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大阪にあの子がやってくるから出店しちゃう

つる・るるるさんの記事をご覧になっただろうか。

とんでもないプロジェクトが動き出した。
あ、私的にとんでもないという意味なんだけども。


ことの発端は、広島にも遊びに来てくれたことがあるつるちゃんを大阪へお誘いするために、口実として大阪文フリを使った。
あの時は自分が新刊を作ることなど微塵も考えておらず
「大阪遊びにおいでよ、一緒に文フリ行こうぜ!あ、つるちゃん出店するなら手伝うし♪」
という、大変ラフな感じのお誘いをした。
何せ、もちろん私もだが、我が家族がつるちゃんが好きすぎるのである。

というのも、我が家からほど近いレストランに行って、夫が酒を飲みすぎた。

それはさておき、酒好きのつるちゃんを連れてきたら、あの子はさぞ喜ぶだろう。
夫は、つるちゃんに出会ってからというもの、完全につるちゃんの昔話の住人となり、好々爺然とした佇まいで二日酔いにも関わらず、まだつるちゃんと飲む酒の話をしていた。
すると娘が「いいねぇ!つるちゃん呼んでよ」と言う。お前の友達か。
じゃあわかった、誘ってみるよ!そうだ、ちょうど文フリあったなー!
「ええ、そんな先の話なのー?」と曰う家族。なぜならそれは2月の話し。

ところがだ。
そんなフワフワうふふな会話だったはずなのに、まずつるちゃんが新刊を作るという話しになった。
いいねいいね!売り子するぜ!と言っていたら、鶫さんとKaoRuさんと共に私もそのプロジェクトに参加することとなった。
おお、なんだかめちゃくちゃ豪華とはしゃいでいるうち、ブースを広く取りたいねぇという話にもなる。何せ1ブースが長テーブル半分なのだ。
だったら2ブース取って、なけなし重版かけちゃおうかなぁ、なんて呟いてみたところ、つるちゃんはすぐさま応援してくれた。
「てゆうか、新刊もいけそうじゃないですか?」

おおおおおおおう…!!

実は『なけなしのたね』校正をつるちゃんにお願いした以外は、本当に孤独に作業していた。
表紙デザインから編集、組版、入稿に至るまで泣きながら手探りで進め、何度やり直しをしたか知れず、あの時私は、完全に燃え尽きたのだった。
何せそういうのに詳しい人が近くにいないし、どんなに無償で手伝いますよと言われても、それはそれで気を使いすぎて言いたいこと言えないだろし、でもコストを抑えたい私は必死だった。
あれをもう一回とか、死ぬかもしれん…。

何より、PCが瀕死だった。そして今も瀕死。
iPadを手に入れて以降、現在完全に放置されておる。
あの時は瀕死とはいえ、なんとか入稿まで持ち堪えてくれたものの、こないだPC立ち上げたら、永遠にクルクルしてた。

新刊かぁ…iPadでどこまでやれる…?
そう呟いたら、またしてもつるちゃんはすぐに「縦式アプリがいいらしいですよ!」と教えてくれた。
あれ…?もしかして、つるちゃん、私の新刊を待っててくれてる?
私は勝手に頬を染める。
だって、一作目も彼女に背中を押してもらったのだ。彼女が行けというならば、私は行けるのかも知れない…!
彼女の一言に全てを委ねようと思ったのは、大阪文フリ締切の直前だった。
申し込んだら、まさかの抽選対象になってしまった。

あああ!!私がモタモタしていたばっかりに!!!
激しい後悔と、天への祈り。もう膝ついて祈った。
神様頑張りますから当選させてください、私たちを大阪文フリに出店させてください…!!
すると、文学の神様は微笑んで下さった。
「もう全員出してやっからとにかく楽しめよ!」なメールが届いたのだ。(いやそんなラフじゃない)

やったー!
私たち、一緒にお店出せるね!
とはしゃいでいたのも束の間、夏休み直前である。
夏休みといえば四六時中プールにいる自分が思い浮かぶ。
しかも私は今回2週間近く帰省する。尚且つ、戻る時は、両親と弟夫婦も共に来阪。
夏休みはほぼ何もできないと言っていいだろう。
白眼。

しかし弱音を吐いていられない。
今回、新刊を作るにあたって、お二人のイラストを使わせていただくのだ。
「お力になれるならどうぞどうぞ!」
そう言っていただいたのに、やっぱり作れなかったやーテヘ⭐︎
などと、済ませられるわけがなかろう。

そんなわけで、只今新刊、全力で取り組んでおります。
タイトル『にじいろのはなじ』
なんで『はなじ』? 痔?  は?
そう思って頂けたのであれば、是非ご購入いただきたい。(急に強気か)
『なけなしのたね』も、当時やり取りのなかったお方で気になっていた方がいらっしゃったら、是非、是非にも…!
2冊セットで、どうでっしゃろか!

新刊内容につきましては、もうちょっと仕上がってきたら、またゆっくり書かせていただきます。

とにかく、私の中で、大きな大きなお祭りになる予感。
ねじりハチマキでお待ちしておりますので、来たれ!大阪!!

あ、ヘッダーは、幸運のキノコ、お釈迦様のキノコと呼ばれる『コガネキヌカラカサタケ』
つるちゃんが文フリの記事を出した日に突如我が家に現れました。
これはあれです、とにかく今回の文フリ縁起がいいや!!ってなったので、ここで披露。

つるちゃんの新刊は、事情により11月の東京出店になります。
だけど、着々とすすんでる。
つるちゃんの既判本は大阪の地でも降臨!ひゃっほー!


再度入稿できるか内心ヒヤヒヤしている、PCに保存『なけなし』原稿。
手に取っていただきたく格闘予定。


購入特典もあります!
ものすごく豪華…!
まずはつるちゃんの記事でチェックしてください。
私の新刊情報はもうちょいお待ちください!

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