで行くことができます。
ここには、モンゴルの独立を指導した革命家スフバートルの像と、チンギスハーンが向かい合っています。

国会議事堂のチンギスハーン

そして、そのななめ横にあるのが、モンゴル民族博物館です。石器時代から、現代までのモンゴルの歴史を学ぶことができます。

モンゴルの歴史はざっくり分けて、チンギスハーンがモンゴル全土を統一する以前の時代と、孫のフビライハーンが世界最大規模の帝国を築いたチンギスハーン3代の時代、そして、中国の清の支配から独立する時代、そのときロシアの協力を得たこともあって、社会主義化する時代、そして、社会主義の終焉、民主化から現代まで、に分けられるようです。
スフバートルはモンゴル最後のラストエンペラー、ボグド朝の下の軍人で、モンゴルの独立を指導した人物です。29歳の若さで亡くなっています。もし彼がもっと長生きしていたら、モンゴルの歴史も世界史も変わっていたかもしれません…

レーニンとスフバートル、
上、エンゲルスとマルクス

あとで行った恐竜博物館の建物というのが、旧社会主義時代には「レーニン美術館」だそうで、そのなかに、レーニンと並んで手を繋ぐスフバートルの鉄製のレリーフが残されていました…実際にはこの2人は会ったという説と会ってないという節があるようですが。

恐竜博物館

またザイサントルゴイの丘にも、レーニンとスフバートルのレリーフがありました。
このあたりは1回目には気がつかなかったところでした。

第二次世界大戦戦勝記念碑ザイサントルゴイの丘。
ウランバートル市内が一望できます

だけど、社会主義時代には、チンギスハーンはモンゴルの英雄としては完全に否定されて、チンギスハーンの子孫たちはことごとく処刑された、という残念な歴史もあるそうです。

夜は馬頭琴音楽とホーミーを聞きに行きました!

中国からモンゴルを縦断し、ロシアまで続くモンゴル鉄道で、セレンゲ県に移動します!

いいなと思ったら応援しよう!