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大塚愛とか東京フレンズとか同年代とか

ラジオから大塚愛の『さくらんぼ』が流れてきた。

『さくらんぼ』は大塚愛の2枚目のシングルで、大塚愛を世間に広く知らしめた代表曲である。一時期はカラオケに行ったら女子は100%の確率で歌ってたんじゃないかってくらい、カラオケの定番曲でしたね。

みんな『さくらんぼ』を歌うから「また『さくらんぼ』かよ!」とか思いながら、でも「もう1回!」って言うのが楽しかったから、結局毎回楽しんでましたね。楽しいもんは楽しい!

僕は去年まで工場で働いてました。愛知県にある世界の◯◯◯と呼ばれる某会社で働いていました。

ざっくり言いますが、工場の仕事で1時間に1回粘着テープのシートを取り替える仕事がありました。取替のタイミングになったらお知らせしてくれるアラート音があったのですが、そのアラート音もまさかの大塚愛『さくらんぼ』でした(笑)

仕事がスムーズに効率良く進んでいる時や調子が良い時は、歌詞を口ずさんだり、時に「もう1回!」とか言っちゃうくらい上機嫌なのですが

仕事がトラブルで効率良く進んでいなかったり、上手くハマっていない時、機嫌が悪い時に聴こえてくる『さくらんぼ』は腹立たしく、正に悪魔のシンフォニーでした。

リメンバー、ステカセキング!

(↑キン肉マン『7人の悪魔超人編』に出演なさっていたステカセキングさん。得意技「悪魔のシンフォニー」)

という訳で、前置きがめちゃんこ長くなってしまいましたが、今日は大塚愛について書いていこうと思います。


1982年世代


僕は大塚愛と同い年の1982年生まれです。

1982年生まれは宇多田ヒカル倉木麻衣倖田來未北島康介深田恭子加藤あい藤原竜也小栗旬など名だたる有名人や著名人がいるんですよね。

大塚愛は2003年に『桃ノ花ビラ』でデビュー。その『桃ノ花ビラ』が小林聡美、ともさかりえなどが出演していたドラマ『すいか』の主題歌だったので、そのドラマを観ていた僕は、すぐに大塚愛という存在を知りました。

デビュー曲がドラマのタイアップになるってすごいことですよね。

ちなみに『すいか』というドラマ、僕は大好きなんですが視聴率は悪かったんですよね。けど視聴質は良かったみたいで脚本家が「向田邦子賞」を取ったり、ドラマ通の間では今でも上位に名を連ねるくらい評価が高いドラマです!

大塚愛が自分と同じ1982年生まれって知った時はかなり意識しました。

今思うと、初めて同年代を意識したのは高校1年生の時に、ドラマ『神様、もう少しだけ』深田恭子が金城武のヒロイン役に抜擢された時ですかね。あれはかなり衝撃を受けました。宇多田ヒカルのデビューもそれ以上の衝撃でしたが、体感的には深キョンがフィーチャーされた時のほうが衝撃はデカかったですね。

性別関係なく、同い年の人間が活躍したり表舞台に出てくると意識しちゃうんですよね。同年代ってだけで自分事になることたくさんありますから。

だから大塚愛のことは常にチェックしてました。そして見事にハマっちゃいました!

さくらんぼでブレイク


『桃ノ花ビラ』の次に出したシングルが『さくらんぼ』だったんですよね。『桃ノ花ビラ』はしっとりしたバラード曲だったんですが『さくらんぼ』は180度変わって明るいポップな曲。

この路線変更には正直驚きました。王道を狙いにいったんだなと思いました。『桃ノ花ビラ』路線だと売れるのに時間がかかりそうだし、売れないまま終わってしまう可能性がありましたからね。

そして見事に『さくらんぼ』は大ヒット!
大塚愛はブレイクを果たしました。

その後も『Happy Days』『金魚花火』『大好きだよ。』『SMILY』『プラネタリウム』など曲を量産。個人的には『プラネタリウム』までの大塚愛は無双状態だったと思ってます。

みなさんもこの頃の大塚愛が1番好きなんじゃないですか?

僕はこの時期めちゃめちゃ大塚愛の曲を聴いてましたよ!

東京フレンズ


大塚愛をより好きになったのは『東京フレンズ』というドラマですかね。『東京ラブストーリー』とか『ロングバケーション』とかフジテレビの大ヒットドラマを手掛けたスタッフが集結して作られたドラマで、古き良き時代のフジテレビって感じでメチャクチャ好きなドラマです!

