夫と話してみる」「どの辺を話します?
悪者に、自ら積極的になろうとする人は少ない。
できれば、良い人でいたい。そう思われたいと思っている人が大半だ。
訪問先で商品をオススメしたとき、きっぱりと断れないお客さんは、断り役を、他の身内を代打に起用する。
・「父と相談してみます」
・「妻に確認してから決めます」
・「息子にも聞いてみないと」
後日、あらためてオススメすると、
・「父が今のままで良いって」
・「妻が納得してくれなくて」
・「なんだか、息子がダメだって言うのよ」
といった感じで、お話しているご本人は賛同してくれているように見える。
そして、こちらはオススメする話を更に深く話したくても、断っている本人は目の前にはいない。
そんな感じを繰り返し、商品のご提案はしても、契約があがらない。
「○○に相談」
ときたら、
「わかりました。ちなみに、どの辺りを聞かれますか?」
そう聞き返すと、お客さんはハッとして、目の前のチラシやリーフレットを改めて読み出したりする。
明らかに焦っているように見てとれたら、
「でも、最後に決めるのは□□さん(目の前のお客様)・・・・でしょ?」
そして更に、
「もしも万が一、○○さんがご不要と言われても、□□さんとしては『やってもいいかな』とお考えいただいているのであれば、□□さんのお名前で、出来る範囲で結構ですので、ご契約をお願いします」
と、先の回答を想定してフォローを入れておく。
そして、翌日に伺う。
「昨日のお話、○○さんにお話しいただけました?」
(十中八九話していない)
「まだ話してなかった」
ここでお客さんの表情が芳しくなければ、ススメることを一切やめる。
それ以上は悪評に繋がるから。
申し訳なさそうに、話していないことを謝ってきた場合は、少し日を置いて再訪する。
それでも聞いてくれていない事が多い。
でもその時には、そのご本人様の名義で契約してもらえる確率が上がる。
展開を先回りして話を振っておくと、結果が違ってくる。
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