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怪しいネット広告はニセ情報の危険も!騙されないための基礎知識

最近ネットやSNSを見ていると、不快な広告が出てくることはありませんか?例えばよく目にするのは、肌の角栓やシミをわざとグロテスクに加工した過激な広告。急に気味の悪い画像が出てくると、嫌な気持ちになりますよね。

人の目を引き付けるためだけの極端なネット広告は、虚偽の情報を発信している場合もあります。怪しいネット広告にはどのような種類があるのか見ていきましょう。

過剰なうたい文句に注意!怪しいネット広告の種類

1. 誇大広告

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誇大広告とは、商品の機能やメリットを大げさに打ち出している広告です。例えば「このサプリを飲むだけで○ヶ月で痩せる」「気になる部分に塗るだけでシミがなくなる」など。まるで効果が約束されているように、見た人を勘違いさせる広告を指します。

よくあるのは、肌の角栓やシミなどに明らかな加工を施している画像や、ありもしない使用結果の画像などがあります。バストアップやダイエットといった美容関連が多く、人のコンプレックスを刺激するような手法で、商品の良さを過度に表現し信じ込ませる特徴があります。

2. フェイク広告

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フェイク広告はその名のとおり、架空の事実を作って商品を宣伝する広告です。手法としては、芸能人のSNS・雑誌・テレビのキャプチャー画像などを無断で加工して商品を紹介するもの。「○○さんも愛用中の商品!」「○○でも取り上げられました」など嘘の情報を作り、いかにも他と比べて商品価値が高いようにアピールします。

画像は巧妙に加工されているため、ニセの情報とわからないケースがほとんど。「有名なタレントさんが使っているなら…」と信じ込み、本来の機能や効果を確認しないまま購入してしまう例もあるようです。

3.  情報商材系

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副業や高収入などの広告で閲覧者を誘導し、「稼げる方法」などの情報商材を売るものです。例えば「アンケートに答えるだけ」という内職紹介から、仮想通貨や転売などのビジネスノウハウまで、誰でも簡単にお金儲けができるように見せかけます。

こうした情報商材は、入会金や講習料といった名目で高額料金が発生することがあります。また広告では「たった○日で○万円稼げました!」など、偽の口コミや体験談を使っていることもあり、実態としてはほとんど収入にならないケースも。「高額な初期費用が取られただけだった」などのトラブルが多発しています。

怪しいネット広告が増えている背景

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ではなぜここ数年になって、急激に怪しいネット広告を見かけるようになったのでしょうか。その仕組みについて、詳しく見ていきましょう。

1. ネット広告の出稿ハードルが低い

テレビCMや新聞広告を使おうと思うと、高額な広告出稿料が必要です。ところが、ネットでは「1クリック数十円~数百円」「1回の購入につき数千円」などの成功報酬型の広告が多くなっています。比較的低コストで出稿することが可能なため、ネット広告の利用が増えているのが現状です。

またネット広告の中でも、会社や個人のサイトで商品を宣伝して、売れたら報酬が発生する「アフィリエイト」という種類があります。このアフィリエイトでは、広告の仕組みを提供する仲介業者を通して、その業者と契約した「アフィリエイター」によって宣伝される流れが基本です。

販売元が自社の通販サイトなどで商品を掲載する場合、法律(不当景品類及び不当表示防止法)によって消費者に誤解を与える表示が禁止されています。ところが、アフィリエイト広告の中身はアフィリエイターが作るので、実際の販売元が内容を把握していないケースがあります。そのため、成果報酬を求めるあまり、虚偽の広告を作成するアフィリエイターが発生してしまうのです。さらに、無数のアフィリエイターが宣伝することになるため、販売元が管理できないまま、悪質なネット広告が発生しやすい状況にあります。

2. “弱み”につけこむ宣伝手法の広まり

「絶対キレイになれます!」「あなたも高収入に!」などのうたい文句は、人の悩みやコンプレックスに訴えかけます。このようなコンプレックスを刺激する商材は、特にネット広告での効果が高いといわれています。

気になることを調べたり、不安を解消したりする場合は、ネットを使うことが多いでしょう。そこで“弱み”につけこむような広告を見ると、人はどうしても引き寄せられてしまいます。怪しい広告なのに、ネットという媒体の性質から信じ込んでしまう人が一定数いるのです。こうして、怪しいネット広告が次々と増えるようになりました。

適切な情報を見抜くには?

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もし自分に自信をなくしていたり、気持ちが弱っていたりすると、悪質なネット広告の情報から必要のない商品を購入してしまうかもしれません。でも買ってしまう前に一旦ストップ!以下のポイントから、本当に信用できるのかどうかチェックしてみましょう。

1. 販売元の正規情報から判断する

広告媒体には規制がありませんが、販売元が直接商品を紹介する場合には、嘘や誇張した表示は禁止されています。「絶対に○○できます」などの文言は使えませんし、悪質な営業をしていない限り、正確な情報を載せるのが通常です。広告バナーなどからアクセスした先のサイトは広告になっているケースが多いので、必ず正規の販売ページを確認するようにしましょう。

2. 「医学的な効能」に要注意

健康食品やサプリメントなどについては、「薬機法」という法律で、ほかの商材よりも厳しく規制されています。医薬品でない健康維持・美容系の商品や、薬機法未承認の医薬品は、広告であっても医学的な効能は宣伝できません。例えば「ニキビができなくなります」「○○の器官を回復させます」など、身体的な機能や病気に関わる文言は禁止されています。もし医薬品ではないもので、「○○が治ります」といった直接的な表現があれば、注意しましょう。

怪しいネット広告は対策アプリでブロック!

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トラブルに巻き込まれる可能性のある怪しいネット広告は、表示されないようにするのが一番の対策です!

そこで便利なのが、広告コンテンツブロッカーの280blockerです。Safari専用の迷惑広告対策アプリで、Web閲覧の妨げになる広告を自動的に非表示にします。通信量の軽減やサイト表示の高速化にも役立つ優れモノです!iOS標準機能を活用したアプリのため、動作が重くなる・バッテリーの減りが早くなるなどの不便さもありません。

※280blockerはiOSの「Safari」専用の迷惑広告対策アプリです。

また迷惑電話・迷惑SMS対策アプリのトビラフォンモバイルでも、コンテンツブロッカー機能で、危険サイトへのアクセス拒否が可能。もし悪質なURLをクリックしてしまっても、自動的にアクセスをブロックしてくれるので安心です。

※「トビラフォンモバイル」のコンテンツブロッカー機能はiOSの「Safari」専用機能です。

どちらもスマホにインストールしておくだけで、安全・快適にネットが使えます。不快なネット広告に困っている方は、ぜひ試してみてくださいね。

<参考文献>
ネット広告の闇|NHK NEWS WEB
インターネット消費者取引に係る広告表示に関する景品表示法上の問題点及び留意事項|消費者庁
ネット広告の表示を規制する法律|国民生活センター
医薬品的な効能効果について|東京都福祉保健局


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