手洗い後は水けを拭き取らないと荒れる
乾燥する季節、夜の外回りは風が吹いていれば、寒さも感じる。
支店に戻るたび、手洗いをする。
手を振って水を切って、おしまい。
そんなことを繰り返していた。
真冬でもないのにアカギレになった。
庄田係長が
「江藤、おまえ 手を洗った後にちゃんと拭いてないだろ」
と、図星を刺された。
どうしても、他の人が手を拭いたタオルで、自分の手を拭くことに抵抗がある。
でも、この手のコンディションの悪さは、やっぱり手洗いの後の拭き取りが原因だった。自分で意識して、ハンカチを毎日持ち歩くことにした。
いや、当分の間は毎日なんて継続は無理だったけど、玄関の車のカギトレーに数枚重ねたり、上着の内ポケットに予備を入れたりした。
忘れたりする日も徐々に減って、ほぼ毎日持ち歩くようになった。
お客さんから、
「お湯じゃ乾燥するのが早いから、水が良いわよ」
とアドバイスをもらい、手洗いは水で行うようにした。
見る見るうちに手が治っていった。
どうしても指の先端の皮膚がざらつく。爪を洗う時に擦るところだ。
石鹸やハンドソープでは洗い過ぎないようにもした。
そもそも爪を短くしておくため、爪切りを机の筆立てに常備した。
手洗いは大切。同じくらい、そのあとのケアも大切だと実感した。
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