見出し画像

熱中症疑いで小2女児死亡 当日は統計史上最高の33.5℃…市は不適切な対応を認める 北海道伊達市・・・という記事の紹介です。

今日も北海道、暑かったです。
急遽の問い合わせの草取りの依頼で下見に行きましたが、2~3時間で終わりそうな内容で、ちょうど午前中に時間が空いていたのでそのまま作業に入りました。
草刈り機を使うと楽なんですが、家の周辺の砂利から生えている草だったので手作業となりました。

tenki.jp 今日の登別の1時間予報
一番下の数字(86~88は湿度)

やっぱり暑いなぁと思いながら作業していましたが、30度超えてたんですね、10時以降は29度台でしたが、徐々に奪われる体力を感じながらしゃがんで草むしりは何かの修行の様でした。
思った以上にヘトヘトに疲れて作業後は事務所に戻ってほぼ水のシャワーを浴びて身体を冷やしてスポーツドリンクを飲んで15分ほど昼寝をしてからお風呂掃除の派遣に向かいました。

それでもやはり疲れていたのでしょう、まずその日のうちに筋肉痛が来て、お風呂掃除中に2回ほど眩暈でクラクラしてしまいました。
意識がなくなるような事はありませんでしたが、午前中の炎天下で熱で受けた体内のダメージは結構あったんだな、と思いました。

そんな中、道路では道路工事の交通整理でヘルメット姿のおじちゃんが赤と白の旗で我々の命を守る仕事をされているのを見かけると、無理しないで水分しっかりとってほしいなぁ・・・なんて思いながら、どこにも水筒やペットボトルらしき物が見当たらなかったので本当に心配になりました。

紹介するニュースの伊達市というのは、北海道の室蘭市と登別市の隣の市になりますので、昨日この報道を聞いた時は本当にびっくりしました。

旅行のとも、ZenTech より

伊達市は飛び地があるみたいですが、報道があった場所は海沿いのエリアだと思います。

22日正午ごろ伊達市の伊達小学校で小学2年生の女子児童が熱中症の疑いで搬送されその後、死亡しました。

女子児童のクラスは23日、3時間目と4時間目の体育の授業をグラウンドで実施しました。女子児童は授業終盤の午前11時半過ぎ、鉄棒で今までできなかった「前回り」ができるようになり先生と喜んでいたということです。その後、教室へ戻る途中に体育館で倒れているところを先生に発見されました。

HTB

昨日は伊達市では過去最高気温を記録していたとの事で、まさか小学校の授業の3時間目と4時間目にグランドで体育を実施しているなんて思ってもなかったので本当に驚きでした。

本当に痛ましい事で、女子児童のご冥福をお祈りします。

22日正午ごろの伊達市の最高気温は33.5℃。統計開始以来最も高くなりました。

温度や湿度から人が実際に感じる暑さの目安となる「暑さ指数」。環境省は暑さ指数が31を超えた場合、「運動は原則禁止」と定めていますが、22日の伊達市は午前9時からこの数値を超えていました。

HTB

似たような事故がありました。
暑さ指数を測定せずに運動をさせて帰宅中に女子生徒が亡くなっていたはずです。
なぜこんな事が繰り返されてしまうのか。
事故を他人事だと思っていて、北海道は大丈夫、北海道は本州とは違う、今までそんな事なかった・・・等という根拠のない”これまで問題はなかった”という事で思考停止して、対策を怠ったという事でしょうか。

「教育委員会の中で基準やガイドラインを設けていてそれに即して対応していたということではあるが、こういう結果になったのは十分な対応ができていなかったという風に認識しています」。

また、学校側が「暑さ指数」を確認せず、気温だけで屋外での授業実施を判断していたことが明らかになりました。

HTB

マニュアルやガイドラインを定めても現場で実施できないなら存在する意味がないのですが、こうしてエラーが起こった際の原因追及と責任の所在ははっきりします。
ただ、暑さ指数を測定せずに運動をさせて死亡事故に至ったケースでもガイドラインが徹底されていなかった、今後は徹底させる、という教育委員会の対応だったと思いますけど、こういうのって全国統一でやるもんじゃないのでしょうか。

伊達市内の小中学校は暑さ指数計を備えていないことから、市教委は早急に市内の小中学校向けに購入するとしています。また、指数計が届くまで、気温が28℃を超える日は屋外での体育の授業を行わないということです。

HTB

ガイドラインで示されている必要な計測器って、国とか教育委員会から支給されたり、購入に必要な経費とか出してもらってそうなもんだと思ってましたけど、購入していない時点でガイドラインなんて守れないじゃないですか。

特にこういう計測器ってピンキリだと思うので、適当な機械で計測しても数値の根拠がバラバラだと意味がないというか、ガイドラインで示している数値が正しく計測できる機器をやはり支給すべきだとは思いますけどね。

熱中症にかかる危険性を示す「暑さ指数」

▼気温:湿度:輻射熱(=日光などから人が肌で感じる熱のこと)=1:7:2から導き出される指数で気温よりも人が感じる暑さを表している。

▼環境省はこの指数が31を超えると「運動は原則禁止」としている。

HTB

弊社では、職員全員にタニタの計測器を持たせています。

タニタTC200のサイトより抜粋

一番安かったのと、お年寄りに説明する時に数字とかごちゃごちゃ表示されるよりも、危険とか警戒とか単純な方が示しやすいかな、と思って購入しました。

ちなみに、運転中の車の中で窓を開けていても警戒音が鳴ります。

事務所は常時”警戒”レベルなので、実際外に出た方が涼しい事が多いですので、きっちり正確に測定してくれているな、と思います。

結構音がなるので、利用者さんも興味を持ってくれたりして、警戒レベルだと教えると、暑さ対策を意識してくれる方も何人かおられました。

本当に暑さに対しての自覚がない方が多いので、こういう見える化はしておくといいな、と思っています。

それで思ったのですが、学校の先生って結構年配の方が多いじゃないですか。
暑さの感覚がマヒしている方が上司とかだった場合、自分が暑さの自覚がないから適切な判断が出来ない場合ってありそうな気がします。

そして、今日僕が感じたような結構なダメージを、小さな子供はもっと受けていると思うんです。気が付いた時には手遅れな感じなんじゃないかって思いました。

このような死亡事故はもう起こらないようにしてもらいたいと切実に思いましたし、熱中症については本当にこれまでの感覚ではなくて、今その時の暑さや体調も含めて柔軟に判断できるようにしないといかんのではないかと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?