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バタバタの日々。

インフルエンザによる学級閉鎖が登別市内でも隣町の室蘭市内でも広がっているようで、派遣調整など本当に大変な作業をサ責が中心に頑張ってくれています。

といっても、学級閉鎖の影響で出勤できなくなったパート職員さん以外は全員サ責なんですけどね。

そんな状況でも今月は凄い数の紹介が来ていて嬉しい悲鳴です。

1日で5件くらい紹介があったりと、スケジュール調整メインを担当してくれているサ責はてんやわんやですが、ぼく個人としては、この状況はもっと早い7月8月頃に来ると思っていたので、やっと来たか、という感じ。

サ責には、そういうこともあり得る事は開業当初から伝えて来たので、これがアレだ、楽しんで乗り切れ!とハッパをかけています。

実際、こんなくらい忙しくてキャパオーバーになるくらいの負荷が成長には欠かせないと思ってきますし、ぼく自身がそういうギリギリの経験から学んで成長してきた実感があるのでこの機会を存分に活かしてほしいと思っています。

おかげさまで障害福祉のサービスも12月スタートから数件開始できそうなのもありがたいです。

さて、ここまで順調にきてますが思ったより収益が伸びないなぁと思って色々計算してみましたが、どうも件当円がかなり低くなっているようです。

ざっと計算したところ、10月の実績でみるも2700円くらいでした。

6月頃は3500円くらいだったので、かなり減っています。

理由ははっきりしていて、予防の受け持ち件数が圧倒的に多いからなんですよね。
全体の50%が予防(事業対象者・要支援1・要支援2)の方でした。

わかってはいましたが、さすがに件当円が3000円を下回るとは思ってなかったので、なるほどそういう事で件数の割に収益が届いてないのか、と納得しました。

今までいろいろ訪問介護事業所の管理もしてきましたが、地域ごとに特色があって、件当円が4500円と所もあれば3500円の所もあったりでしたので、経験上一番低かった3500円を目安に経営予測を立てていたのですが、それ以上に件当円が低かったので収益が伸びませんでした。

要介護のサービスに比べると、要支援のサービスは割安になる設定なので、やはり要支援の方へのサービス(総合事業)の割合が増えると一件あたりの収入が減ってしまうのも当然です。

まぁ後発事業所なので仕方ない部分もありますが、例えば地域で介護しか受けません、という事業所があれば単価の高い介護のサービスはそちらに流れて、どこも受けたがらない予防のサービスがこちらに回ってくるという構図も出来上がるので、そうはなってないだろうけど、経営体力のある大手事業所ならそういうサービスを選ぶ経営もできるので、そういう点でも小さい会社の経営は難しいな、と思いました。

ただ、僕個人としては、このどん底の状態で黒字も出せる経営が出来ることの意味が大きいので、まずはこの土俵で結果を出すために何をどうするかを追求していきたいですね。

しかしそうはいっても人間です、件当円が4500円なら、3500円ならどうなってた?って計算しちゃいますよね。

それぞれ上記の件当円なら黒字になってました。いやぁ、500円の差って大きいですね。

今の経営は単価をいかに上げるかが重要ですが、公的に価格が決められている介護サービスなのでそうはいきません、サービスもケアマネの紹介がないと契約に至りませんので、そういう意味では要介護の利用者さんを紹介してもらえるような工夫は必要ですが、地域で困っているのを耳にするのは、要支援の方の受け皿がない、という事ですので、痛し痒しというか、そこの土俵で勝負して上手く経営できるようにしてみたい、という思いもあります。

将来、今受け持っている要支援の方が要介護になれば単価もあがりそうですが、今の制度だと要介護になるとケアマネも包括から地域の居宅介護支援事業所のケアマネに担当が変わりますので、その段階で他社の訪問介護事業所に切り替えられてしまう可能性もあるので、そうなったら酷いなぁ、なんて思いつつ、そうはならないようにより良いサービスを提供していくしかないな、と思います。

見通しはついてますが、さすがに件当円がここまで想定を下回ると経営予測も修正が必要なので、12月から第二期となるタイミングなので、ちょっといろいろやりくりを考えて第二期の見通しを見直して行きたいと思います。

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