「週休3日制」福井の介護施設でじわり 勤務時間を長くするか、休日増やすか…導入のメリット・・・という記事の紹介です。
まだまだ先の事ですが、事業が安定して軌道に乗れば、今までの当たり前だった”週休2日”とか”1日8時間労働”とかは、どうにかして変えていきたいと思っていたので紹介します。
労働基準法では、1日8時間以上の労働は認めていませんし、週40時間以上の労働は認められません。
僕個人の受け止め、理解の仕方として残業は特例であって本来は違法行為であると認識しています。
ですので、管理者やリーダーは職員がいかに効率的に限られた8時間という時間内でどこまで生産性を高めれるかを考え工夫し実施し常に改善していかなくてはならないと思っています。
なので、基本的に”今まで通りでよい”という発想がないわけです。
昨日できた事が今日は昨日より短い時間で質が高い成果として出せなくてはならんだろう、というのが僕自身が自分自身に課しているハードルです。
当然、そのハードルを超えれない事もありますし、そういう意識をする事自体を忘れてしまっている事もありますが、基本的にはそのスタンスです。
ただ、それを部下にも期待する事はしていません。
元々は期待していましたし、そうなるように指導してきましたが、それは多くの部下にとって良い迷惑であることを自分で理解したので無駄な努力はしないようにしました。
労働者であれば”そうあるべき”という思いはあります。
特に専門性が高い仕事をする人は、もっと”そうあるべき”と思っています。
そういう意味で、僕自身が処遇改善や労働環境を改善していく中で大きなポイントになるのが、”そうあるべき”な事に対してどこまでアプローチできているか、しようとしているか、という部分が大きな評価のポイントになりそうです。
ちょっと話がそれましたが、多様な働き方も認められていく世の中になりますので、1日8時間以内であれば、どう働いてもいいわけです。
それは、職場ごとに自由に決めていいルールになります。
ここで働く側が気になるのが、お給料がどうなるの?という事ですよね。
当然です。
基本的に時給での計算になりますけど、時給1000円の仕事だとして、1時間で1000円以上の収益を生み出さなければ赤字ですので、そこまで自分の仕事の内容と成果を意識している労働者がどのていど存在するか。
少しでも楽をして稼ぎたいと思う労働者なら、当然生産性は低くなりますよね。
そうであれば、自分が生んだ収益に応じて自分の収入がアップする仕組みであれば生産性も上がりそうな気もします。
個人的には、人間がもっと成熟すれば成果主義など導入しなくても生産性は上がるとは思っていますが、残念ながら今の人類はそのレベルには到達していませんよね。このあたりちゃんと出来るようになれば、おそらくお金を稼ぐとかいう発想自体が必要なくなるんだろうなぁ・・・なんて思っていますが、ずっと先の未来の話なんだろうと思います。
さて、紹介した記事の施設では、1日の労働時間を長くして週休3日制にしていると書かれています。
週40時間を超えない時間数で週4日の勤務で調整しているのかな?と思いますが、1日あたり10時間の勤務が最大となります。
それはそれでありかもしれませんし、実際、既に海外ではこういう働き方も広がっている話もきいた事がありますし、福井県でも広がっているようですので一定の効果があるという事ですよね。
これ、まだ過渡期だからシフト調整を担当している人は大変だろうなぁ・・・なんて思いました。
200人のうち9人が週休3日制を選択しているとの事。
・・・ちょっと思ったより少ないかなぁ。
まだ制度が走り始めたばかりだからと思いたいですけど、この制度で逆に現場が働きにくくなってなきゃいいけど・・・といらぬ心配をしてしまいました。
こまめに希望を聞きながら柔軟に対応している感じがいいですね。
ただ、シフト調整を担当している人が大変そう・・・。
しかし、そこもうまくシステム化して負担が軽減できるようにしているのだろうと思います。
この長時間シフトの職員がいる日といない日で負担感や仕事量に差がでる事が想定されますが、そのあたり何か対策がしてあるといいですね。
この記事のインタビューでは、週休3日を選択した職員の感想が記載されていますが、そうでない側の意見も聞いてみたいと思いました。
なんにしても最初からうまくいくというのはレアケースなので、特にこうした新しい取り組みや今までにない取り組みは、やってみないと弊害が見えてこない事も多いので、こういう実践がどんどん広がって、いろんな事例が共有されて、こんな働き方がいい、というのがどんどん出てくるといいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?