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自宅での入浴。

先週は様々な取り組みがありましたが、その中でも開業当初から目標にしていた寝る前の入浴の支援に実際に入る事が出来たのは職員みんなで喜びました。

既にサービスに入っている利用者様にも、自宅での入浴がしたい希望がある方には寝る前の時間帯でも対応できますよ、と伝えておりもしかしたら今後増えていくかもしれません。

今回は、デイサービスでのお風呂も拒否が強く無理で、同居している家族も自宅での入浴が無理だったケースの相談があり、徐々に関係を作っていく中でまずは自宅でのお風呂に入れるような感じで支援できれば、という事で開始した就寝前の入浴介助のサービスでした。

デイでも無理、家族でも無理、という情報だったので初回訪問時には弊社のエース二人(サ責)を投入しました。(弊社の社員には、エースか新人しかいないんですけど)

サ責の一人は、お風呂に入れそうな感じはするけど絶対の自信が持てない・・・というような感じだったので、『まぁ、お前らが無理だったら次は俺が行ってスルッとお風呂に入ってもらうだけやけどな(笑)』という発破をかけて送り出しました。

個人的には、この二人がこの先も全くお風呂に入れそうにない感触を持ち帰ってくるか、徐々にお風呂に入れるようになる感触を得られるか、初日でお風呂に入れれるか、のどれかを持ち帰ってくると思っていて、事前の担当者会議で本人を見ている前述のサ責自身が”入ってもらえそうな感じがする”と言っていたので、初回でお風呂に入れてくるだろうとは思っていました。

案の定、普通の会話の流れの中でうまくお風呂に入ってもらえたようでした。

デイサービスだと、知らない環境や馴染みのない職員との関係で、特にお風呂やトイレの介助は拒否が強く出てしまうケースが多いですし、自宅でも家族はお風呂に入ってほしいという気持ちが先に出てしまって、家族ゆえに本人も素直にいう事を聞かなかったり拒否してしまったりするケースが多いかもしれませんが、自宅という環境で他人である介護職が本人に合った言葉かけなどを工夫して案内する事でうまく行ったのだろうと思っています。

今回は認知症の方だったので、弊社のベテラン職員にとっても得意分野ですので、しっかりと本人の状況に合わせた対応が出来た結果と思います。

認知症の方と一緒に食事を作ったり、一人で掃除ができない方が職員と一緒に分担して掃除ができて自分で綺麗にした所を見てすごく喜んでくれたりと、僕らにとっても面白い取り組みが少しずつ増えてきました。

この調子でこれからの多くの方と出会って、その一つ一つがより良い出会いになれるようにしていきたいです。

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