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「仕事観の統一」を組織づくりの根幹にする歯科医院

こんにちは!株式会社Tobe-Ruの戸澤です。
6月に初めて自社サービス「Hirame-ku」ユーザーのゲスト講師によるウェビナーを開催します。
ゲスト講師は、浦安市内で展開される医療法人社団ウィズダムの久後先生。インタビューをさせていただき、本当に素晴らしい組織づくりのお考えをお持ちの理事長なので、ここでもシェアさせていただきます。

▼歯科医院あるある「1億円から2億円の壁」

歯科医院は医業収入2億円(社員数15~20名)を超える割合が約2%、1億円(社員数7~10名)を超える割合が約8%。
1憶円から2億円へ向かう途中で組織の壁にぶつかるのは、業界あるある。
その理由は一言で「組織基盤の準備不足」です。
正直、2億円の歯科医院でも、マンパワーでこなしているところはあります。ただ、そのような歯科医院はとにかく忙しく、院長のマンパワーによって成立しているだけで、承継時や産休・育休が立て続けに起きたときに対応ができなくなってきたりします。

1億円までは正直、組織基盤は最低限度でも問題はないでしょう。
しかし、持続的な成長を求め、2億円を超える歯科医院を目指すのであれば、組織基盤づくりはとても大切です。

ゲストの久後先生と私で完全一致しているのが
組織基盤=院長不在でも運営・成長できる体質かどうか
です。

「先生が3ヵ月間、海外逃亡したら、病院はどうなりますか?」
とよく質問することがあります。
残念ながら即答で「Yes!」と答えられる人は少ないです。
この質問に即答で「Yes!」と回答できるようになることを、小規模のうちから準備されてきたのが、久後先生です。

▼「仕事観の統一」を組織づくりの根幹へ

通常、歯科医院において本気で組織づくりに関心を持つタイミングは1億円を超えてからかもしくは何か組織的な大きな課題が出てきたときです。

しかし、久後先生は、元々2億円を開業当初から想定していたこともあり、かなり早い段階で組織づくりに向き合ってこられています。
この根本になるのが「仕事観の統一」
人それぞれ価値観は違えど、仕事観を統一させるための仕組みや環境を整えてこられました。

仕事観を棚卸し、マニュアルや動画、研修、評価制度などに言語化することを今でも懸命にされています。

その結果、採用→新人教育→キャリア教育→幹部育成…が一気通貫した組織にまで成長されています。
今では採用活動や新入社員のオリエンテーションなどもスタッフさんが主体になって行い、スタッフさん自らが、当法人の仕事観を自分の言葉で語れる人が増えているようです。

本当に素晴らしいです!

▼当院の方針を理解し、考え、行動(実践)できる人財を増やす

私自身、組織づくりは、当院の方針を理解し、考え、行動(実践)できる人財を増やすことができるかどうか、これに尽きると思っています。
・与えられた仕事や目の前にある仕事をこなすだけの人材
・当院の方針を理解し、考え、行動(実践)できる人財
は規模がたとえ一緒だとしても、組織の質は雲泥の差です。

人不足の環境になったと仮定すると前者は
「人が足りないから増やしてほしい」と単純に要望だけを投げかけるだけですが、後者の組織は
「人が足りないので〇〇しませんか?/〇〇を導入しませんか?」
「当院に必要な人を採用するために、〇〇をしませんか?」
といった問題提起と提案をセットに出すようになります。
雲泥の差ですよね?

1億円以上からが…と言いましたが、正直、質をよくすることに関しては、規模は関係ありません。組織づくりは早い段階で着手するにこしたことはないので。
ただ、組織づくりには医院としての成長は欠かせないので、規模の拡大は想定しながらビジョンを固め、組織に展開していく必要はあります。

▼本記事のまとめ~定量化しにくい医療機関からこそ”〇〇観”の統一を

医療機関は個人単位で数字で図れる部分が少ないですよね。
だからこそ「”〇〇観”の統一」はとても大切です。

また今回のセミナーに関心がある方は

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