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そして、もう終了しちゃってた話…

この2週間…いや、この1ヵ月ほどの記憶が途切れ途切れなtoccorriです、こんばんは。

前回の投稿が1ヵ月以上前だということに気付き、愕然としておりました。

インスタやツイッターはちょこちょこと更新していたのですが、noteまで手が回らなかったです。ちゃんと書きたい意識が邪魔をした…。
改めて、ちゃんと書く、記録する、ことを再開していきたいと思います。

追記:そして、ここまで書いて保存してから、さらに10日が経過していたことを白状します(爆)


書きたいネタは溜まっているのに、伊勢丹さんの催事が終わるのと入れ替わりの形で、娘のピアノの夏のコンペモードに突入しています。
毎年のことながら、慣れない。。。時間の使い方も、娘の気持ちのコントロールも。
この調子で8月上旬……もしかしたら10月上旬(2回戦)まで続くかもしれません。


気を取り直して、今回は、記憶がまた人並なうちに『暮らしをいろどる手しごと』展の、ひとり振り返りをまとめておこうかと思います。


『暮らしをいろどる手しごと』展とは


2021年6月2日(水)~6月15日(火)、伊勢丹浦和店さんにて行われました、『暮らしをいろどる手しごと』展。

埼玉にゆかりのある作家5名が作品を持ち寄りました。


チャレンジしたこと


toccorriは、今回初めて参加させていただきました。

百貨店の催事参加は、2回目。
ただし前回は4年前。そして委託という形での参加だったので、私は店頭に立つことはない、初めての百貨店出店でした。
思えば、とてもありがたいビギナーズラックだったのかも。
たくさんの課題が見つかりました。

今回はその経験も踏まえつつ、そしてその後4年間でたまった技術やノウハウや想いをすべて出し切ろうといくつかの課題を設定していました。

1.納品点数 
予定数61点。ご存じのとおりtoccorri作品のほとんどが手の込んだつくりのため、リース1点につき2~3日を費やし制作しています。今回は、制作のフローを見直したり、「好き勝手に作る」いつものスタイルを見直して少しでも効率よく制作する計画を立てました。
2.催事のテーマに沿った新しい素材の投入
イベントのテーマカラーがブルーグレーに設定されたところから、ブルーの素材を多く取り入れたり、和の要素を持ち込んだりと、これまでのtoccorriになかった素材やテーマに取り組みました。
3.たちはだかる”会期2週間”の壁
単発のイベントには出店していたものの、14日間連続開催は初めての経験。4年前の委託出店の際は7日間でした。
モノがどのように動くのか、曜日や天気との兼ね合い、時間帯、コロナ禍開催の人流の影響等、まったく読めない。
納品点数の検討や目標設定、販売のシミュレーション、すべてを「想定」で動かしていくことにずっと不安が付きまとっていました。
4.百貨店でのお客様から得られるもの
単発イベントにはそれぞれの開催地やそのイベントの特性によって、当然いらっしゃるお客様の層や雰囲気も変わってくるのですが、百貨店にいらっしゃるお客様は、きっとこれまで出店してきたイベントともまた少し違うんだろうなと思いつつ、今回はお客様とのコミュニケーションを大事にしようと決めていました。
お客様の雰囲気、お話される内容、(ジャンル違いの作家が集まった場所のため)みなさんがどのように興味を持ちお話をされ、購入に至るのか。
そのすべてが勉強にならないわけがない。
5.他作家さんのやっていること、いないこと
作家の先輩方がどのように作品に対峙しているか、どんなディスプレイをしているか、ご提案の仕方、紙もの(ショップカードや各種ご案内の紙)、こちらも絶対参考になる! 
会期はたっぷり、在店時間もたっぷり(笑)
勉強させていただきます。


よかった点


ひとつめ。
目標点数61に対して、最終的に82点の納品になりました。
会期中、実演販売でお作りしたものや、制作実演の時間にお客様にご覧いただきながらお作りしたものも含みます。
あとは、予想以上に動きのあった種花のブローチ(特にコーヒー豆!)や、新素材として投入していたちりめん生地を使ったお花のリースたちは、在庫薄になり慌てて作り足したりもしました。
始まってからも、うれしい悲鳴(&寝不足)。

