私が秀逸だと感じたタイトル #3|映画・音楽・ゲーム
以下の記事の続きです。
自分の好きなタイトル・作品を語っているだけの記事ですが、よろしければどうぞです。
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The Bucket List|映画
邦題は『最高の人生の見つけ方』。私がもっとも好きな映画の1つですが、タイトルとして秀逸だと思ったのは原題の『The Bucket List』の方です。
本作は重い病気にかかった2人が『死ぬまでにやりたいことリスト』の項目を1つずつ消化していくというのが大まかなストーリーになっているのですが、翻訳ではそのリストが『棺おけリスト』と表現されています。
原題にある”Bucket”は直訳するとバケツのことですが、英語のスラング表現である「Kick the bucket(=死ぬ)」から来ているようです。
実は、「The Bucket List」は英語のスラング表現「kick the bucket(=死ぬ)」から来ている言葉で、死ぬ前にやっておきたいことを書き出したリスト「a list of things to do before kicking the bucket」を表しているタイトルとなっています。
https://honkienglish.com/titles/movei62.html
そう考えてみると、映画作品のタイトルとしてはかなり挑戦的なタイトルを採用していると感じざるを得ません。そして、邦題があまりにも原題から離れたタイトルになってしまったのも分かります。
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赤い鈴|音楽
KONAMI の音楽ゲームに多くの楽曲を提供されている、あさき氏の作曲した1曲です。
氏の作曲する音楽はかなり特徴的で、一部では『京都メタル』なんて呼ばれていたりするらしいですが、この曲もその雰囲気がよく出ている1曲かと思います(少し Jazz っぽさも入っていますが)。
また、氏の曲は歌詞が非常に難解であることもよく知られています(そして美しいのですが)。この曲はまだ分かりやすい方ですが、それでも1回聞いたくらいでは”まったく意味が分からない”という人が殆どかと思います。
しかし、歌詞を丁寧に読み解いてみると、同じく難解あるいは意味不明とも揶揄されるあの伝説の曲『A Whiter Shade of Pale(邦題:青い影)』と同じテーマを題材にしていることが分かります(私の歌詞の解釈においてはという意味ですが)。
そして、タイトルの『赤い鈴』です。
それの意味するところは分かりやすいのですが、それを『赤い鈴』と表現して楽曲のタイトルとして持ってくるというのは凄まじいセンスを感じます。
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MOTHER|ゲーム
1989年に任天堂から発売されたファミコン用の RPG ソフトで、シリーズとして3まで発売されています。
コピーライターの糸井重里氏がゲームデザインを手掛けていて、一般的な RPG とは一風変わったストーリーやセリフなどが特徴的なゲーム作品となっています。
最初に発売された『MOTHER』は「エンディングまで、泣くんじゃない。」や「名作保証」といったキャッチコピーでも有名で、エンディングまで到達した人は泣いてしまったという人も多いのではないでしょうか。
そして、このゲームタイトルが『MOTHER』である本当の理由も最後の最後で、しかもプレイヤーの選択によって明らかになるという非常ににくい演出になっています。
「ゲームでしか味わえない感動がある」は、NINTENDO64の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のキャッチコピーだったかと思いますが、個人的にはこの作品(あるいは続編の『MOTHER 2』)にこそ相応しいキャッチコピーだと感じます。
しかしながら、”MOTHER”は直訳すれば”母”でしかないわけで、よくこのゲームタイトルで発売したものだと本当に感心します。
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おわりに
そんなわけで、映画・音楽・ゲームから1作品ずつ取り上げてみました。
次回があれば、またその時にお会いしましょう。
ー了ー
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