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Merriam-Webster's Vocabulary Builderマラソン Day7🏃‍♂️

JECTとは

JECTはラテン語のjacereに由来し、その意味は"throw"あるいは"hurl(強く投げつける)"です。Jectを持つ単語はたくさんあって、たとえば論文はreject、つまり投げ返されるし(つらいやつ、知らんけど)、injectはあるものを他のものの内部に投げ入れたり、あるいはsquirt(噴出させる)するというところから注入、注射という意味になりますです。

たとえば、プログラミングを学習している人にとってはObjectという単語は馴染み深いものですが、この含まれているjectはどうでしょうか。実は、このjectも同様に"throw"を表します。

ob(に向かって)+ ject(投げる)

という語源の組み合わせから投げる先にあるもの、それが転じて"対象"や"物体"といった意味が生まれてきます。英文の構造での目的語はOで、これはObjectを意味しています。投げる方向、つまり動詞が扱うものというわけですね。

オブジェクト指向を語源から考えると、アクセスしたり、インスタンスの生成や破棄を行なったりする際に、プログラム上ではその何かを処理する命令を送ります。その何かこそが投げる方向にあるもの、オブジェクトであるわけです。

もっともプログラミングの場合には、対象や物体といった確立された意味を元にして用語として採用しているはずなので、語源から考えること自体にさして意味はないかもしれません。

プログラミングつながりで言うと、いくらか馴染みがあるのはinjectで、日本語では注入といった意味で使われています。

で、こういうツイート投稿したり。決して文章書くのが億劫になってツイートのリンク貼り付けたわけじゃないから。じゃないからね。

1.  interject

ラテン語に由来しており、そのままの意味で”throw between”を表します。interは"間に"という意味なので、間に投げ入れるということになりますが、それがどういうことになるかというと、コメントや指摘などして会話を邪魔するという意味になります。

例文でも,

ベストなintejectとは会話を遮らないくらい、瞬間的に行われるもの

だって皮肉られていて、なかなか面白い。

2. conjecture

接頭語のCon-は”together”を意味するので、conjectureは共に投げ入れるということになります。そこから、いくつかのファクト(事実)を共に置いて理論を作ると言う意味が生まれてきます。事実から作られる理論というのは結局仮説ですので、日本語では推論や推測といった意味を表します。

3. projection

現在起こっていることを元にして、将来起こることを推測する。日本語では予測や見積もりといったらいいでしょうか。

pro (前方に) + ject(投げる)+ tion(名詞化) 

ですので、Projectionはあるものを前方に送るということになります。よく知られている単語だと、たとえばプロジェクションマッピングだったり、プロジェクターだったり、それこそプロジェクトだったり。これらはいずれも、前方に送るという意味から生まれてくる単語群です。

ただし、この予測や見積もりといった意味においては、使われるのはビジネス関係の文脈においてです。

4. trajectory

日本語では曲線や弾道、また(人生などの)道筋といった意味があります。

trans- という接頭語は、を横切る、を渡るといった意味のacrossを意味します。このイメージに関しては、Weblioのコアを見ていただいた方が良いかと思います。

ちなみにacrossは、「a+cross」からできています。crossが十字架を意味する言葉ですので、それを否定する接頭語のaと組み合わせて、十字を否定した一方向の横切るという意味が生まれてきます。たぶんそうだろうなと思っていたのですが、これもWeblioに載っていました。すごいな。

さて、trajectoryに戻りますと、横切る、渡ると言った方向性と動きに対して、投げるという意味のjectがくっつくわけです。そうすると、それは弾道や軌跡を描くわけですね。

だから用語としては工学やエンジニアリングの世界において比較的使われているのですが、決してそれだけではなく

the trajectory of a whole life

人生の道筋といった使い方もされます。

現在マラソンしている図書



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