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ふたつめ。
新規投入したちりめん
これが思っていた以上に良かった。

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toccorriの作るリースは、ドイツやオーストリアがルーツです。
実際に使っている素材の一部は、ドイツからはるばる日本にやってきたものを使っていたりします。
そこに今回加えた、ちりめんという和素材。
このマッチングが思っていた以上に良かった!!
これからも多用させていただきます💛
すでに、お正月向けにちりめん追加でゲットしたしね♡


もう1点、初めて使ってみた素材。
インド刺繍のリボン。
刺繍がダイナミックに施されたリボンで、リボンを主役にしたいときにすごく合う。
とはいえ、リース本体にもtoccorriのこだわりを詰め込んでます。
こちらもご好評いただけて、今後も新作を視野にいれていきたいところ。

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みっつめ。
課題感のところでも書いた、百貨店のお客様とたくさんコミュニケーションをとりたいという点。
これは、4年前の委託出店の際に感じた課題ともリンクするところではあって。
今回、たくさんのお客様とお話させていただく中で叶った、toccorriの作品の説明、こだわりを直接お伝えすること
これが今回、一番手ごたえを感じられた点です。
決してお安くはないし、パッと見、「あ、リースだね(うちには飾る場所がない)」で終わってしまいがちなところ、こだわりのポイントやtoccorriの偏った種愛を語るうち、リースの魅力に共感いただけたり、「えーこれタネなの!」の待ってましたな反応を頂けたり、「飾ってみようかしら」となったり、「私は飾らないけど(笑)、あの方に贈ろうかな」となったり。


本当に、毎日楽しく刺激的な時間を過ごさせていただきました。


今後改善したい点


見えてきましたよ、今後取り組みたい、新たな課題感も。


制作実演販売…鳴かず飛ばず
物販だけではなく、『その場でお客様のお好みの素材を使ったカレイドフレームを作ります』という制作実演販売もやりました。14日程中、4日間。
この結果がさんざんだったー。。。
・たぶんまず、制作実演の内容がわかりにくかった、お客様が何をして、結果何ができるか伝わってなかった
・「カレイドフレーム」という言葉自体の伝わらなさ。これを機に「壁かざり」に文言変更しました。


リースが思っていたほど動かなかった
みなさんは、夏場にリースを飾りますか??
クリスマスリースやしめ縄は飾るけど、それ以外はリースは飾ってないという方、結構いらっしゃると思います。
そうなんです。特に夏場は、気候が厳しいこととその文化が浸透していないこともあって、リースを飾る方が激減します。
toccorriはそこを変えたくて、「リースで四季を彩る暮らし」をご提案し続けています。
が、そこが引き続き、声を大にしてご提案していかなきゃな!!と感じた次第です。


インスタライブでtoccorriの作品を知ってもらおう
インスタグラムやライブは以前よりやっているものの、そういった発信は継続してなんぼ。
見ていただいた方には確実に、

toccorriのリースってなんぞや? 
種花ってなんぞや? 

の部分が、おひとりずつでも、少しずつでも伝わっていると感じています。
続けるぞー。


百貨店には、SNSやらないお客様も多い

…というか、肌感覚としてはやってない方の方が多かったかも。ファーストインプレッションの大事さ、端的に魅力をご説明してまず興味を持ってもうことの大事さ、痛感しました。研究せねば。


まとめ


ということで、この2週間の会期と、その前数か月の準備期間に感じたこと、すべて書ききれているわけじゃないけどだいぶアウトプットしました。

次またご縁に恵まれたら、この記事を読み返して今回を超える内容にしたい。当たり前だけど、そう思っています。

会期を終えた今は、お待ちいただいていたオーダー分と、そしてすでに、クリスマスアイテムの制作準備に取り掛かっています。

インスタでは日々制作の様子をポストしていますので、よかったらこちらもご確認ください⇩⇩


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