『東京フレンズ』は2005年に発売されたavexとフジテレビが製作したDVDドラマ。大塚愛初主演作品である。キャッチコピーは「一番最初に描いた夢を、あなたは今も、覚えてる?」

田舎から東京を夢見て上京してきた大塚愛を中心に、女の友情や恋愛、全員が夢に向かって歩む姿を描いた青春ドラマ。

特に大塚愛扮する主人公が所属するサバイバルカンパニーというバンドがあるんですが、そこで歌唱する歌がカッコいいんですよね。あまりにもそこで歌われる曲が好きすぎて、ドラマのサウンドトラックを買ってしまったくらいです。

当時、『東京フレンズ』が好きすぎて周りの友達に啓蒙してましたね(笑)


大塚愛はバラード曲のほうが好き


大塚愛の世間のイメージは、明るくポップでカワイイ女の子じゃないですかね。

やっぱり『さくらんぼ』のイメージが絶対的に強いだろうし、その路線を踏襲した『Happy Days』『SMILY』『フレンジャー』『CHU-LIP』『PEACH』なんかが大塚愛らしさって思う人が多いんじゃないかと思います。

けれど、この「明るくポップでカワイイ」というイメージにデビュー当時から悩まされていたのを知っていますか?

デビュー当初はキャラクターというものが確立出来ていないから、プライベートを曲のイメージに合わせていたそう。ノリの良い曲ならガーリーで子供らしさを演出したり、バラードの曲なら上品なワンピースを着たり。作品と自分を一緒にされてると思って苦しんでいたらしい。

事実、全盛期の頃の大塚愛って女子からの評判は決して良くなかったんですよね。まあ、僕の周りの女子の意見なんで、世間はどうだったか知りませんが、「あざとい」「腹黒い」などと言ってましたね。

当時の僕は「女子ってメチャクチャ言うな!」「可愛いことに対しての嫉妬なんじゃないの?」と偏見たっぷりだったんですが、「あざとい」「腹黒い」は半分当たっていて、半分は外れていましたね。

大塚愛が良かれと思っていた行動が、結果的に女子からの反感を買っていたということですから。

僕も大塚愛の本質はバラードだと思っていたし、バラードでこそ輝くと思っていたので、『さくらんぼ』に代表される路線には違和感を感じていました。『桃ノ花ビラ』でデビューしたってことは、大塚愛の魅力はバラード曲じゃないかと思っていたので!

だから僕は『さくらんぼ』などに代表されるノリの良い曲も好きだけど、『金魚花火』とか『大好きだよ。』とか『ネコに風船』とか『プラネタリウム』とか『恋愛写真』のようなバラード曲のほうが好きだったりします!


オススメのアルバム


最後に僕が好きな大塚愛のアルバムを紹介して終わりたいと思います。

3rdアルバムの『LOVE COOK』です!

1stアルバム『LOVE PUNCH』2ndアルバム『LOVE JAM』は、明るくポップでカワイイ大塚愛を全面に出したノリの良い、ライブで盛り上がるアッパーな楽曲が多いのですが、この『LOVE COOK』は暗いバラード曲が多いです。

常に雪が降っていて、ときどき雲間が指して光が指すんだけれども、雪は常に舞っている。晴れるんだけど快晴にはなってくれない。そんなアルバムです。

オススメは1曲目の『5:09a.m』と7曲目の『cherish』

『cherish』はもともと『LOVE for NANA ~Only 1 Tribute~』というアルバムに収録されている曲で、矢沢あいの人気漫画『NANA』に登場するバンド、“BLACK STONES(ブラックストーンズ)”と“TRAPNEST(トラップネスト)”の曲を自分が書くとしたら、というコンセプトのもと作成されたもの。この『cherish』はトラネスをイメージして大塚愛が作った曲で、MVを含めてダークな感じに仕上がっています。

大塚愛の全楽曲の中で、僕が1番好きな曲かもしれません。ちなみに表題曲では『金魚花火』が1番好きです。

さてさて、そこそこ長文な記事を書いて疲れたので甘い物が食べたくなりました。

ミルクパンを頬張りつつ、チョコパイにも手を伸ばそうかと思います。

2020/06/10

飛田将行 とびたまさゆき

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