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離職率の低下、理由トップは良い人間関係 有効な施策に柔軟な働き方も=介護労働実態調査・・・という記事の紹介です。

さすがに介護労働実態調査のニュースが連日出てきますね。
有難いです。
資料を読み込めばいいんですけど、そこまで余裕ないのでこうしてまとめてくれている記事は本当にありがたいです。

A4で印刷した当該資料の一部です。
PDFで拡大しながら見るのが便利なんですけど、自分は数値に印つけたりして比較したり集計したりしたいので、作業効率的に必要部分だけ印刷しています。

上記写真が当該資料をA4用紙で印刷した物です。
いやぁ、ギリギリ見えますけど・・・。
こんなに細かいと他の資料も目を通そうかとか思えないんですよね。

介護労働安定センターが今月10日に結果を公表した最新の「介護労働実態調査」− 。昨年度の介護職員の離職率が、データを確認できた2007年度以降の最低を更新したことが明らかになったが、その理由などについても報告されている。【Joint編集部】

JOINT

離職率の低下は大きなニュースでしたが、その原因とか興味ありますのでこちらの記事はドンピシャの内容でした。

「離職率が低下傾向にある」と答えた事業所にその理由を尋ねたところ、「職場の人間関係がよくなったため」が63.6%で最多。険悪な空気がないことをあげたところが多かった。

JOINT

そして理由は単純でした。
これまで離職率の上位トップに君臨してきた”職場の人間関係の悪さ”の逆張りをした取り組みが功を奏しています。

・・・いや、当たり前といえば当たり前なんですけど、これずっと課題だったのがようやく改善されてきた、という事になります。

まぁしかし、介護職の同僚や部下、あるいは上司に対する思いやりの無さは本当にひどいモノを感じた事もありますし、そういう人が利用者さんに適切に対応できるかというと疑問符がついて当然なんですよね。
なので職場の人間関係の悪さはサービスの質やパフォーマンスにも直結しているので、解決すべき課題のトップなんですよね。

そういう意味でも、職場の心理的安全性が注目されてしばらくしますが、ようやく介護現場にも浸透してきたのだろうと思いますし、多くの現場でリーダー層の育成や教育が整ってきた、という事になるのかもしれません。

また、早期離職の防止・定着の促進に取り組んでいる事業所に効果があった施策を聞くと、「仕事の内容は変えずに、労働時間や労働日を本人の希望で柔軟に対応している」が52.5%で最多。

JOINT

これも重要ですね。
どうしても子育てや介護に家事の両立をしている方が多い介護現場ですから、本人が働きやすいルールを作っていかないとそもそも働きにくいです。

こういう柔軟な働き方に対応できる職場が増えた事も喜ばしい事ですね。

◯ 残業削減、有給休暇の取得促進、シフト見直しなど=44.8%

◯ 賃金水準の向上=44.4%

◯ 仕事と家庭(育児・介護)の両立を支援する休業・休暇・短時間労働などの法制度の活用=43.6%

◯ 託児所の設置や保育費の支援など独自の子育て支援策=42.1%

といった答えも多かった。

JOINT

子どもの預け先や子育てに関係する内容が多いですね。
柔軟なシフトの見直しも子育て世代にはありがたいです。
そうした対応をしたとしても、お互い様だよね、という感じでチームでそれぞれが支えあっている現場が想像できます。

一方でうまく行かないチームというのは、こういう対応をすると不平不満が出てしまうんですよね。
自分たちはそんな事をしてもらえなかったとか、そこまでする必要ない、とか。それで働き手がこなくて自分たちの首を自分でしめている事にも無自覚だったりしてイチイチ説明して理解を求めるのも苦労した覚えがありますが、根気よくやっても中々腹落ちしてもらえないんですよね、こういう価値観の人って。

なので、結果としてはそういう人が居ずらい環境にして、そういう人が逆に働きにくい状態にして出て行ってもらう、というのが僕の中での最適解になっています。

チーム全体の利益を長期的な目線で見れて、それを互いに守れて互いを尊重して互いに助け合える人を残す感じですね。
こういう場合、人員が減ってもチームの目標が同じ方向を向いているので乗り越えられるケースが圧倒的に多かったですね。

働き続けるうえで役立っている職場の施策は何か? これを介護職に聞いたところ、

◯ ハラスメントのない人間関係の良い職場づくり=37.8%

◯ 仕事の内容は変えずに、労働時間や労働日を本人の希望で柔軟に対応している=35.9%

◯ 職場のミーティングなどで、介護の質を高めるための価値観や行動基準を共有している=33.8%

などが多かった。

JOINT

このあたりも最近よく目にするリーダー論では良く指摘されている内容なので、そういう職場づくりがどんどん進んで浸透しているのもうかがえます。

さぁ、介護現場は今なら働きやすくて処遇もなかなかよくなっていて、本当に面白い仕事なので、もし興味があれば思い切って飛び込んでみてください。

ウチの事業所でも募集してますよ~😊



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