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地域の高齢化の影響。

今年の4月から町内会の班長になりまして、さっそく班内の町内会費等の受け取りに回ったりいろいろさせてもらっていますが、先日町内会の役員会がありまして、そちらにも参加させてもらいました。

10人くらいの役員さんが集まっての会合です。
僕は訪問があったので遅れての参加でした。

夏祭りの準備やゴミステーションの修理、冬の行事についての話し合いでしたが、これまでの流れとかさっぱり分からないのでただ聞いているだけでしたが、町内会も高齢化が進んで本当に大変なんだな、と実感しました。

道路沿いの花壇の整理についても、もうみんな大変で継続は難しい、担い手がいない、という話になってました。
草刈りも同じで元気な方がポランティアでしてくれている様子。
夏祭りも子供たちの為に子ども神輿を出したいが、見守りに人員が割けない、という切実な話になっています。

具体化等は次回の6月の集まりで詰めるようですが、地域を担う町内会の存続自体も高齢化により難しい状況なんだなぁと肌で感じました。

夏祭りについては、職員にも確認して手伝ってくれそうな人が一人は居そうなので、僕も合わせると二人は要員確保できそうです。

こういうの地域の町内会ですけど、町内会の役員会でも役員さんがおっしゃられていましたが、若い世代は仕事があるし週末は家族サービスもあるから無理に頼めない、という所で本当に皆さん頭を悩まされていました。

草刈りも週末や時間のある時は、保険外で使っている草刈り機もあるので手伝えるなぁ・・・とか思いながら、その地域で事業所を構えさせてもらっているので何か少しでも力になれたら、と思って何ができるかを今後も検討していきたいと思っています。

年々見知った人が(亡くなって)減っていく。
一度辞めたらもう再開はできない。
体力の限界。

町内会の維持運営自体が非常に困難な時代になっているような気がしました。

いやはや、こんな状況で地域包括ケアシステムといってもやはり構築は難しそうですね。自助互助の中心的な役割を担いそうな町内会が機能不全を起こしそうな状況ですので、それ以外で地域をまとめる役割を担う存在があればいいのですが、そういうのたぶんないですよね。

とりあえず、うちの事業所がある場所については、介護事業所があるから地域のそういう介護や福祉に関わるような部分の支えにはなっていきたいと思ってはいるのですが、果たして今後、どのようになっていくのか本当に見えないので心配です。

第3期登別市地域福祉計画(公開日 2024年03月28日)より抜粋

我が事業所がある登別市の状況です。
高齢化率は北海道平均を上回る状況で、今後より一層の少子高齢化が進んでいく地域です。

とりあえず前例のない状況の中での事業運営になる事は間違いないので、本当に手探りで暗中模索しながら事業だけではなく、地域づくりもふくめて色々出来る事をやっていく必要があると考えています。

そういう意味でも、町内会の活動を通じて、よりリアルな地域の状況に触れていく事は本当に重要な意味を持つと考えています。

ちなみに、高齢率について日本の平均値は以下の通りです。

令和5年版高齢社会白書(全体版)(PDF版)より抜粋

日本全国で同じような状況になっていくのは明らかな状況ですね。
東京都等の都心部は違うのかもしれませんが、地方地域がこれまでの環境を維持できなくなっていくのは明白だと思います。

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