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田舎暮らしのスタートは根気と運が必要?田舎での物件探しと空き家DIYで感じたリアル

前々回の記事では、私の自己紹介として東京から栃木市に移住をし、栃木市の地域おこし協力隊として活動をしていることを記事にしました。今回の記事では「暮らし」にフォーカスを置き、自身の経験から田舎での生活をスタートするまでの物件探しから空き家のリフォームに関して、リアルをお伝えしていきます。

「まちなか」から緑、緑、緑!に囲まれた田舎へ



私は2021年6月に東京から栃木市に移住し、地域おこし協力隊として活動をしています。「いきなり寺尾地区はハードル高いかも!」と市の職員さんから助言をいただいたので、着任後しばらくは活動エリアの寺尾地区ではなく、市街地に部屋を借りて住んでいました。

もともと田舎暮らし願望があったので、活動を始めてしばらく経つと、「寺尾地区に住むのも良いな!」と思うようになりました。

「住むところぐらいすぐに見つかるだろう」と軽い気持ちで住居探しを始めたのですが、これが想像以上に難しい。寺尾地区には不動産屋もなければ、当時は市の空き家バンクに登録されている物件もありませんでした。

地域の中で詳しい人に聞いてみると「空き家ならいっぱいあるぞ」と。しかし、所有者がわからなかったり、修繕が不可能な物件だったり、物が置いてあるので貸せないなど、さまざまな理由ですんなりと見つかるものではありませんでした。

1年ほど経ったあるときに、知り合いの方から知人が施設に入るので空き家になる物件があると連絡をもらい、すぐさま物件を見せてもらうことに。
中を見ると傷んでいるところはあるものの、修繕すれば問題なく住めそうな家でした。「よし、ここに住みます!」と決めてからは、とんとん拍子に話が進みました。 

もともとは賃貸を希望していましたが、家主さんの「すぐにでも売りたい」という意向で交渉の末、かなり安価に購入をさせていただくことになりました。

築37年の家をDIYで今風のオシャレな家へ



私が購入をした家は築37年ほど、間取りは3LDK。傾いていたり、きしんだりはしないものの汚れや傷などが各所に目立つ状態だったので、せっかくならDIYでアレンジをして住みたいなと思い、自分でリフォームをすることになりました。先生はyoutube。すごく便利な時代になりましたね(笑) 

水回りに関しては「さすがに初心者が手を出してはいけない」と思ったので、プロの業者にお願いをすることに。リビング、キッチン、玄関、廊下を直していくことにしました。 

リビング、キッチンはまず、すでに貼ってあるクッションフロアや巾木、アコーディオンカーテンを撤去。そのあと、壁を漆喰、天井をペンキで塗って、床に新しいクッションフロアを貼りました。 

廊下も汚れがかなり目立っていたので、壁をペンキで塗り、床はクッションンフロアを貼りました。玄関の床はタイルが貼ってあるので、その上から土間用のクッションフロアを貼っていきました。 

さすがに素人仕事なので、よくよく見ると荒いところがたくさんあります。しかし、雰囲気がガラリと変わり自分としては満足のいく仕上がりになりました。家具が入るとさらに違った雰囲気になりますね。水回りはさすがプロ!かなり綺麗になりました。
 

田舎暮らしスタートのハードルは意外と高い?



実際に物件探しをしてみて、感じたのが田舎生活を始めるまでのハードルの高さ。田舎には不動産屋がないので、物件探しはほぼ口コミだより。空き家バンクも掲載数が少なかったり、そもそも載っていなかったりでタイミングによります。

「見つかった!」と思ってもさまざまな理由で話が進まなかったりとすんなりと契約に至るケースは多くないと思います。田舎での物件探しは根気が必要。粘り強く、探し続けることが大事かなと思います。

そして、築37年の家をリフォームして思ったのは、時間とお金が意外とかかるということ。8月に物件を購入し、新居で生活を始めたのは、翌年の2月、5カ月かかりました。また、リフォームにかかった費用の大半は水回りの工事。やっぱりプロにお願いするとそれなりにお金がかかりますね。自分でできる技術があれば、安く済むと思うのですが、、、

ただ、自分の場合は物件購入の金額がかなり安価だったので、リフォームにお金がかかったとしても費用を抑えたうえで生活をスタートすることが出来ました。

田舎でのスローライフ、始まりもスローになりがちなのかもしれませんね。 
次回の記事では、実際に生活がスタートした後のリアルな暮らしについてお伝えしたいと思います。

 


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