【詩】隔たり



「救いが欲しい」

一年前に爆破事件を起こした少年の日記に書かれていたそうだ。


みずから救いを求め、自分の信じる正義をつらぬいた彼は、ついに救われたらしい。


僕は今日もしがない派遣社員としてパソコンに向かう。

僕と彼の距離は、大きく隔たっている。

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